めんどくさいゴミ出しを効率的に!今すぐできる簡単な方法とは?
生活をしていると毎日必ず出るのがゴミ。減らそうと心がけている人、そうでない人。ひとり暮らしの人、家族と暮らす人。考え方や暮らし方によって、ゴミに対する意識は違いますよね。しかし、意識がまったくないという人はいないでしょう。ゴミの処理は、暮らしの中で必ずやらなければならない家事のひとつです。頻度が高いだけに、面倒に感じる人も多いのではありませんか。
そんな面倒なゴミ出しを少しでも楽にするためのコツと考え方を紹介します。
ちゃんと分別してゴミを減らそう
そもそもゴミ処理は何が面倒なのでしょうか。前述の通り、頻度の高い家事であることはもちろんですが、“出し方のルールが細かい”ことも理由でしょう。
ルールの具体例には以下のようなものがあります。
- ゴミの種類によって出せる曜日が決まっている
- 自治体によってゴミを出す方法(分別)が決まっている
- ゴミ集積場が決まっている
集合住宅の場合は、24時間ゴミ出しが可能だったり、敷地内に集積場があったりするので手間が軽減されます。しかし、どの場合でも発生するのがゴミの分別!
そもそも、ゴミの分別がなぜ必要なのかというと……。
- 再利用のため(分別することで資源としてリサイクル可能になるものがある)
- ごみ処理の方法が異なるため(埋め立てか焼却か)
環境は一度汚染されると、元に戻すのに長い年月と労力が必要となります。住みやすい地球の環境はできるだけに守りたいですよね。実はゴミの分別を徹底的やれば、ゴミを減らすこともできるんです。
例えば、食品の空き箱やトイレットペーパーの芯、ダイレクトメールなどは、そのまま捨てれば単なる燃えるゴミです。しかし、分別して資源回収へ出せばリサイクル可能な資源となります。燃えるゴミとは別に資源ごみ用のボックスを用意して、まとめるのはいかがでしょうか。
ゴミ出しは効率勝負
プラスチックの容器や包装を分別回収する自治体が増えていますが、そのままだと、かさ張って大変ですよね。そんな時は、こまめにはさみで切ってセロハンテープで丸めて止めてコンパクトしましょう。かさが減るので、ゴミ袋に余裕ができますよ。すぐに手に取れる場所にセロハンテープとはさみを置いておくのがおすすめです。
また、最初からゴミを増やさないという意識も大切です。そもそもゴミになりそうなものは、家の中にいれないと決めることが効果的。手渡されるチラシや興味のない無料サンプルなど、実はいらないのに、ついもらってしまうものって結構ありますよね。手に取った瞬間、断捨離を心がけてはいかがでしょうか。
生ゴミは衛生的に処理!
ゴミの中でも特に厄介なのが生ゴミです。放置しておくと、ニオイや虫がわく原因になります。生ゴミを衛生的に処理するには、水分をなるべく含ませないのがポイント。キッチンの三角コーナーを思い切って撤去して、都度処理してみるのも良いでしょう。排水口のゴミ受けもこまめに取り除いて、生ゴミを溜めないように注意しましょう。
また、生ゴミは新聞紙や広告などに包むと水分が吸い取られ、衛生的に処理がしやすくなりますよ。
猛暑が続く真夏は生ゴミもすぐに傷んでしまうので、燃えるゴミの収集日まで密閉容器に入れて冷凍しておくという方法もあります。しかし、この方法には抵抗を感じる人が多いですよね。そんなときは、生ゴミ処理機の導入を検討してみてはいかがでしょうか?助成金が出る自治体もありますし、肥料として利用できるため、環境にも優しいです。
日常的に発生するゴミへの対応。処理の手間とゴミ自体の量を減らすのは、ちょっとした工夫です。ぜひお試しを!
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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