実は間違っているかも!?メラミンスポンジの正しい使い方とNG活用例
お掃除に役立つアイテムのメラミンスポンジ。汚れの落ちがとても良いので、常備している人も多いのではないでしょうか。
しかし、メラミンスポンジは汚れ落としの効果が良い反面、使い方を間違えると大変なことになります。今回は、メラミンスポンジの正しい使い方を紹介します。
Contents
メラミンスポンジで汚れが落ちる理由
洗剤がなくても汚れを落としてくれるメラミンスポンジです。なぜ汚れ落ちの効果が高いのでしょうか?
実は、メラミンスポンジは汚れをこする時に、メラミンスポンジ自身が削れることで汚れを落としています。まるで消しゴムのような原理で汚れを落としているのです。
また、汚れがあった部分を削り取って汚れを落としているので、研磨剤のような一面もあります。メラミンスポンジよりも柔らかい材質のものは傷がついてしまったり塗装が剥げてしまう可能性があるのです。
メラミンスポンジを使ってはいけない場所は?
汚れを削りながら落とすメラミンスポンジ。もちろん人の肌や歯に使用するのは絶対にNG!肌荒れを起こす危険性があります。
それでは、材質ではどういったものに対してメラミンスポンジを使用してはいけないのでしょうか。
1:樹脂素材
お風呂やトイレなどの樹脂素材は水回りに多く使用されることもあって汚れがつきやすい場所です。
つい、メラミンスポンジを使ってお掃除をしたくなりますがこれはNG。樹脂素材にメラミンスポンジを使ってはいけません。
樹脂素材は柔らかくて傷がつきやすいです。メラミンスポンジを使ってお掃除をした直後は綺麗になったように見えても、その時に出来た傷に汚れが入り込みやすくなってしまい、長い目で見ると汚くなってしまうかも。
2:フローリング
フローリングはワックスで塗装されていることが多く、メラミンスポンジで汚れを落とそうとすると、ワックスを剥がしてしまうことになりかねません。
しかも、ワックスの下の材質は木材などの場合が多いので、その材質にも傷をつけてしまう可能性があります。
3:塗装のされた場所
フローリングの床と同じ理由でメラミンスポンジは避けたほうが良い場所です。
塗装のされた車のボディやシャッターなどにメラミンスポンジを使用すると、その塗装を剥がしてしまうのです。まさに消しゴムのような原理ですね。
4:鏡
お風呂場の鏡など、曇り止め加工が施されている場所に関しても、メラミンスポンジがその加工を剥がしてしまうことがあります。
鏡自体への使用はNGではありませんが、曇り止めなどが施されている場合はメラミンスポンジは使わないほうが無難です。
5:ステンレス
ステンレス素材に関しては全てがNGということではありません。ただし、ツヤ加工が施されているステンレスはその表面に傷をつけてしまう可能性があります。
傷が多くなってしまうと、くすみが気になってしまう場合も……。
ただ、水垢などに関してはメラミンスポンジは効果を発揮してくれます。判断基準としては、「クレンザーを使ってもOKな場所」であればメラミンスポンジもOKと考えてください。
メラミンスポンジを使ってもOKな場所はどこ?
それではメラミンスポンジを使用してOKな場所はどこなのでしょうか?
基本的に、メラミンスポンジよりも硬い場所であれば使用はOK!具体的な例は以下です。
- メッキ素材の水栓や蛇口
- ガラス、加工のされていない鏡
- タイル
- ホーロー素材
- 光沢のないステンレス
クレンザーなどの研磨作用のある洗剤を使用できる場所は大丈夫。このように考えれば分かりやすいですね。
汚れ落としの最強アイテムを上手に使おう!
スポンジと聞くと、どこにでも使える汎用的なものと考えがちです。しかし、メラミンスポンジはその汚れ落とし効果がとても強力。そのため使い方を気をつけなければならないスポンジです。
メラミンスポンジは、洗剤を使わず汚れ落としができるとあって、その手軽さは群を抜いています。使うべき場所の知識を身につけて使用すれば、お掃除の際の最高のアイテムになってくれます。
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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