午後の眠気はランチのせいかも!?ランチでは避けたいNG食事とは?
毎日のランチはどのように摂っていますか?会社近辺で外食をしたり、お弁当を作って持参したり。あるいはフリーランスの方などは自宅で作っているという方もいるのではないでしょうか。
ランチは「さぁ、午後も頑張るぞ!」という気持ちも込めて、美味しいものを食べたくなりますよね。しかし、実はランチ向きではない食事もいくつかあるのです。そこで今回は、午後の鋭気につながるランチをご紹介!
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ランチ後の睡魔、どうしてやってくるの!?
ランチを食べた後のあの強烈な眠気。経験したことがある方は多いのではないでしょうか。そもそも、昼食後に眠気が襲ってくることに理由はあるのでしょうか?
……はい、理由はちゃんとあります。
実は、食事の後の血糖値の上昇と眠気は大きく関係しています。人は血糖値が上昇すると、『インスリン』というホルモンが分泌されます。インスリンは血液中の糖を細胞に取り込んだり、脂肪や筋肉に蓄えて血糖値を下げる働きがあるのですが、この『血糖値が上昇→血糖値が下がる』という流れが、体に眠気をもたらすのです。
さらに、インスリンの分泌が多ければ多いほど、眠気を感じやすいといわれています。つまり、インスリンが過剰分泌されてしまうような、高GI値の食べ物は昼食に向いていないともいえるのです。
また、消化が悪い食べものにも注意が必要です。消化する時間が長くなるほど、体には負担がかかります。
炭水化物と揚げ物に注意!ランチに避けたいNG食べ物5選
では、以上のことを踏まえて、ランチに食べるには向いていない食べ物を5つ紹介します。
【1】 パスタ
まずは、パスタです。パスタは小麦粉で作られていますが、この『小麦粉』が高GI値。さらに、ソースによってかなりヘビーになるのでカロリーオーバーにも要注意です!とくにカルボナーラが高カロリーとされています。
【2】 菓子パン
こちらも、小麦粉からできていますね。しかし、菓子パンはそれだけでなく、砂糖という炭水化物もたくさん含まれています。つまり、インスリン分泌を促してしまうので、避けるべき食べ物ということです。
【3】 グラタン・ドリア
ご存知の通り、こちらも小麦粉を使った料理ですね。さらに、乳製品も含まれています。乳製品自体は悪いものではなく、カルシウム補給に最適な食材。しかし、カルシウムを摂取することで脳がリラックスしやすくなり、結果、眠気が訪れやすくなるといわれています。そして、ご飯やマカロニなど炭水化物も多く入っているので、ランチ向きではありません。
【4】 カレーライス
カレーも、ルーには小麦粉が含まれていますね。油を使用しているので、消化にも少し時間がかかってしまう食べ物です。午後の仕事を捗らせたい場合、ランチでは避けたいですね。
【5】 揚げ物の丼もの
炭水化物+揚げ物(油)の組み合わせはインスリン分泌の促進どころではなく、消化しにくく、かつ太りやすくなってしまう食べ物と言えます。かつ丼や天丼には注意が必要です!
どんなものがランチに向いているの?
ランチに避けたい食べ物を見ると「え、じゃあなにも食べられないじゃん!」と思った方もいたのでは?大丈夫です。ちゃんとランチに向いている食事もあります!では、どんなものがランチ向きなのでしょうか。
ポイントはGI値。午後の眠気を防ぐには、低GI値のものを選ぶのが無難です。
【低GI値のオススメ食べ物】
- 蕎麦
- 全粒粉パン
- ライ麦パン
- 全粒粉パスタ
- 玄米
ランチでは上記のもののように『白くない』主食を選ぶといいでしょう。そして、満腹になるまで食べるのではなく、腹8分目ほどで済ませること。
満腹感を得てしまうと、そのせいで眠気が来るのも早くなってしまいます。胃の中が少しすっきりしていた方が眠くなりにくいのです。
午後もお仕事、頑張ろう!
ランチってどうしても好きなものをお腹いっぱい食べてしまいがち。でもそのせいで午後の仕事に支障が出るのは避けたいですよね。今まではランチに避けた方がいい食事を知らずに食べていた……なんて人も多かったのでは?
ランチの後の眠気や午後のやる気の減退に困っている方は、少しだけ意識してみてくださいね。
監修:福田信厳(家事代行サービスCaSy・お料理研修講師)
photo/PIXTA
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