安くても美味しいものを食べたい!絶対に失敗しないお肉の選び方
毎日でも食べたくなる食材、お肉。外食した際についつい焼肉屋さんを選択してしまうほどお肉が大好きな方、いるのではないでしょうか?
普段、自炊をする際にもお肉はよく登場しますね。というのも、お肉に含まれる『動物性タンパク質』は、運動やトレーニングなどで弱った筋肉を早く修復したい時はもちろん、ストレスにより免疫力が低下した体を回復させたい時にも使える、優秀な栄養素なのです。いわば、元気の源なのですね。となると積極的に摂取したいですが、牛・豚・鶏など種類によって美味しいお肉の選び方が変わることはご存知でしたか?
安くても美味しいお肉を見分けられたら、食費の節約にもつながります。今回は、失敗しないお肉の選び方をご紹介します。
Contents
牛肉の選び方
友人とホームパーティーをする時にホットプレートで焼肉をしたりする際は、牛肉の出番が多くなりますね。そんな時には、できるだけ美味しいお肉でもてなしたいものです。その見分け方を伝授!
(1)色で見分けよう
牛肉の場合、美味しいお肉を見分ける方法のひとつは『色』です。まぐろも赤身が美味しいから、お肉も『赤い肉』が美味しい、と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、濃い赤い色をしたお肉は、年をとった老牛や、体調が悪かった牛の場合もありえます。真っ赤なお肉よりも、つやのある鮮やかな『紅色』のお肉を意識して選ぶようにしましょう。
(2)霜降り部分に注目
霜降りのある牛肉は、とても柔らかいお肉ですね。でも、「霜降りがあるから美味しいはず」と考えるには、注意が必要です。
霜降りがあっても、新鮮で美味しいお肉とは限らない場合もあります。なので、脂身の色を確認するようにしましょう。『白』か『乳白色』の色をした脂身なら、失敗しないお肉と言えるでしょう。もし選ぶことができるのなら、赤いところは紅色、脂身は白と、色の差がはっきりと分かれているお肉が理想です。
豚肉の選び方
家庭で買う際に一番頻度が高いのは、豚肉かもしれません。焼く、煮る、蒸す、茹でるなど色々な調理法に適した豚肉ですから、できるだけ新鮮でおいしいお肉の選び方を知っておきたいですね。
(1)色で見分けよう
美味しい豚肉の色は『淡いピンク色』です。そして、脂身の色は『白』。
脂身が黄色に近いものは、傷む手前のサイン。お肉の部分も、赤に近い色の物や茶色っぽくなっているものは、傷む直前のものです。スーパーなどでしっかり吟味してから買いましょう。
(2)質感で見分けよう
豚肉の場合、『質感』も大切なポイントです。例えば、色はキレイな淡いピンクの豚肉でも、表面にみずみずしさがないものがあります。このような豚肉は調理をした後に、パサついたり、固い食感になってしまいます。また、肉と脂肪の境目がはっきりと分かれているお肉も美味しいお肉といえます。
豚肉は『みずみずしく、きめが細やか』なものを選ぶようにしましょう。
鶏肉の選び方
唐揚げや手羽先の煮物などで活躍する鶏肉は、お肉だけではなく、皮の見極めも重要です。
(1)色で見分けよう
おいしい鶏肉の色は、肉の部分が『桃色』です。皮の部分は『黄色』の物が鮮度が高いと言われています。肉は熟成させた方が美味しいとも言われたりしますが、鶏肉に関しては新鮮なものが一番美味しく食べられます。
鶏の肉の部分が赤黒い色になっていたり、白っぽくて透明感がないような肉は、新鮮な鶏肉とは言えません。また、間違えやすいのが皮の部分。白い方が新鮮だと思っている人も多いようですが、白い皮は古くなっている証拠。皮については黄色のものを選びましょう。
色で新鮮なものを見分けられれば、失敗しないお肉選びができますね。
(2)皮で見分けよう
鶏肉の場合、色以外にも鶏皮の表面でも新鮮さを見分けることができます。新鮮で美味しい鶏皮は、毛穴がボツボツと凸凹になっているもの。普段「毛穴が見えるとちょっと買いづらい……」と思っていた方も是非一度、試してみてください。
選んではいけないお肉とは
牛・豚・鶏、どのお肉を買うにしても、共通して選んではいけない見分け方は『ドリップ』が出ているお肉です。
ドリップは時間がたてばたつほど肉から出てきてしまう水分。単なる水分であればよいのですが、この水分には旨味も含まれているため、美味しさが半減してしまうということなのです。スーパーなどでチェックする際には、トレイを傾けたり、下に敷いてあるシートにドリップが染み込んでいないかを確認するとよいでしょう。
美味しいお肉選びが料理上手の第一歩!
今回は失敗しない美味しいお肉の選び方を、種類別にご紹介しました。
今日の食材の買い出しから活用できる、知っていて損はない情報です。食材自体が美味しいと、毎日の食事はもっと美味しくなります。安くても美味しいお肉を選んで、自分も、家族も、お財布も、笑顔になりますように。
監修:福田信厳(家事代行サービスCaSy・お料理研修講師)
photo/PIXTA
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