料理のプロ愛用!誰でも料理上手になれる、超優秀な冷凍食品8選

お料理は嫌いではないけれど、いざしっかりお料理をしようとすると下ごしらえなどが面倒……。そんな理由から、なかなか重い腰が上がらない、という人も多いのではないでしょうか?

しかしながら、美味しいお料理をちゃんと作りたい!でもできるだけ楽したい!実はそんなわがままを叶えてくれるのが冷凍食品です。

今回は、家事代行サービスを運営するCaSyのお料理キャストで、イタリアンの調理スタッフも務める矢田裕美さんに『本当に使える冷凍食品』を教えていただきました!手間いらずで美味しい料理が作れる食材がいっぱいですよ。

1: 豚汁の具

時々無性に豚汁が食べたくなる!なんて人は多いはず。とはいえ、思いつきで作るにしては具材も多く、下処理も面倒なのが豚汁の難点……。そんな豚汁作りの際に矢田さんがオススメするのが、豚汁の具が丸っと入った冷凍食品。

「これがあれば簡単に具沢山の豚汁が作れます。とくに下処理が面倒なのが根菜類ですよね。根菜類はすでに皮が剥かれて下処理が済んだ状態で冷凍されているので、すぐに美味しい豚汁が食べられます。時短料理にもってこいです!」

こう矢田さんが言うように、豚汁が食べたい!という時のほか、「今日はちょっと汁物にボリュームを出したいな」なんて時にササッと作ることができるのもメリットです。

2: 刻みネギ

あると重宝するのに、準備するのが億劫な食材といえば、刻みネギではないでしょうか?

「刻みネギの冷凍を買っておくと、そのままお味噌汁などにパラッと入れるだけで彩りもよくなりますし、栄養面でもいいですね。ネギ焼きにもオススメです。すでに刻んであるので、時短にもなります」

お料理に彩りを添えるのはもちろん、ガッツリメニューのネギ焼きなどにも使えるのが嬉しい!ネギの冷凍食品はコンビニの冷凍食品コーナーなどに置かれていることもありますから、買っておいて損はないですね。

3: ほうれん草、小松菜など

「凍ったままお味噌汁に入れたり、コーンと一緒にさっとバターでソテーするのもOK!買っておくと、おひたし、胡麻和え、ナムルといろんなジャンルの副菜にも使える便利な食材です」

お肉が主菜などの場合には、副菜にはやはり野菜がほしいもの。矢田さんが言うように、ほうれん草などの葉物の冷凍食品を買っておくと、そんな副菜もサッと作れてしまいます。

また、葉物の冷凍は、買っておくことで経済面でのメリットも!

「年末になると葉物は価格が高くなってしまうことが多いのですが、冷凍野菜は価格が変わらないことが多いのです。年越し蕎麦に、お雑煮にと、コスパもよく、フル活用しています」

お蕎麦やうどんなどは作るのが簡単でも、のせる具材にこだわろうとすると案外面倒なものです。そんな時にはとても便利!葉物の冷凍は彩りをよくするだけではなく、栄養面もしっかり補ってくれるのですね。

4: コーン

矢田さんの提案する使える冷凍食品の中でも、子どもがいる家庭におすすめなのがこのコーン。

「チャーハンやチキンライスの彩りにとっても便利な野菜ですよね。シチューなどに入れても子どもが喜びますよ。量が多い場合は、ペーストにしてポタージュにするのもOKです」

入っていると子どもは喜んでお料理を食べてくれるけれども、なかなか大量に使うことがないのがコーン。缶詰だと結構な量が入っているので購入に二の足を踏んでしまうコーンも、冷凍食品であれば使いたい量だけ取り出せるので使いやすいですね。

中華風のたまごスープに凍ったまま入れて、最後に刻みネギの冷凍で彩りを添えて……なんて合わせ技もできそうです。

5: ブロッコリー

栄養満点で、しっかりお腹も満たしてくれるブロッコリーはダイエット中にもぴったりな食材。とはいえ、茹でる手間が地味に面倒……と思っている人も多いですよね。

すでに下処理がされた状態で冷凍されているブロッコリーは、電子レンジでチンするだけで美味しく食べることができます。そんな冷凍ブロッコリー、矢田さんは普段のお料理にも存分に活用しているそう。

「シチューやトマト煮にメインどころの具材として登場させることはもちろん、アヒージョの彩りにもオススメです。冷凍のむきエビと一緒に炒めて、中華だしで味付けすれば、簡単に中華風の炒め物を作ることができますよ!」

冷凍を使用すれば一見凝ったお料理も簡単に作ることができます。すべて冷凍の食材で完結できるのも目からウロコ!

6: むきエビ

先ほどの冷凍ブロッコリーを利用した炒め物にも登場したむきエビ。このむきエビはブロッコリー以上に使える範囲が広いのだそう。

「シーフードカレーやアヒージョ、かき揚げ、炒め物ととにかく和洋中で大活躍です!私がお料理代行の作りおきでよく作る、エビとエリンギのアヒージョはお子様にも、大人のおつまみにも人気があります」

エビが入るだけで、お料理の“メイン感”がグッと増しますよね。買っておけば普段の食卓も、晩酌のおつまみもワンランクアップさせてくれそうです!

7: かぼちゃ

大人も子どもも大好き!ですが硬いので下処理がとにかく面倒な食材の代表格といえば、かぼちゃではないでしょうか?

「生のかぼちゃをカットするのは力もいるし、結構大変ですよね……。冷凍ならカットされているので、すぐに調理できるのがメリットです。煮物やポタージュなど普段の食卓に使うだけでなく、つぶしてパウンドケーキやプリンなどのスイーツ作りにも重宝しますよ!」

煮物やポタージュといったお料理に使用する、というのは思いつきそうなところですが、さすがお料理のプロは着眼点が違います。冷凍のかぼちゃなら、子どもも喜ぶスイーツが簡単に、しかも時短で作ることができますね。

一番面倒な工程をすでに行なってくれているのが冷凍食品のメリット。とくにこのかぼちゃは、冷凍食品のいいところを存分に発揮している食材といえそうです。

8: とろろ

なんとなく食欲のない時、とろろご飯などのサッとかきこめるご飯はありがたいもの。しかし、食べるのは簡単でも準備するのが面倒なのがこのとろろです。

「生の長芋をとろろにするには、皮をむいて、すりおろして……と案外時間がかかるものです。人によっては手がかゆくなることもありますよね。冷凍のとろろを買っておけば、解凍するだけでとろろそば、とろろご飯が手軽に食べられます」

矢田さんの言うように、サラッと食べたいご飯を、サッと短時間で作ることができるのは嬉しいですね。マグロの山かけなど、ちょっとしたおつまみを作る際にも活躍してくれそうです。

上手に使えばお料理の幅がグッと広がる!

しっかりと一からお料理を作ることは、時間がある時は楽しいものですが、時間がないとどうしても煩わしさを感じてしまうものです。

しかし、冷凍食品をうまく利用すれば、時短にも関わらずちょっと凝ったように見えるお料理を簡単に作ることができます。しっかりと下ごしらえをしてくれている食材を上手に使うことは、むしろ自分をお料理上手に導く方法かも!?

監修:矢田裕美(家事代行サービスCaSy・お料理キャスト)

photo/PIXTA

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