あなたは実践できてる？効果的な怒り方のコツ4つ

子育てをしていると、どうしても子どもを怒らなければいけない場合があります。イライラして、つい感情的に怒鳴ってしまった経験は誰にでもあるでしょう。

実は効果的な怒り方には、4つのコツがあります。今回はそのコツをご紹介します。

例え自分に余裕がない時でも、このコツを頭に入れて子どもと向き合うことで、思った以上に子どもは言うことを聞いてくれるものです。

【1】短い言葉で簡潔に

1つ目のコツは、伝える言葉にあります。子どもを怒る時には、ポイントを明確にして短い言葉で伝えるのが重要なのです。ダラダラと長時間話していても、子どもは集中して聞くことができず、怒りたい内容が伝わりません。

しかも内容が伝わらないだけでなく、怒られたという嫌な気持ちだけが残ってしまうのです。

怒る時には、なるべく短い言葉で簡潔に伝えましょう。子どもが納得していなくても、言い方をあれこれ変えるよりも、なるべく短いワンメッセージを簡潔に伝えることが効果的です。

【2】子どもがダメなことをしたらすぐに怒る

怒るタイミングも重要です。子どもが何かダメな事をした場合、すぐにその場で伝えなければいけません。

その場では見逃しておいて、後から「あの時のあれはダメ」と伝えても、子どもには伝わらず、時には混乱してしまいます。そのため、基本的にはその場ですぐに怒ることが大切です。

静かな場所で、その場では怒りづらい状況だったとしても、小さい声で伝えるか、別の場所に連れ出すなどして、すぐに伝えるようにしましょう。

【3】感情的にではなく、冷静に諭す

親も人間なので、感情的になってしまう場合もあります。しかし、それが当たり前になってしまわないように注意が必要です。感情的に怒ってしまうと、子どもは親が怒っていて怖い、という感情だけが先に立ってしまい、怒っている内容が伝わりません。

せっかく怒っているのに伝わらないと、子どもが同じことを繰り返すこともあり、それを見てまた親が怒る、という悪循環になってしまいます。子どもに伝えるためには、なるべく冷静に諭すことが必要なのです。

大声で怒鳴るよりも、落ち着いて冷静なトーンで話す方が子どもには伝わります。自分がカッとなっていると感じたら、心の中で10秒数えてから怒るなど、気持ちを落ち着かせるように心がけましょう。

ある程度の年齢になってきたら、「なぜダメだったかわかる？」と問いかけて、自分で考えさせるのも効果的。自分で答えを導き出すことができたら、「そうだね。次はそうしようね」と励ますと良いでしょう。

【4】怒った後にはしっかり褒める

ダメなことをした時には怒ることはもちろん大切ですが、大好きな親に怒られるというのは、子どもにとっては辛いこと。そのため、その後のフォローというのはとても重要です。

例えば、怒った後に謝ることができたら、しっかりと抱きしめてあげましょう。また、できなかったことができるようになった時や、怒った内容が改善された時には、大げさなくらいに褒めるくらいでOK。

できたことを褒められれば、その時の気持ちは子どもの中に残るもの。達成感を味わうことができると、その後もできるように努力しようという気持ちになります。

【おわりに】

子どもを怒ることは、子どもだけでなく親にとっても、精神的に辛いことですよね。しかも子どもは何度も同じことを繰り返す場合もあるので、親の方も忍耐力が必要。もしついカッとなって怒鳴ってしまった場合などは、少し子どもから離れて冷静になる時間を持ちましょう。

子どもを怒る時の基本は愛情を持って接すること。それを忘れずに子どもに接するよう心がけましょう。