浴室の掃除を簡単にする方法!カビ予防に効果的な5つのこと
疲れて帰ってきた後、ゆっくり湯船に浸かるのが至福の時間。好きな入浴剤を入れて、ひとりになれる時間をゆっくり楽しんでいる方も多いでしょう。そんなお風呂場ですが、度々問題になるのが『カビ』の発生。「毎日掃除していてもカビが生えてしまう!」なんていう経験をしたこともあるかもしれません。
そのような事態にならないために、毎日の掃除だけでなく、簡単にカビ予防ができる5つの方法をご紹介します。すでに何かしらの予防策をされている方も、していない方も、ぜひ参考にしてみてください。
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カビが繁殖する4つの条件とは?
まず知っておきたいのは、カビが繁殖する4つの条件です。以下にご紹介します。
- 浴室の温度が0~45℃
- 空気(酸素)がある
- 湿度が70%以上
- 水アカ、洗剤のかすなどが残っている
温度と空気は防ぎようがありませんので、予防対策ができるのは湿度とカビの栄養分である『水アカ』や『洗剤のかす』ということになりますね。湿度をコントロールし、カビの栄養分を残さないようにすることがポイントです。
それでは、その具体的な方法を5つご紹介しましょう!
1. とにかく乾燥させる!
お風呂上がりには換気扇を回している方も多いと思いますが、どのぐらいの時間回していますか?
30分とか1時間という人もいるかもしれませんが、通常の換気扇であれば一晩中、浴室暖房乾燥機であれば2時間程度は乾燥させる必要があります。乾燥の目安は床が完全に乾くことですので、換気扇を止める時に確認してみるようにしましょう。
また、乾燥するまでの時間をできるだけ短くするためには、お風呂上がりに床や壁の水をワイパーで除去したり、タオルで拭いたりするといいですね。
2. 入る前に冷水シャワー
バスタブの側面や浴室の壁には石鹸やシャンプーなどが飛び散り、その洗い残しが乾いてしまうとカビがどんどん繁殖してしまいます。これを防ぐためには、入浴前に冷水シャワーをざっとかけるのがオススメです。
乾いた状態の壁に石鹸が飛び散ると、成分を残さないようにするためにはしっかり隅々まで掃除しないといけなくなります。しかし、入浴前に水で壁を濡らしておけば、石鹸成分がこびりつきにくくなり、後のお掃除はお湯で流すだけでも十分になります。入浴後のお掃除はしていても、入浴前の一手間を知っている人は少ないのでは?毎日の習慣に加えるといいですね。
3. お風呂上りには温水をかける
お風呂の最後には冷水をかけているという方が多いようですが、実はこれは間違いです。お風呂上がりにかけるべきなのは、温水!45℃以上のお湯を浴室全体にかけると、ありとあらゆるカビが死滅し、石鹸カス、皮脂をキレイに流してくれます。
ただし、この方法だけだと蒸気がたくさん出て湿度が上がってしまいますので、お湯を流した後にサッと冷水を流すとよりいいでしょう。
4. 浴室に物を置かない
カビ予防の基本中の基本は、なるべく浴室に物を置かないようにすることです。物がたくさんあれば、その分、物と床の設置面が増え、そこにカビが発生し、シャンプー容器の底がヌルヌルになってしまうことにも繋がります。
予防法としては、一番は極力不要な物をお風呂場から取り除き、シャンプー類はフック等で吊り下げられるようにしましょう。
水はけのいいラック等を使うこともひとつの方法ですが、水はけがいいからといって放置してしまうと、そのラックの下部分がヌルヌルになっている場合もありますので、定期的に洗うように心がけましょう。
5. 防カビグッズの活用
色々な方法がありますが、「毎日、カビの予防策を講じるのは大変……」という方は、便利なグッズを活用しちゃいましょう。
便利グッズの中でもオススメなのは、天井に貼るだけのカビ予防シールや、煙を放出してカビ予防ができるもの。頻度も2ヵ月に一度程度使用すればいいというものなので、時間がない方にもオススメですよ。
癒しの空間を、キレイに保とう
疲れて帰ってきたのに、癒しの場所であるお風呂場がカビだらけでは元気を取り戻せません。かと言って毎日、丁寧にお風呂掃除をするのも面倒!カビは予防することに注力して、掃除量を減らすようにしたいですね。
今回ご紹介した5つの方法は、どれも簡単なものばかり。ぜひ実践してみてください!
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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