裏ワザ公開！マンションの網戸掃除の簡単なやり方とおすすめ道具

大掃除や日々の家事の中で、網戸の掃除は比較的手間がかかる項目の一つです。
しかし、汚れた網戸は視界を遮るだけでなく、風通しも悪くします。
適切な方法で定期的に掃除を行うことで、明るく清潔な生活空間を保つことができます。
本記事では、網戸掃除の基本的な手順からマンションでの網戸掃除のポイント
汚れの種類と対応策、そして網戸掃除に適した道具や洗剤まで詳しく解説します。

網戸掃除のやり方

網戸掃除は年2回、春と秋に行うことが一般的です。
以下に基本的な清掃手順を紹介します。

網戸の外し方

網戸掃除を行う前に重要なのが、網戸の外し方です。
不適切な方法で外すと、網戸自体が壊れてしまう可能性があります。

はじめに、レールの外れ止めのネジをドライバーで緩め外します。
外れ止めは基本的に、網戸側面の一番上、左右に付いていることが多いです。
その後、網戸をゆっくりと水平に持ち上げて外しましょう。
無理に引き抜くと網戸が破れる恐れがありますので、そっと持ち上げてください。

水洗いの方法

水洗いは網戸全体の汚れを落とす重要な工程です。
以下にその手順を詳しく説明します。

1. ホースかバケツを準備
ホースがあれば便利ですが、なければバケツに水を入れて使用します。
温水でも大丈夫ですが、高温の湯は網戸の素材を傷つける可能性があります。

2. 表面の汚れを落とす
網戸専用ブラシで表面を優しくこすって汚れを浮かせます。
強くこすりすぎると網戸を痛める恐れがあります。
次に、水を使って網戸全体を洗い流します。

3. 網戸を裏返しに
網戸を裏返して反対側も同様に洗います。
全体の汚れが落ちたら、水でしっかりと洗い流します。

このような手順で一度、しっかりと網戸の汚れを洗い落とすことで
長い時間きれいな状態を保つことができます。
また、この洗い流し作業は定期的に行うと、汚れがこびりつくことも少なくなります。

乾かす方法

洗った網戸を乾かす際、最も一般的な方法は自然乾燥です。
しかし、そのまま自然乾燥させると、網戸の網目の間に水滴が溜まりやすいです。
水滴はカビの原因になるため、まずはタオルでざっと水分を拭き取りましょう。

タオルを利用して水分を拭き取る際、優しく撫でるように拭き上げると
水分が網の隙間から吸い取られやすいです。
また、網戸の枠にも水が残りやすいので、しっかりと水分を拭き取りましょう。

その後、屋内ではなく風通しの良い屋外で自然乾燥させます。
強い日差しの下で乾燥させると、網戸が縮んだり変形したりする可能性があります。

急いで乾かさなければならない場合や、天候が悪い場合は、
ドライヤーを利用するという方法もあります。
この場合、熱風ではなく冷風を使用しましょう。
網戸への直接的な熱風は網戸を痛める可能性があります。

乾燥は、全面が完全に乾くまで時間をかけて行い、カビの発生を防ぐことが大切です。

マンションでの網戸掃除のポイント

マンションの網戸掃除は一戸建てとは違い、限られた空間を考慮する必要があります。
ここではマンションでの網戸掃除のポイントについて詳しく述べていきます。

マンションの網戸の特徴

マンションの網戸は一戸建ての網戸と比べ風圧、直射日光、雨風など
厳しい環境に耐えうる強度が求められます。
その為、素材や作りが頑丈で、それに伴い頑固な汚れが付きやすい傾向があります。
また高層階ほど風通しが良いため、細かなチリや埃も積もりやすくなります。

マンションでの網戸の洗い方

基本的な洗い方は一戸建ての網戸掃除と変わりませんが、注意点もあります。

まず、バルコニーで水洗いする場合、周囲へ水が飛ばないよう気をつけることが重要です。
大量の水を使用すると、下の階に水が落ちてしまう可能性があります。
細かい霧状の洗浄モードがついたシャワーヘッド等を併用し、水量を調節しましょう。
水しぶきが気になる場合は、お風呂場で洗うこともおすすめです。

また網戸を廊下や共有スペースで乾かす行為は、マナー違反となることがほとんどです。
そのため、室内で網戸を立てかけて乾かすか、バルコニーに立てかけて乾かします。

網戸掃除の注意点

網戸掃除をする際、注意すべきポイントがいくつかあります。
適切に掃除を行うことで、効率的に網戸の汚れを取り除くことができます。

汚れの種類

網戸の汚れは主にホコリや虫の死骸、皮脂や食べ物の油汚れが目立ちます。
これらの汚れにはそれぞれ適切な対応策が必要です。

1.  虫の死骸
虫の死骸がこびりついて取れない場合は、ブラシでこすり落とします。
なお、強くこすり過ぎると網戸が破れる可能性もあるので注意が必要です。

2. ホコリ
ホコリやゴミは、ブラシを使って隙間までしっかりと掃除した後
水を湿らせたスポンジで拭き上げます。

3. 皮脂や油汚れ
皮脂や食べ物の油汚れは、水洗いだけでは落ちにくいことがあります。
このような場合は、少量の中性洗剤を使って洗うと良いでしょう。

天候と時間帯の選び方

網戸掃除を行う上で、天候や時間帯の選び方も重要なポイントとなります。
これらを意識することで、作業効率や網戸へのダメージを抑えることができます。

天候
通常、網戸の掃除には水を使うので、天候によっては乾燥に時間がかかる場合があります。
雨の日は避け、日照の良い日を選ぶと、素早く乾燥させることが可能となります。

時間帯
網戸掃除の時間帯は早朝が良いとされています。
早朝のうちに洗うと、その後一日でじっくりと乾燥させる時間が確保できます。

網戸掃除の裏技

網戸の掃除をする上で、少しでも楽に効率よく行えるための裏技をご紹介します。

つけ置き洗い
洗剤を塗布し5～10分ほど放置すると、汚れが柔らかくなり落としやすくなります。
スプレータイプの洗剤は網戸全体に均等に塗布しやすいのでおすすめです。

網戸掃除におすすめな道具・洗剤

網戸掃除には適切な道具と洗剤の選択が大切です。
これらを適切に選ぶことで、汚れをきれいに落とすことが可能になります。

網戸掃除におすすめな道具

1. ブラシ
まず始めに必須なのがブラシです。
硬すぎると網戸を傷つけてしまう可能性があるので、網戸用ブラシを選びましょう。

2. バケツ
ホースが使えない場合、バケツが必要になります。
また水と洗剤を混ぜる場合や、汚れたブラシをすすぐ際にも便利です。
最低2つのバケツがあるとより良いでしょう。

3. 洗剤を塗布するスポンジ
洗剤を直接網戸に塗布する際には、スポンジが便利です。
網戸に優しく洗剤を塗布できるので、傷をつけることなく汚れを落とすことができます。

4. 乾拭き用のクロス
最後に水分をしっかり取り除くために、乾拭き用のクロスが必要です。
吸水力の高いマイクロファイバークロスがおすすめです。

網戸掃除におすすめな洗剤

1. クエン酸
クエン酸は天然成分であり、錆を除去し、汚れを分解する力があります。
まず、クエン酸を1リットルの水に対し大さじ1杯の割合で溶かします。
それをスプレー容器に入れ、網戸に吹きかけます。
5分ほど置いた後、ブラシなどでこすり、水でよく洗い流しましょう。

2. 網戸用クリーナー
これはスプレータイプになっており、固着した汚れも簡単に落とすことができます。
網戸に吹きかけ、3分程度浸透させてから、ブラシでこすれば網戸がピカピカになります。

3. 重曹：
重曹は自然の成分なので環境負荷も低く、家中の掃除に使えます。
網戸掃除で使う場合は、重曹を水で溶かした液をスプレー容器に入れて作業します。
均一に吹きかけた後、ふき取り、水でしっかり洗い流しましょう。

まとめ

今回は網戸掃除の基本的な手順から始まり、マンションの網戸掃除のポイント、網戸掃除の注意点、掃除の裏技・コツ、そしておすすめの道具・洗剤まで詳しく解説しました。

網戸掃除はいかに効率良く、また網戸を傷めずに行うかが重要と言えます。
今回の記事を参考に、快適な生活空間に向けて、ぜひ網戸掃除に挑戦してみてください。