共感の嵐!漫画『本当の頑張らない育児』が教えてくれる、3つのこと

今の仕事だって、生活だって、最初はすべてが初めてだったはず。そのたびに、いろいろな失敗を繰り返し、わたしたちは成長をしてきました。そしてある程度の年齢になり、初めての大きな壁にぶつかる。それが、『子育て』です。

photo/PIXTA

ひとりの人間を育てていくということ、自分以外の人間の面倒を責任をもって見続けなくてはいけないということ。そのプレッシャーを前に、どんなに優秀な人だって、苦労し、つらい想いをしているのかもしれません。

そんな子育て中の方々に絶大な支持を受け、月間訪問者数が165万人を超えるWebメディア『コノビー』。このメディアの中で2017年に連載を開始して以来、総アクセス数500万PVを誇る人気連載漫画『本当の頑張らない育児』があります。

しっかり者で完璧主義者の主人公が、初めての子育てに苦労し、ときに夫婦でぶつかり合い、試行錯誤を繰り返しながら、ひとりの母親として成長していく様子を、ほのぼのとしたイラストで紹介しています。

担当編集者である三田村さやかさんのひとりの母親としての実体験や、子育て中の父親・母親へのヒアリング、ネーム(漫画の原稿)へのフィードバックがもととなっていることもあり、世の中の多くのお父さん、お母さんの支持を集めています。

当初、書籍化を視野に入れながらコマ数や話数を設計していた三田村さんでしたが、出版社の状況によっては確実に書籍化できるとはわからなかったそう。しかし、子育て中のお母さんを対象にしたワークショップを繰り返していく中で、書籍化をするべき、ある確信を持ち、三田村さんは実現に向けて動きだしました。

それは、「本になることで、夫婦で手を取りやすくなるから」というもの。

この本を片手に、「うちだったらどうかな」、「うちもこれ、実践してみる?」といった会話が家庭内で生まれ、本当の意味で『頑張らない育児』が実現できるのではないかと、三田村さんは考えたといいます。

今回は、そんな本書の中でもわたしがとくに気になった、子育てについての気づきを3つ、ご紹介します。

①たくさんの人の力を借りる、ということ

(画像:大事なのは夫の教育、じゃなかった…? / 15話 より一部抜粋)

同じ『家事』の中でも、得意不得意は誰にでもあります。何に変えても料理が得意な人、でも掃除は苦手。洗濯物を干すのは全然苦にならないけれど、ゴミはどうしてもたまりがち……など。それは誰でも一緒です。でも、苦手なことをできるようにするより、「誰かに頼っていい」という考え方を当たり前にしていいのだということを、この漫画は教えてくれます。

「誰かに」というのが、もちろん、親兄弟という『人』であるかもしれないし、シッターサービスや、家事代行サービス、はたまた家電かもしれない。夫婦で話し合い、得意なこと、苦手なことを一度オープンにさらけ出してみると、「ここの部分は、無理をしてまでやらなくていい」という解決策が出てくるかもしれません。

②ふたりで話し合い、相手を知ること


①でも紹介したシーンで、主人公の友達が言うこのセリフ。

「大事なのは、夫の教育より、お互いを知ることだったのかも」

実はわたしは、まだ結婚もしておらず、彼氏と同棲したばかりの32歳。子どもはいません。それでも、誰かと一緒に生活をしていくとなると、自分自身だけのことを考えていればいい、ということはなくなります。

もちろん、楽しいことばかりではなく、ときには習慣や考え方の違いで、お互いに不満を持つこともあります。そんなとき、周りの友人には「今のうちから教育しておかなきゃ、子どもが生まれてから苦労するよ」なんて言われて。「今日こそ言ってやるぞ」と意気込んで帰っても、文句を言ってしまうような言い方をして、結局、問題はなにも解決していない……なんてことがあります。

そう、ここで大事なのはきっと、自分が感じた不満を相手にちゃんと言葉で伝えること。

さらにその上で、相手がどう思っていたのかを聞くこと。もしかしたら相手だってとても疲れていたのかもしれない。何か、考えがあったのかもしれない。じゃあ、そんなとき、お互いが気持ちよくいられるように、どうやって解決していくか?

本音を伝えるのは、すごく疲れるし、言いだせないこともあります。でもときには無理をしてでも、寝る前にほんの少しだけ、ふたりで話す時間を作ってみることも大事なのかもしれません。

③子育てに、正解はない

(画像:家族の正解は家族によって違う。そして変わり続ける。 / 24話 より一部抜粋)

たくさんの育児本を読んだって、友人と話をしていたって、それがあなたの家庭でも当てはまる解決策だとは限りません。時代も変わり、世の中の考え方も、仕組みもどんどん変わっていきます。大切なのは、夫婦で助け合い、ときに失敗をしながら、いかに、親である本人たちが楽しんで子育てをしていける環境をつくっていくか、ということ。

不安に思うこともたくさんあるでしょう。でも、正しいのか間違っているのかということではなく、この考えを普段から持っておくことが、何より大切なことのような気がしました。

子育ての『壁』にぶつかったときに、読んでみてほしい

photo/PIXTA

毎日育児で悩んでいるお父さん、お母さんにぜひ手に取っていただきたい本作。この本は、子育てにまつわるハウツー本ではありません。しかし、自分が普段している「こうあるべき」という考え方ややり方をよりよい方向へ持っていくためのヒントがたくさん散りばめられているような気がします。

もちろんこの本を読んでも、子育てがすべてうまくいくわけではなく、苦労も簡単には消えないでしょう。それでも、この漫画を読むことで夫婦の会話が生まれ、そして家庭に笑顔が生まれますように。そう、願うばかりです。

紹介した本はこちら

『本当の頑張らない育児』(ホーム社)
著:やまもとりえ

「私、なんのために頑張ってるんだっけ……」。育児も家事も私ならやれる、そう思っていた頑張り屋な主人公”わたし”。だけど実際に子どもが生まれてみると現実は大違い。大人気イラストレーターやまもとりえが贈る「わたしらしい子育て」を巡る物語。十人十色の夫婦の形と頑張らない子育て、それぞれの「幸せ」を考えてみませんか?

 

photo/CaSyジャーナル

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