自分の足跡を残す。いつまでも挑戦し続ける気持ちを持って。キャストジャーナル⑦西村 正子(にしむら ・なおこ)さん
カジーが誇る最上級のプロフェッショナルキャスト集団「TEAM BLACKS」に所属し、お掃除キャストとして大活躍中の西村 正子(にしむら・なおこ)さん。最初はスマホアプリの扱いも苦手で、カジーの本部スタッフが手取り足取り登録を手伝ったほど。大緊張の初回サービスからは手探りながらも着実にお掃除のスキルを磨き上げ、たくさんのお客様の暮らしに寄り添ってきました。さまざまな壁を乗り越え、現在に至るまでの想いをお話ししていただきました。
Contents
前職はピアノ教室の先生
カジーのお仕事は4年目ですが、以前はピアノの先生として個人の教室を経営をしていました。ですが、バブル崩壊と共に生徒が激減。教室を閉めざるをえない状況に。生計を立てるために、保母さんや事務の仕事など、いろんな職種を試しては次の仕事を探していました。
そんな中、固定の清掃員がお休みするところだけにお仕事に入るという”代務専門”の清掃員になりました。特別に掃除に思い入れを持っていたわけではありませんが、同僚との人間関係を気にしなくていいところが自分に合っていて、気づけばその会社に勤めて現在16年目になりました。
私事ですが、2018年に還暦を迎えた頃、「何か足跡を残したい」という気持ちが芽生えているのに気づきました。こんなに長く清掃のお仕事を続けられたということは、お掃除の仕事が好きっていうこと。これまで培ったスキルを糧に、なにか自分の生きた足跡を残せないかしら。娘にそんな話をしていたところ、「こんな会社があるよ」と紹介してくれたのがカジーでした。
そこで一大決心し、応募したのが始まりでした。
初めはweb登録、掃除の技術も四苦八苦
電話をかけたものの、web登録やアプリ操作など、カジーではスマートフォンを使うことがお仕事を始める上での大前提。当時はスマホが使いこなせなかったのですが、本部スタッフが丁寧に手続きを手伝ってくれました。
最初の研修では考えすぎてしまい、普段の施設の清掃から気持ちを切り替えることができず、再指導が入ったほどボロボロでした(笑)。「家でやっている掃除の延長だと考えればいいんだ」と思い直して再受講したところ、「別人みたいじゃない!」と講師の方からお褒めの言葉をいただき、なんとか現場に入れることに。
初めてのお仕事は、震える手でインターホンを押して訪問したことを覚えています。とても緊張したのですが、お掃除を始めると自然と落ち着くことができ、結果頼まれた場所を予定より早く終えられただけでなく、他の場所にも手を付けることができました。無事終わったと思ってホッとしていたところ、なんとお客様から直接その場で「西村さんに定期を頼みたいわ」というありがたいお言葉をいただくことができたんです。
あまりに突然のことにびっくり。初の定期が思いがけないタイミングで決まりました。その時は本当に嬉しくて、本部のスタッフも一緒に喜んでくれました。そのお客様は今でも定期を継続して利用してくださっています。
前職のピアノの先生とお掃除代行は全く違うようで、実は「技術を磨いていく」という点で似ているところがあります。より早く、より美しく、力をコントロールしてより良くできるように試行錯誤し、達成できたとき喜びを得ることができる。お掃除のお仕事が自分に合っていたのはきっと、私がテクニックを上げることが好きで、そういったことに時間かけることが苦にならないからだと思います。
カジーの仕事はキャストが自分で作っていける
また、カジーでは与えられるお仕事だけをこなすのではなく、自分で仕事を選ぶことができる点が最大の魅力だと思います。
雇われて言われた仕事をやるのではなく、自分の行きたいところに行って自分のペースでお仕事を増やしたり減らすことができる。自分たちで組み立てて作っていくことができるのです。また、スピード感が重視されることが多かった今まで経験してきた清掃業とは違って、お客様のお顔を見ながら、ご要望に沿ってお掃除をすることができます。お掃除をすることで活き活きとした暮らしをしていただけるよう、丁寧で包み込むようなサービスを心がけています。
そして今では、お客様が喜んでいるその顔を見られることが、何よりの幸せとなりました。
マニュアルや規定が用意されているおかげで、お客様も「CaSy」の品質を信頼し、安心して依頼してくださいます。以前は経営をしていたからこそ、そのありがたさがよくわかります。お金のことも、クレーム処理も会社が引き受けてくれて、しかもお客様の喜んでいるお顔が見られる。こんないいことってない、って思っています。
足跡を残す大きな一歩、「TEAM BLACKS」一期生
「チャンスだよ、一期生だよ!足跡を残す第一歩かもしれないよ」。これは「TEAM BLACKS」のお話をいただき、参加を迷っていたとき、娘から言われた言葉。またもや娘に背中を押され、飛び込んでみることにしました。ところが案の定、一筋縄ではいきませんでした。
カジーのキャストコミュニティ内での後進へのコミュニケーションを任せられているものの、元々スマホが苦手な私は文章を打ち込むのも一苦労。最初は挫けて諦めようとしたこともありました。
そんな時にもまた娘が言葉をかけてくれました。「これから先もいろんな世代の方が『TEAM BLACKS』になるかもしれない。スマホを使えなかったお母さんがこの仕事をやることに意味があるんだよ。」と。
そうだ…!私がここで諦めていてはだめだ。これからのキャストのためにも道を作っていくんだ。
娘の言葉のおかげで再度決心し、デジタルツールともしっかり向き合うことに。周りの方のアドバイスも聞きながら、今では以前より使いこなせるようになりました。振り返ってみると、随所随所で導きの言葉をくれた娘には感謝ですね!
「TEAM BLACKS」になったことで、「キャストとしてもっと上を目指したい」という前向きな気持ちも生まれました。自分はお掃除について詳しいと思っていましたが、他にもすごいスキルを持っている方がたくさんいることを知ることができました。これまでは周りを見渡さず、ひたすら一人だけで仕事をやっていた私。だから「TEAMBLACKS」にならなければ、一人で鼻高になっていたと思います。還暦を超えてこの挑戦は、謙虚になり、目的ができた、私にとって忘れられない人生経験になりました。
カジーのお仕事は普通のお掃除とは違い、どんな人も「自分の足跡を残す」ことができるお仕事だと思っています。
お客様の人生を前向きに変えることができ、どんな背景を持った方でも、キャストとして頑張ることで様々な道が開け、自分の価値を見出すことができる。それを体感できたからこそ、私はまだまだスキルを上げ続け、より高みを目指していきたいと思っています。
カジーでは家事代行キャストを募集しています。
カジーで家事代行サービスのキャストに挑戦してみませんか?この記事を読んでご興味を持ってくださった方は、下記のリンクからエントリーしてみてくださいね。
みなさまのご応募をお待ちしております。
この記事を読んでいる人は
こんな記事も読んでいます