共働には欠かせない!?子育・家事を助ける「忍耐」 2つの練習方法

「忍耐」
こうした言葉を聞くと、辛い事というイメージを持つ人は多くいます。

でも、共働き子育てという、忙しい生活を送っていくにも、家事を行う事にも、忍耐力があると、今まで感じていた大変さや、辛さを和らげることができるのです。

今回は、忍耐力をトレーニングするための3つの方法に関して、解説をしていきたいと思います。

忍耐力が必要な場面：　仕事

仕事を行うのにも忍耐力は欠かせないことが多くあります。

例えば、職場での人間関係。
意見が分かれたとしても、自分の意見ばかり主張してもいられません。こうした場面では、良いコミュニケーションを取っていくことが、必要になってきます。

こうした時に、忍耐する力は、必要な能力になります。

忍耐力が無い人は、短気な場合が多いため、相手の話をゆっくり聞くという心の余裕がありません。
また、相手の考えを汲み取るための、深い話をすることも苦手です。

人間関係を築くために、会話は欠かせません。意味ある会話をするためにも、忍耐力は欠かせない能力と言えます。

そのほかにも、情報を理解し処理する能力にも忍耐力は欠かせません。

文章を読むという事にも、忍耐力が必要だからです。
それに、仕事での情報というものは、メールのように一言で終わる文章ではありません。
そして、書かれている内容を理解する為、考える必要があります。考えるのにも、忍耐力は必要です。

忍耐力が必要な場面：　家事

家事は、ある意味では、終わりの見えない仕事という事ができます。

でも「家を清潔に保ち、家族の健康に気を配るため、食事を用意する事が家事。」と考えるのなら無理な仕事とは言えません。

家事を行うにも求められる能力があります。それは忍耐力です。忍耐力が無い人は、家事を終わらせるという事ができません。なぜなら、長い時間をかけて仕事を終えるための、根気が無いからです。

料理を考えても、ある程度の時間を集中し、忍耐して行っていく必要があります。

集中していないなら、どうなるでしょうか。もしかしたら、包丁で指を切ってしまう、という事故につながるかもしれません。
また、食材を焦がしてしまうこともあります。
子供が近くにいるのなら、子供がケガをしてしまうかもしれません。

忍耐力が無い人は、すぐに物事が解決されないことにイラつきます。根気が無いからです。 根気が無いために、集中して家事を行う事が難しくなっているので、家事はいつまで経っても終わらず、先延ばしの状態になりやすくなります。

忍耐力が必要な場面：　子育て

子育てにも、忍耐力は欠かせません。
例えば、乳児は自分一人では何もできません。すべてのことを、親が面倒を見てあげる必要があります。それを、何年も長期間行う必要があります。

少し大きくなって、自分で着替えなどができるようになっても、忍耐力は欠かせません。 何を行うにも、子供は時間がかかってしまうので、共働きの夫婦にとって、イライラすることも多いかもしれません。

でも、何でも親がやってしまうなら、子供が学ぶ事ができないので、忍耐して子供が行うように待つ必要があります。

子供が 学校に上がっても、親は忍耐する事が欠かせません。
学校の成績。子供の人柄の教育。その他にも、子供を教え成長させるためには、時間がかかります。

それに、子供にも感情があるので、親の思う通りはならず、親子でケンカをする事も、あるかもしれません。
こう考えると、子育て期間には特に「忍耐力」が欠かせなくなってくると言えます。

忍耐を訓練する方法1　 ストレスの原因を考える

共働きで子育て。そして家事、という忙しい生活をしていると、イライラしてしまう事があると思います。

家族のことを考えたら、イライラしないようにと思っても、なぜかイラついてしまう……。
そんな時は、まずストレスの原因を考えてみると忍耐する力を訓練することができます。

例えば、夕食の準備をしているときに、子供が用事を言ってきたために、思っているように料理ができなくて、イライラしていると感じるかもしれません。

イライラの原因は何でしょうか。
料理で忙しいのに、声をかけてきた子供？
料理の支度を、手伝うことをしない夫？
確かに、そうした要素もあるかもしれませんが、ストレスの原因を自分以外の人に向けて考えると、ストレスが多くなります。

自分以外の人を変えるという事はできないことです。なので、自分の中にある、ストレスの原因を見つめて考えてみましょう。

どんなことに原因があるでしょうか。
もしかしたら、仕事から帰ってきたら、すぐに料理に取りかかっているため、気持ちが料理に集中できていないからかもしれません。
それとも、会社の仕事のことで、気になることがあるからでしょうか。

そうした原因が見えたのなら、その原因に関しての、対処を考えてみましょう。
仕事から帰ってきたら、すぐに料理に取りかかっているため、気持ちが料理に集中できていないのなら、帰り道か、帰ってから、気持ちを切り替える「何か」を、行う事ができるかもしれません。

どんなことが、できますか。
例えば、帰ってきたら夕食作りの前に、10分だけ、お茶とお菓子で休憩をする。という方法もあります。
また、帰ってきたら、携帯電話の電源を落として、気持ちを無理やり切り替える、という方法もあります。

あなたにとっての、イラついてしまう原因を考えて、その対策を取る。それが、忍耐力を訓練する一つの方法になります。

忍耐を訓練する方法2　予定を見直す

・予定がたくさん入っている。
・連絡を取らないと、いけない人が多い。
・仕事が多すぎる。
つまり、自分の行動をコントロールすることができていないので、イラついてしまったり、仕事の忘れが生じたりします。

効率的に仕事や子育て、家事を行いたいと思っても、結果的には効率的にできていない事実に、落ちこんでしまったりもしますね。

忍耐する力とは【自分をコントロールする能力】と言い換える事ができます。 自分で、自分のことをコントロールするために、欠かせないことは、自分の行動を知っておく事です。

自分の行動とは「予定」とも言えますね。 なので、予定を見直してみる事は「忍耐力」を訓練する方法の一つになります。

どのように、予定を見直してみることができるでしょうか。
まずは、自分の日課を書き出してみましょう。
その次に、「欠かせない予定」「ペースを落とすことができる予定」「助けを求めることができる予定」に分けていきます。

欠かせない予定とは、絶対に行う必要のある予定です。なので、優先順位が高いものになります。
例えば「会社の仕事」「家事の時間」「子供と過ごす時間」が当てはまるかもしれません。

ペースを落とすことができる予定には、自分の趣味の時間。SNSでの交流の時間。テレビをぼーっと見ている時間などが当てはまるかもしれません。

自分の趣味や、好きな事を行うための時間で、休息の時間が少なくなっているため、時間が無いと感じてイラついたりしていることも多くあります。

自分で自分をコントロールする事は、自分の体調を管理する事も含まれています。
休息することによって、集中力が高まり、欠かせない予定が短時間で行えるようになる場合もあります。

助けを求めることができる予定には、家事の分野での、時短方法などが含まれるかもしれません。

イギリスは共働き世帯が多い国です。家事を効率的に行うために、手の込んだ料理は週末に行い、平日はシンプルな料理で済ませる方法を、行っている家庭も多くあります。

日本で、イギリスと同じやり方をすることは、難しいかもしれません。でも、考え方は、参考にすることができます。

例えば、掃除は家事代行に週1回依頼を出し、自分が行う家事の労力を少なくする事もできます。また、食事に関しても、手の込んだ料理は週末に作り、平日は短時間で夕食を作るため、食材の宅配を利用する方法もできます。

CaSyでも、料理代行のサービスが始まりました。材料の下ごしらえや、作りおかずをCaSyにお願いして、メインの料理だけを作るという時短方法も、活用できます。

あなたの日課は、予定がつまりすぎているために、ストレスがたまり、忍耐を難しくしていませんか。
一度、予定を見直して、シンプルな予定を心がけることで、忍耐する余裕を、心に持つことができるようになるかもしれません。

【まとめ】

共働き子育て世帯が、仕事・子育て・家事を行っていくのに欠かせない能力「忍耐」に関してご紹介しました。
忍耐力は辛い事というイメージがあるかもしれません。でも、忍耐力があるから、暮らしが豊かになっていくのです。

ぜひ、あなたも忍耐力を持つ為の、練習をされてみてください。