マンションの廊下って誰が掃除するもの?知っておきたい掃除法とは
駅前などに次々と立ち続けるタワーマンション。毎日のようにポストに入ってくるマンションのチラシ。これらを見てもおわかりの通り、賃貸にしても分譲にしても、戸建てではなくマンションで暮らすことを選択する方が多くいらっしゃいますね。マンションのような集合住宅は立地やゴミ出しのしやすさなどで利便性に優れている面があるので、若い方だけではなく、年配者にも人気です。
しかし、共有部分の清掃や騒音対策など、集合住宅ならではの悩みがあることも事実。中でも廊下は、共有部分でありながらも居住者が毎日通る場所であり、お家の前ということで、キレイを保っておきたい部分です。そこで今回は、マンションの共有部、『廊下』の掃除方法についてお届けしましょう。
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風が強かった日の翌日はチェック!外廊下の掃除
マンションは戸建てと違い、一戸当たりの表面積が狭いため、清掃などの手入れの範囲が少ないイメージがありますよね。でもマンションで生活をしていくうえで、とくに気に留めておきたいのが、玄関前に広がる廊下部分の清掃です。もちろん、管理費の中に清掃業務が含まれている物件もあります。しかし、賃貸物件などで清掃がされない場合、もしくは大風や砂埃などで汚れてしまった場合などは、廊下もお家の一部として清掃を行いましょう。
外廊下だと、落ち葉などのゴミが溜まってしまったりすることもよくあります。ホウキではける程度のものであれば問題ないのですが、床にこびりついてしまった泥やガムなどの汚れの場合は、ヘラ状のもので下からめくるようにすると、簡単にとることができます。
また最近では様々なメーカーから高圧洗浄機も出ています。少々お値段は張りますが、これを使えばマンションの廊下だけでなく、ベランダの掃除、車の洗浄にも使うことができるので、購入を検討するのもいいですね。
いつも荷物を置いていませんか?内廊下の掃除
最近のタワーマンションで多い形態が内廊下。廊下自体が屋内に設置されているため、外からの汚れはあまり気になりません。しかし、内廊下の場合はカーペット敷きのことが多いでしょう。そのため、子どもが裸足で出てしまったり、買い物をした荷物を玄関前に置いたりするなど、外に面していない分、家の中と同じように清潔と思って使いがちです。
内廊下と言えど、外から帰ってきた靴で歩く場所。定期的に掃除機がけをし、さらに除菌スプレーを吹きかけてお手入れをしておくことで、キレイに保つことができます。
家族が毎日通る場所、室内廊下もお掃除を
仕事をしていると、どうしても夜に掃除機をかけることがあり、下の階の方からの苦情がいつくるかとヒヤヒヤしてしまいませんか?もちろん室内の掃除は掃除機が一番手早くできるのですが、夜にしかお掃除できない方々は以下の方法を試してください。
クイックルワイパー
シート型の清掃用品であれば、夜遅くても音を心配する必要はありません。また、フローリング専用のシートや、ワックス成分が含まれているものなど、今は様々な用途に合わせたものが販売されているので、廊下の床材に合ったものを選択するといいでしょう。
雑巾がけ
廊下部分は家族みんなが毎日歩く場所。そのため、床面の縁などに掃除機では取りきれない汚れが溜まっていることもあります。そんな時は、いらなくなった洋服やタオルなどを使用して、雑巾がけを試してみてはいかがでしょうか?思ったより汚れがとれて、とてもスッキリします。
自分の場所だと思って、キレイを保とう
「誰かがお掃除してくれるだろう」
「管理人さんに任せておけばいいや」
そんな風に思いがちなマンションの共有部分のお掃除。しかし、汚れに気づいていながらもそのままにしておくのは、あまり気持ちのいいものではありません。集合住宅とはいえ、自宅の一部という認識を持って、清潔に保つことを心がけましょう。そうすれば、長年住むお家をもっと大事にできますし、外出する度に、帰宅する度に、すがすがしい気分になれるはずです。
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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