ケンカしないために!共働き夫婦の毎日の家事分担3つのポイント
共働きなのに、自分だけが毎日家事を頑張っている気がする……そんな不満を口に出せずにいませんか?「ガマンすればいい」と思っていても、いつかは積もり積もって爆発するもの。
でも、単純に家事を平等に分担するだけでは、不思議と不満は収まりません。今回は共働き夫婦がケンカしないための、家事分担のポイントを3つご紹介します。
■家事のやることリストを共有する
やるべき家事内容をリストにしたり、メモ帳に書いたりして、お互いの目の届く場所に貼り付けておきましょう。家事の詳細な情報を共有できるため、分担せずとも気づいたほうが家事を行う、という流れを作りやすくなります。
共働きの場合、家事分担を明確に分けても、うまくいかないことが多いもの。その理由の一つに、家事をあまりしない方が、やるべき家事内容を理解していないという状況があるようです。
もちろん掃除や洗濯、料理といった、大雑把な内容については理解しているはずです。しかし、どこまで掃除すればいいのか、洗濯物はいつ回すのか……など、より具体的な内容がわからないために、自分のペースで家事を行ってしまうことに。
結果、相手から「できてない!」と指摘されてケンカになることも。結局は相手がやってくれるので、それに甘えてしまうという事態に陥ってしまうようです。
お互いできるだけストレスをためずに家事を分担するために、まずは今どんな家事をしなければいけないのかを見える化してみましょう。例えば「水曜日に燃えないごみを出す」「週末にトイレ掃除」「◯日までにお米を買う」という形で、メモに書いていきます。
この時、「いつまでに何をしなければいけない」と日付を付けて書き込むことも大切です。
このメモを元に、「私はトイレ掃除と燃えるゴミを出すから、あなたはお米買ってきてね」などと話しておくと、自然と家事分担がしやすくなります。
もしパートナーが家事を全くしないなら、緊急性はないけれど、生活に困る家事を担当させるのがおすすめ。例えば食材や消耗品の購入などを任せてみると良いかもしれません。
見える化してリストを共有することを続けることで、相手も家事をしなくてはならない雰囲気を作ることができます。すぐに始められますので、まずは一度チャレンジしてみては。
■片付け当番は使った本人
脱いだら脱ぎっぱなし、使ったら使いっぱなしという困ったパートナーに対しては、まずは自分の使ったものを片付けてもらうことからはじめてみては。
毎日の家事の中で意外と多いのが、何かを片付ける時間や、片付けられていないために、物を探す時間。一説によると、人は物を探すのに一日10分程時間を費やしているそうです。
これが一年続くと、なんと年間60時間ほどを探しものの時間にあてていることになります。片付けを行う時間を含めると、その時間はさらに長くなります。
また、相手の脱いだ服や使ったものの片付けというのは、家事の中でも不満がたまりやすいものの一つ。ストレスの原因を減らすためにも、まずは自分で使ったものは自分で片付けるという習慣を、相手につけてもらうところからはじめてみましょう。
■相手の家事には文句を言わない
皆さんも経験があるかもしれませんが、家事の方法に文句を言われると、どうしてもやる気を無くしてしまうもの。共働きの家事分担のコツは、相手のやる気を削がないことです。相手がうまく家事をこなせなくても、大概のことは大目に見てあげましょう。
家事の方法は人それぞれ。育ってきた家庭環境が違うのですから、パンツのたたみ方一つ、掃除機のかけ方一つとっても、夫婦間で違うのは当たり前です。しかし、自分のやり方とは違う方法で相手が家事をしていると、ついイラッとしてして、指摘してしまいそうになりますよね。
でも、その指摘は絶対に必要なものでしょうか。命にかかわることならまだしも、大概のことは大目に見ても、そこまで問題にはならないのでは?
共働き夫婦の家事に、どちらかが意識する「完璧な家事」を求めるのは、おそらくほぼ不可能です。自分とやり方が違うからといって、その点を指摘するのはやめ、協力して家事を行おうとする相手の意志を尊重しましょう。
【おわりに】
共働き夫婦の家事分担のコツは、完璧を求めないこと、家事を見える化することにあります。まずはできることから少しずつ始めてみましょう。
昨日より今日、今日より明日と一歩ずつ前に進んでいく夫婦が良い夫婦です。
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