お風呂掃除には正しい手順があった!簡単・効果的な掃除のやり方も
お風呂掃除と一言で言っても、浴槽だけではなく床や壁、鏡に排水口など掃除する箇所が多いお風呂場。日々のお風呂掃除の際は、まずは浴槽から洗うという人も多いのではないでしょうか?
しかし、実はお風呂掃除には、正しい順番があるのです。今回は、お風呂掃除の正しい手順と、各箇所の掃除のポイントなどを紹介します。あなたのお風呂掃除、もしかしたら間違っていたかも……!?
お風呂掃除の正しい手順や掃除頻度は?
先ほども書いたように、お風呂掃除の際はどうしても浴槽から掃除を始めがち。でも、ちょっと待って!お風呂掃除をしたら、必ず最後に水やお湯で洗剤を流しますよね。その時、当たり前ですが、水は上から下に流れていきます。ですから、お風呂掃除は上から下に進めていくのが鉄則です。
つまり、鏡や壁→浴槽→床→排水口ということになります。
この順番でお風呂掃除を行えば、せっかく掃除した床に洗剤や石鹸カスなどが残るのを防ぐことができます。実は浴槽や床などは最後の方に掃除すべき場所なのですね。
また、お風呂掃除の頻度に関してですが、これはできるだけ毎日行うのが理想的。水回りであるため、カビなどが発生しやすく、一度掃除をサボってしまうと、想像以上のスピードでカビが増殖していきます。
しかし、壁も床も排水溝も毎日お掃除というのはハードルが高いですよね。浴槽などの毎日体が触れる場所の掃除は毎日簡単に。お風呂場全体のお掃除は週に1回でもいいので行いましょう。
場所別、掃除のコツは?
それでは、掃除箇所別に掃除のポイントはあるのでしょうか。今回は、掃除すべき順番に沿って紹介してきます。
1: 天井
天井はなかなか手が届きづらく、普段は掃除をすることが少ない箇所かもしれません。しかし、やりづらさを理由に掃除を怠っていると、実は大変なことが!掃除がしづらいだけにカビが増殖しやすく、そのカビの胞子が上から降ってきてしまうのです。
そんな天井の掃除は、定期的に塩素系のカビ取り剤などを使って行うのが手早くできて便利。
カビ取り剤の使用には、きちんとした準備が必要です。まず、お掃除を行う人はしっかりとゴム手袋やゴーグルをはめ、肌や目にカビ取り剤が触れないようにします。さらに換気を行いつつ、クイックルワイパーのような柄のついたスポンジや雑巾にカビ取り剤を染み込ませます。そのまま、天井にカビ取り剤を塗り込んで、時間をおいたら洗い流すだけでOK!柄の長いものを使えば、背の低い人でも楽に天井をお掃除することができますね。
しかし、くれぐれもカビ取り剤が目や手肌につかないように注意してください。
2: シャワーヘッドや蛇口
なかなか掃除する機会がない箇所といえばシャワーヘッドや蛇口。しかし、体を洗い流すシャワーや蛇口が汚れていては、せっかく体の汚れを洗い流してもなんだかスッキリしない感じがしますよね。
そんなシャワーヘッドや蛇口は、通常の中性洗剤でササッと洗うだけでも汚れを予防できます。
もしも、水アカやシャワー内の汚れが気になるのであれば、クエン酸水を使ってみましょう。クエン酸水の中にシャワーヘッドを入れて1時間ほど放置し、スポンジや歯ブラシなどで磨いてから水で流します。
蛇口の水アカにもクエン酸水が有効。クエン酸水を吹きかけてラップなどでパックして放置し、洗い流すだけでピカピカになりますよ!
3: 浴槽
浴槽の掃除は、毎日行なっている人が多いかと思います。しかし、浴槽だけではなく、浴槽の端のゴム部分や浴槽内の排水口などは毎日掃除をしているという人はそう多くないはず。
浴槽のゴム部分はカビ取り剤などで定期的に掃除することで、黒カビの発生を防ぐことができます。浴槽内の排水口に関しては、フタを外して歯ブラシなどでこすって掃除することで排水の効率が上がり、浴槽内のヌメリなどの発生を抑えることができます。
毎回ではなくとも、週に1回など頻度を決めてゴム部分や排水口の掃除を行うことで、より清潔な状態の浴槽を維持することができます。
4: 床
床は石鹸やシャンプーの残りカスが付着しやすく、ヌメリやピンク色の汚れが発生しやすい場所ですよね。目につきやすいので、「汚れが気にはなっているけれど……」という方も多いのではないかと思います。実はこのピンク色の汚れは、ロドトルラという酵母菌の一種。カビに比べて増殖スピードが早く、放っておくとどんどん広がってしまいます。
ロドトルラは洗剤などに強い酵母菌なので、床掃除のポイントはブラシなどでこすって落とすこと。床は面積が広いので、ある程度ブラシも面積が広めのものを使うと便利です。100均では色々な大きさのブラシが売られていますので、床掃除専用に用意しておくといいですね。
お掃除の時は、ピンク色の汚れがない部分もしっかりこすることが重要。こうすることで、ロドトルラのエサとなる汚れを落とすことができ、ピンク汚れの予防にもなります。
5: 排水口
とくに汚れがたまりやすく、見て見ぬ振りをしてしまいたくなる排水口。さらに、浴槽を洗うスポンジで排水溝を掃除することに抵抗がある、という場合は重曹とクエン酸水を使用すると簡単にキレイに掃除することができます。
まず排水口のフタやカバーをすべて外し、重曹をふりかけます。この時、排水口だけではなく、フタやカバーにもしっかりとふりかけましょう。そのあと、クエン酸水を全体的に吹きかけて10分間放置。その後、再度重曹をふりかけて使い古しの歯ブラシなどで汚れを落としていきます。最後に水で洗い流せば完了です。
重曹とクエン酸によって汚れが浮き出てくるので、強い力をかけずとも排水溝をキレイにすることができます。これなら、手軽にできそうですね。
最後の換気は忘れずに!
上から下までお風呂の掃除が終わったら、忘れてはいけないのが換気。換気をしてお風呂場内に水分を溜めないことでカビの予防につながります。浴室乾燥などの機能が付いている場合には、浴室のドアを開けて換気しつつ、乾燥機能を使うのもいいですね!
正しい掃除の手順ややり方を覚えて、いつでもスッキリ清潔なお風呂でリフレッシュしましょう。きっと素敵なバスタイムが待っていますよ。
photo/PIXTA
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