あなたの家族に必要なのはどっち!?ハウスキーパーVS家事代行
ハウスキーパーと家事代行、どちらも共働き夫婦にとっては心強い助けになってくれる存在です。でも、ハウスキーパーと家事代行には違いがあるということをご存知でしたか?
両者の違いを知っておくと、あなたの家庭にとって必要な方をチョイスする助けになります。今回は、ハウスキーパーと家事代行の違いに関して解説をしていきましょう。
ハウスキーパーとは?
そもそもハウスキーパーとはどんな人のことを言うのでしょうか?ハウスキーパーとは、家の仕事全般を行うことを仕事としている人です。つまり、家政婦さんのこと。
現在では、家事全般の仕事を行う人をハウスキーパーと呼んでいます。しかし、もとは女性の使用人の中でも最高クラスの人を指している名称でした。
海外ドラマ『ダウントンアビー』でもハウスキーパーが出てきます。彼女の役目は、たくさんの使用人の統括。家の中のあらゆることに指示を出し、全使用人の監督をしていました。このドラマの時代設定当時だと、ハウスキーパーが雇える家庭はごくわずかだったと言われています。ハウスキーパーがいない家庭では、その家の女主人が使用人に直接、仕事の指示と監督を行っていたそう。言い換えると、ハウスキーパーは女主人の次に偉い人だったのです。
家事代行とハウスキーパーの違いとは?
ハウスキーパーは現代においての家政婦のことを指しているという点を理解したところで、家事代行とハウスキーパーの違いを見ていきましょう。
大きく分けると3つの違いがあります。それは、『契約方法』『料金形態』『業務内容』。早速、ひとつずつ見ていきましょう。
契約方法
家事代行とハウスキーパーの一番の違いと言える点は、契約方法です。
ハウスキーパーの多くは、個人とハウスキーパーの間で取り交わされる契約になります。なので、家や個人に従事している人がハウスキーパーと言えます。
一方の家事代行は、個人と家事代行会社の間で取り交わされる契約になります。家事代行のサービスを行う人は、家事代行会社と業務契約をしている場合が多く、会社からの業務依頼で契約者の家で家事のサービスを行います。
ハウスキーパー = 個人とハウスキーパーの直接契約
家事代行 = 個人と家事代行会社が契約
この契約方法が、ハウスキーパーと家事代行の大きな違いと言えます。
料金形態
料金形態も大きく異なります。
ハウスキーパーに支払う料金は、個人とハウスキーパーの直接契約なので『給料』という形になります。多くの場合は、時給ではなく日給という形で支払われています。その他にも、ハウスキーパーへの特別な待遇が必要な場合もあります。例えば、住み込みという形で契約をする場合、日給以外にハウスキーパーが住む部屋、食事支給(朝昼夕)と入浴等の基本的な生活の費用がかかることも。食事支給をしない場合でも、食事代と入浴料金を実費で払うこともあります。通いの場合でも、契約によっては往復交通費の実費払いがあります。
家事代行のスタッフに支払う料金は、時間単位での料金設定になっていることがほとんど。個人が家事代行会社に『サービス料金』として支払います。サービス料金の中には、スタッフへの給料の他に交通費、家事代行会社の手数料などがすべて含まれていますので、追加や別途の支払いは発生しません。家事代行のサービスを行う人は時給制の場合が多く、働いた時間に応じて、家事代行会社からお給料をもらいます。
業務内容
ハウスキーパーは基本的に家事のすべてを行います。料理、掃除、洗濯、介護の補助、ベビーシッター、ペットシッターなど仕事の内容は幅広いものに。そもそも個人とハウスキーパー本人の直接契約になりますので、一概に「これしかできない」ということもありません。メインの仕事が何かということも、契約によって変えることができます。ですから、家の中のさまざまな事態に対応しやすいのはハウスキーパーだと感じている人も多いようです。
家事代行の場合は、『掃除だけ』『料理だけ』など仕事の内容を限定することが多くあります。家事代行のスタッフをしている人も自分の得意分野を活かした仕事を行っている場合が多いので、クオリティーの高いサービスを提供してくれる傾向が。
家事代行の依頼をする人も、家事全般を行ってもらうのではなくて、困っていることなどの家事の一部を助けてもらうという考えで依頼をしているよう。
例えば、
・「毎日の夕ご飯を含めて料理が苦手。何を作ったらいいかわからない!」という人は『料理代行』を依頼
・「日々の掃除はロボット掃除機にお任せ。キッチンやお風呂場の排水口の掃除や、お風呂場のカビ取りなどの手間がかかる掃除が苦手」という人は『掃除代行』を依頼
など、自分の助けてほしいところを補ってもらうために家事代行を依頼するという人が多いのです。
家事代行、来る人はいつも違うの?
ハウスキーパーは個人との直接契約なので、常に同じ人がやってきます。業務内容が多岐にわたる場合でも、同じ人が掃除をし料理をし洗濯をするのです。ベビーシッターもお願いする家庭でも、同じ人が子供の送迎をし、子供の相手もしてくれます。
家事代行の場合だと個人と家事代行会社との契約になるので、サービスを行うスタッフは毎回違う人が来ることも。もちろん依頼内容によっても変わってきます。掃除を依頼すれば掃除の専門スタッフ、料理を依頼すれば料理の専門スタッフという形です。しかし毎回違う人が家に入ることに不安を感じる方もいらっしゃることでしょう。
家事代行では個人とスタッフが直接契約はできませんが、できるだけ同じ人にサービスを行ってもらえる方法があります。それは、スタッフ指名。こちらに関しては、できる会社とできない会社がありますが、家事代行会社のCaSyには、オプションでスタッフ指名機能があります。
家事代行会社を利用するメリット
では、家事代行会社を通してサービスを受けることには、どんなメリットがあるのでしょうか。
ハウスキーパーと家事代行のサービス、どちらも家事を手伝ってもらうという意味では大きな違いはありません。しかし、会社を通してのサービスという面で大きなメリットがあります。
直接雇用のハウスキーパーの場合、契約をしてから合わないと感じても、すぐにハウスキーパーを変えるということは難しいもの。また、家の物が壊れたとしても、直接雇用しているハウスキーパーの場合、破損に対しての補償はありません。さらに、もしハウスキーパーが体調不良になった時にも代わりの人がやって来るということもありません。
では、家事代行会社を利用するとどうでしょうか。もしサービスを行うスタッフが合わないと感じたら、次は別の人に来てもらうことができます。逆に合う人に巡り合ったなら、指名機能を使って定期的に来てもらうことが可能。サービス中に物が壊れてしまった場合も、CaSyでは損害保険に加入しているので、保険適用の範囲内で補償してくれます。サービスを行うスタッフが体調不良になった場合も、基本的には別のスタッフがお伺いをして、ご依頼の時間のサービスに穴をあけないように手配してくれます。
こうしたサービスは直接雇用のハウスキーパーでは行き届かないところ。こうした点を考えると、家事代行会社を利用するのは、気が楽で便利だと感じる人も多いことでしょう。
まとめ
今回はハウスキーパーと家事代行の違いについて解説してきました。あなたの家庭にとって必要なサービスはどちらでしたか?
それぞれのお家にとって、必要な助けは違います。しかしながら、共働きで子育てをするお家にとって、ハウスキーパーと家事代行はどちらも大きな助けになります。今回の情報を参考に、あなたの家庭にとって必要なサービスを見つけてみてくださいね。
photo/PIXTA
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