インフル&風邪の季節必見!子どもが苦手な粉薬を飲ませる方法
風邪や胃腸炎などが流行するこの時期、子どもに薬を飲ませる機会も増えますね。でも、薬を嫌がる子は多いもの。とくに粉薬は難しいというお子さんが多いようです。薬の種類によっても、飲めたり、飲めなかったり……。とはいえ、病気を早く治すためにも薬はどうにかして飲ませなくてはなりません。
そこで、今回は子どもが苦手な粉薬をスムーズに飲ませる方法をご紹介します。
①少量の水で練る
ほんの1滴の水で粉薬を練って丸め、頬の内側に塗るという方法です。薬の量はほとんど変わらず、粉状の時のように口の中には広がらないので、飲みやすくなります。
頬の内側に塗ったら、水を飲ませましょう。ただし、口の中に水を含んだままにしてしまうと薬の味を感じるので、水は一気に飲むことがコツです。口に含んだ水の量が多すぎると飲み込めませんので、薬を口に入れる前に、一気に飲める水の量を計ってあげるとよいかもしれませんね。
②味の濃いものに混ぜる
薬の嫌なところは、なんと言っても“味”ですね。子ども用の薬は飲みやすいようにイチゴやオレンジなどの味にしてあるものが多いのですが、やはり薬……お菓子のように素直に「おいしい!」と感じられないものも多いようです。
子どもが味を嫌がる場合は、それ以上に濃い味に混ぜてしまうのがよいでしょう。甘い味が好きならば、チョコレートソースや練乳、アイスクリームなどがいいですね。甘い味が苦手な場合は、海苔のつくだ煮なんかもよいかもしれません。
ただし、この飲み方の欠点は、飲むものの量が増えてしまうこと。食の細いお子さんは飲みきれないこともありますので、十分ご注意ください。
③ゼリーで包む
粉薬の場合、「のどを通らないから」という理由で嫌がられることがあります。なかなか飲み込めないうちに薬の表面のコーティングが溶けてしまい、苦みを感じてしまうのです。
このような場合は、ゼリーで包むと味を感じさせず、のどの通りもよくなり、飲みやすくなります。最近では、お薬の苦みをしっかり隠しながら、薬自体の吸収を邪魔しない、安全なゼリーも市販されていますし、普通のお好みのゼリーでも大丈夫です。好きな味のゼリーで試してみるとよいでしょう。
ただ、粉薬をゼリーで包むのは結構難しいもの。ひと手間かかりますが、一度水で練った薬をゼリーに混ぜると包みやすくなるかと思います。
④氷にする
薬を水に溶かして氷にするという方法です。氷を口に入れると冷たさで舌がマヒして味を感じにくくなるため、飲みやすくなるよう。ただ、事前に作っておかなければならないことと、持ち歩けないというのが欠点と言えます。
水に溶いたものでは苦さを感じる場合、ジュースに溶かして氷にすれば、さらに味がごまかせますね。ただし、薬によってはジュースと相性の悪いものもありますので、注意してください。
⑤そのまま飲ませる!
「あれやこれやと試してもダメで、最後にそのまま飲ませたら、意外と飲めた!」なんていう話をよく聞きます。ごまかすよりも、飲まなくてはいけないものとして納得しているので、案外嫌がらないようですね。
始めは飲んだ後の口直しに、キャンディやチョコレートなどを食べさせるといいでしょう。ある程度、親の話が理解できるようになったら、「薬は苦いもの。でも、病気を治してくれるから、我慢して飲もうね」と言い聞かせてください。子どもも病気が治るならと我慢ができるようになるはずです。
そのまま飲めるようになったら、もう薬はなんでもこい!ですね。年齢とともにそのまま飲むことに慣らしていくことも大切です。
薬が飲めたら、褒めてあげて
嫌がる子どもに薬を飲ませるのは一苦労です。うまく飲ませられないこともあるでしょう。だからと言って怒ったりするのではなく、親はあまり構えすぎずに、笑顔で飲ませてあげましょう。
そして、頑張って薬を飲んだら、とにかく大げさに褒めてあげてください。褒められることによって、薬を飲むのは嫌なことばかりではないのだと教えてあげてくださいね。
また、病気を早く治すために薬はもちろん有効ですが、子ども自身の治癒力も必要。ですから、飲ませられなかったとしても「今回はしょうがない」という気持ちで、次のタイミングに再挑戦しましょう。
photo/PIXTA
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