離婚まっしぐらになってない？夫婦関係パターン3つ

世の中、様々な人がいるように、様々な夫婦の形があります。夫婦関係は、結婚してから十何年続く、もしくは数年続く、自分にとって他人との密な関係です。夫婦は、赤の他人でありながら、親子関係よりも、長く続く関係です。以前は、【生涯の伴侶】と言いましたが、今では、生涯とは言いづらくなり離婚も多くなってきました。どのような形でも、他の人の中で特別な存在には違いありません。

【１】配偶者との関係が両輪の関係

昔は、専業主婦（夫）に多く見られましたが、主婦（夫）が、良妻賢母のような【いぶし銀】と呼ばれる存在でした。【いぶし銀】とは、「一見すると華やかさに欠けて見えるが、実際はとても実力のある人」の比喩（ひゆ）であり、家で配偶者の帰りを待ち、配偶者を家で支えていました。
今では、共働きが多くなり、夫婦の半数が夫婦という自動車の経済的な両輪となりました。まだまだ、子供がいない夫婦では、夫婦の経済力が自動車の両輪のとなり、家族という自動車を走らせています。夫婦関係が続く場合も、続かない場合も、この車輪を回し続けなければなりません。子供が居る場合は、尚更、止めることができないのです。

日中は外で働き、帰宅してからは家で家事をする。それでは、いつか自然と、早く車輪が止まってしまいます。自動車も、時々メンテナンスが必要です。人であれば、家でくつろぐことができる環境を整える必要があります。イクメンという言葉に代表されるように、男性も、育児や家事を行うようになりましたが、本当に、自動車の両輪のように働くことが出来るのでしょうか。

【２】配偶者との関係が、金と銀の関係

光あるところに影ができるように、配偶者が活躍している方は家で専業主婦（夫）または短時間勤務をされている家庭が多いようです。やはり配偶者が活躍しているということは、それだけ多忙であり、家事等をしている時間の余裕がないからです。他方は、やはり家にいて家事や育児をし、家を守っています。その関係が良い関係とか悪い関係とかではなく、その夫婦にとっては専業主婦（夫）が【いぶし銀】になるという必要があった関係なのです。

男性が働くにしろ、女性が働くにしろ、何のために働くかということです。夫婦を、家族を守るために、そして生きていくために働いているのです。家族が病気になってまで、配偶者を働かせようという人であれば、それは夫婦関係を保つ価値があるでしょうか。何のために働き、どのように生活していくのかを、夫婦で話し合った結果だと思います。

【３】配偶者との関係が亭主関白と大和撫子の関係

現在では、かなり少なくなりましたが、今でも、年配の夫婦だと、主従関係のような夫婦がいるようです。「男が外で闘い、女は、家にいて育児と家事をし、男性の三歩下がって歩く」という考え方です。時代錯誤のようですが、経済的に少し余裕のある夫婦であれば、このような形が未だにあっても、おかしくありません。亭主関白と大和撫子のような関係ですね。強い者が弱い者を守るという夫婦であれば、このような形の夫婦があっても良いでしょう。

【おわりに】

考え方が十人十色のように、夫婦関係も十組十色です。どのような形であれ、夫婦のお互いが幸せを感じ生活をすることが大切です。幸せにしてもらう時は終わり、共働きでも、専業主婦（夫）でも、お互いが一緒にいて、お互いが幸せを感じる夫婦の形が良いと思いますよ。