【特集】5th story_僕のうちの平和

僕はいつもお母さんに怒られてる。
「敦!宿題はやったの?学校の準備はした?言われる前に自分でやりなさいって何度言ったらわかるの?」
確認ばっかりするし、早く早くしか言わない。僕だって小学生なりにいろいろ忙しいんだって思うけれど、お母さんはそんなのお構いなしなんだ。
今朝だって、明日学校に持っていく上履きを「洗って」って出したら、鬼みたいな顔で怒られた。
「明日持っていくのに、なんで今日出すのよ!しかも、なんでこんなに真っ黒なの?一体、どういう履き方したら……」
今日はお父さんが洗うよ、って助けてくれなかったら、遊びに行けないところだったかも。

友達と遊んだ帰り道、今朝のお母さんの顔を思い出して、ちょっと落ち込んだ。そういえば、明日持っていく集金袋も出してない。絶対にまた怒られる。
「ただいま」
恐る恐る家に入ると、CaSyさんに会った。そっか、今日はCaSyさんが来る日だったんだ。
「あら敦くん、お帰りなさい。いつも元気で素晴らしいわね!」
ニヤリと笑って手を振り、CaSyさんは帰っていった。お母さんを見ると、あれ?なんか、ニコニコしている。
「おやつがあるから、手を洗ってきてね」
しかも優しい。洗面所で手を洗っていると、お風呂場に置いてあった僕の上履きが見えた。あんなに真っ黒だったのに、真っ白になっている。お父さん、洗ってくれたんだな、って思った時だった。お父さんがニヤニヤしながら洗面所に入ってきた。
「敦、上履きキレイになっただろ?」
「すごいね!ありがとう!」
「どういたしまして、って言いたいところだけど、この上履きを洗ったのはお父さんでもお母さんでもないんだ」
「え?じゃあ誰が洗ったの?」
お父さんがこっそり、僕に耳打ちをした。
「CaSyさんだよ」
え?CaSyさんが?お父さん、洗ってって頼んだんだ。そう思ったけれど。
「お陰でお母さんはニコニコだ」
ふーん、CaSyさんは上履きも洗ってくれるんだ。とにかく、お母さんの機嫌がいいなら、ラッキーだ。この隙に、おやつ食べちゃえ。テーブルの上に置かれたケーキに手を伸ばす。
「本当にありがたいわよね。あんなに真っ黒な上履きまで洗ってくれるなんて」
お母さんは笑顔でコーヒーを飲みながら、お父さんと話している。どうやら、僕の上履きが汚すぎて、お父さんもお母さんもCaSyさんには頼めなかったらしい。でも、CaSyさんがこっそり洗ってくれたんだって。
「頼んでないのに洗ってくれたのは、すごいよな。『こんなに真っ黒になるのは、元気に走り回ってる証拠ですよ』ってさ」
お父さんも笑っている。
「その心遣いよね。お願いしたいって言う前にやってくれるんだもの」
お母さんの褒めポイントは“言われる前にやる”ってことらしい。ふーん。それなら僕も今日から始めてみようかな。とりあえず、集金袋を今すぐ出しておこう。そうすれば、お母さんもお父さんも「ありがとう」って言うかな。
「CaSyさんって、我が家のヒーローね。いつも窮地を救ってくれるもの」
お母さんがそう言うと、お父さんはコーヒーを吹き出しそうになるほど笑いながらも、「そうかもな。我が家の平和を守ってくれてるし」と僕の顔を見やった。

ふーん。どうやら、僕のうちの平和は、CaSyさんに守ってもらっているらしい。

credo 5
ささやかな心遣いで、少し上の「ありがとう」

お客様の期待レベルを正しく理解する。
見えないところも手を抜かず、お約束したことを確実に。
そしてお客様の気持ちが少しだけ温かくなるような、私たちならではの心遣いをそっと添えられたら。

photo/PIXTA

この物語はフィクションであり、実在の人物・団体等には一切関係ありません。

【特集:これがCaSyのキモチです。】

その他のお話は、こちらから読めます!
・1st story_おうむ返し
・2nd story_魔法使い
・3rd story_天職
・4th story_癖
・5th story_僕のうちの平和
・6th story_未来を創るのは

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