キレイと簡単掃除をゲット!フローリングの大掃除ワックス大作戦
住宅の床材として最も多く使われているフローリング。掃除がしやすく衛生的に保ちやすい反面、汚れやキズが目立つという欠点も。毎日のお掃除はクイックルワイパーなどのハンディワイパーで済ませていたとしても、年末の大掃除ではワックスがけまでするという方も多いことでしょう。
そこで、今回はフローリングを長くキレイに保つ方法&大掃除でのワックスがけの方法をご紹介します!
フローリングの種類
まずは敵を知ることから!
フローリングは、主に単層フローリングと複合フローリングの2種類に分けられます。単層フローリングは1枚の板で作られたもの。複合フローリングは合板等の板材を重ね、表面に薄い化粧単板を貼って仕上げたものです。
表面の塗装の有無や塗装の種類によって、お手入れ方法やワックスの種類も変わります。アレル物質抑制機能が付いているものや『ワックスがけ不要』の表示がある床材もあるので、必ず確認してください。
正しい掃除方法
定期的にワックスがけしているフローリングであれば、毎日のお手入れはとっても簡単。掃除機や乾いた雑巾を使って、ゴミやホコリを取り除けば十分です。週に1回、固く絞った雑巾等で水拭きをし、落ちにくい汚れは中性洗剤を使って汚れを落とせば、キレイな床が長持ちします。フローリングは水に弱いので、水拭きの後はよく乾かすことがポイント。
薬品のついた科学雑巾やモップ、ハンディワイパーを使う場合は、ドライタイプのものを選びましょう。高温スチーム洗浄機は、表面のひび割れなどを起こす可能性があるので避けてください。
床暖房を使用している場合は、フローリング表面が冷えてから水拭きを行います。表面が温かいと、表面のひび割れや変色を起こしたり、床暖房パネルの故障の原因になることがあります。
ワックスがけの頻度
フローリング表面の保護やツヤ出しのためにも、定期的にワックスをかけましょう。半年に1回塗り重ね、5年に1回は専用の剥離剤を使って古いワックスをキレイに剥がしてから塗り直します。毎日の簡単なお掃除で美しいフローリングを長く保つためにも、定期的なワックスがけがおすすめです。年末の大掃除は、ワックスがけにはもってこい!
ただし、先にも書いた通りフローリングの中にもワックスフリーの製品やワックス禁止製品がありますので、十分確認してから行いましょう。
ワックスのかけかた
- ゴミやホコリを取り除き、固く絞った雑巾で汚れを落とす
- 液体ワックスを専用ワイパーや布を使い、フローリングの木目に沿って薄くムラなく塗り広げる
- 20~30分かけて乾かす
- 2と3を繰り返して二度塗りをします
ポイントはしっかり乾かすこと!ですから、ワックスがけは天気の良い日を選びましょう。雨の日はもちろん、気温が低すぎる日もワックスがけには不向きです。
日ごろのお手入れで科学雑巾やモップを使っている場合は、中性洗剤で油分を落としてから水拭きして、しっかり乾かしてからワックスをかけましょう。
ワックスの種類
家庭の床材に塗るワックスには、いろいろな種類があります。まずは一般的なフローリング、無塗装のフローリング、白木の床、クッションフロア、石床などの中から床材をチェック。素材に合わせて、シートやスプレー、液体など、いろいろな形状のワックスがあるので、使いやすいものを選びましょう。
住宅に多く使われているフローリングには、水性樹脂の液体ワックスがオススメ。塗りやすく乾きが早い上に、塗った後のから拭きも不要なので、初めてでも簡単にワックスがけをすることができます。
他にも、光沢度を増すものや、キッチンなどの水まわりに適した防水のもの、愛犬の走り傷が付きにくいものなどがあります。さらに、空気中のホルムアルデヒドを吸収するものや、天然原料だけを使ったロウの商品など、環境に配慮したものも。その部屋の特徴や、好みに合わせて選びましょう。
さらさらとしてキレイなフローリングは、とっても気持ちがいいですね。お天気がよければ、そのままゴロンとしたくなっちゃいます!
私は、フローリングってなんとなく毎日雑巾がけをしなくてはいけないような気がしていましたが、実は掃除機やハンディワイパーだけで十分だったんだと驚きました。今年は大掃除でがんばってワックスをかけて、新年からはピカピカのフローリングをラクにお掃除しちゃいましょう。
photo/PIXTA
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