子供に教えていますか?親が教えるケンカ撃退3つの方法
子供のケンカに親の仲裁が必要な場合があります。
いじめや嫌がらせの質が悪くて、子供の心を蝕んでしまうような場合。親が仲裁に入る必要があります。
でも、いつもいつも子供のケンカを仲裁するのはどうでしょうか。
誰かともめるといつも親が助けてくれると感じている子は、他の子供と友情を作っていくことが難しくなるでしょう。ある程度は子供の時代にケンカを通して人との付き合い方を知っていきます。しかし、できる事ならケンカをする子ではなくて、他の人と仲良く良い関係を気づける大人に成長してもらいたいと多くの親は思うのではないでしょうか。
今回は、ケンカを撃退しながらも人と友達になれる方法を、親が子供にどの様に教えることができるかをご紹介したいと思います。
暴力は弱い人がすること。親切は強い人ができる事。
子供のクラスメイトの中に、暴力的な子がいますか?暴力とは、力以外にも言葉の暴力があります。また、仲間外れや嫌がらせという形で、暴力をふるう人がいます。
子供は、時として暴力的な人を強い人と感じるかもしれません。でも、それは間違いです。
なぜなら、人に暴力をふるう人と友達になりたい人はいないからです。
暴力をふるう人は、自分に自信がなかったり、寂しい気持ちを隠すために、また友達がいないことを隠したりするために暴力をふるう場合があります。本当は、弱い人が人に暴力をふるうのです。
では、人と友達になれる人はどんな人でしょうか。それは、親切な人です。親切な人を弱い人と見る人も多くいます。でも、人に親切を行ったり、正しいことを行い続けるには勇気がいります。親切は、本当はとても強い人しかできないことです。
親は、どのように子供に親切を人に示すように教えることができるでしょうか。親切の行為というものは、言葉では教えられません。手本が必要です。親の皆さん、皆さんが家族の中で行っている親切な行為を子供は見て学びます。
妻は夫に。夫は妻に。親は子供に。親切な言葉や行動を日常的にしていますか?
人とケンカをする子ではなく、人と友達になれる子に育ってほしいのなら、親の皆さんが家族の中で手本を見せましょう。日常的に家族への親切を行い続けるのなら、子供は親の言葉ではなく行動から学んでいきます。
ケンカを仕掛けられた時の対策を教える。
嫌味を言われたり、押されたり小突かれたりしてケンカを売られたらどうしますか。自分を守るために子供にそうした状況をどのように回避することができるかを、どのように教えられるでしょうか。
ケンカを売られたら、買えばいい。と言われる人もいますが、そうした場合状況は悪くなることの方が多いでしょう。もし、仕掛けられたケンカに勝ったとします。でも、さらに仕返しをされるという事の方が多いのではないでしょうか。
では、どのように対策をすることができますか。
ケンカを仕掛けられたら、その場から離れるという方法ができます。その場から離れるという事は、逃げることとは違います。暴力を受けないために、状況を自分でコントロールをするのです。その場から離れるには、勇気が必要です、正しいことを行うことができる強い人だからその場を離れることができるという事を、子供に教えましょう。
ケンカを仕掛けられたなら、しばらくは友達と一緒に行動をするように教えましょう。状況が落ち着くまでは、一人で行動するは危ないからです。
そして、親にその状況を話すように子供に教えましょう。親に話す事を「告げ口」のように子供は考えるかもしれません。でも、親が事情を知っているなら、子供だけでは対応できないときに必要な対応をすることができる事を、問題が起こっていないときから子供に教えていきましょう。
ケンカをしている子を見た時の対策を教える。
自分がケンカをしていなくても、クラスメイトがケンカに巻き込まれている場合があります。そうしたときの対応をどのように子供に教えることができますか。
まずは、どちらかの味方をするのは良策な事ではないことを教えることができます。どうして良策をは言えないのでしょうか。
それは、ケンカが始まったいきさつや理由を全て知っていないことの方が多いからです。
昔の格言に「通行人が自分に関係のない争いに興奮するのは、犬の耳をつかむようなものだ。」という言葉があります。
興奮している犬の耳をつかむなら、必ず犬にかまれます。同じように、自分が原因で起きているケンカではないのなら、口出しをするのは良策とはいえません。
もし、ケンカが暴力という形にエスカレートをしているのを見るのなら、すぐに先生に知らせに行くように教えましょう。
陰湿ないじめにエスカレートしているのなら、親か先生にそのことを伝えるようにしましょう。そうした状況を大人に知ってもらう事で、クラスメイトは助けを得ることができるからです。
まとめ
ケンカに対しての親が教える撃退法というものは、ケンカをしていないときにどの様に子供に教えているかが本当の撃退方法と言えます。
あなたは、お子さんにケンカに対しての教育を行っていますか?
もし、まだやっていないと思うのなら、子供が問題を抱えていないときから時間を取って何度も何度も教えていきましょう。そうするならケンカをする子ではなく、友達をたくさん作ることができる子に成長していくことができます。
この記事を読んでいる人は
こんな記事も読んでいます