CaSyの新人研修講師が語る! 本当に家事代行に向いている人って?
新しく仕事を始める際、どうしても不安になってしまうのが「私、この仕事向いているのかな?」ということですよね。
家事代行の仕事は、これまではまったく別の仕事をしていたという人も多く、このようにこれまでに挑戦したことのない分野の仕事の場合、特にその不安は強くなるものです。
そこで今回は、以前インタビューを行ったCaSyのお掃除代行キャストでもあり、新人研修講師でもある下郷さんに、“本当に家事代行スタッフに向いている人”についてお話していただきました。
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1: 利用者の要望をしっかり把握できる
–これまでもCaSyジャーナルで「家事代行に向いている人」をテーマにした記事があり、やはり明るくて清潔感があって、という人が向いているというイメージでした。
下郷さん(以下、下郷)「そうですね、もちろんその部分は大前提としてあるのですが、まずは利用者の方の要望をしっかりと把握することができるかどうかということが大切です。
家事代行で伺う時間というのは限られていますし、まず最初のコミュニケーションの時点で利用者の方がどこをどうして欲しいのか? をしっかりと把握できていないとクレームにつながってしまうこともあります。
なぁなぁにせず、不明点はその場でしっかりと確認できるコミュニケーション能力が必要ですね。
というのも、こちらが代行している間、部屋にこもって仕事をする人や外出する人もいらっしゃるため、その場合は特に事前のコミュニケーションが大切になってきます」
–しかし、やはりはじめは緊張でうまく聞き出せないということもあるのではないでしょうか?
下郷「もちろん、研修の段階だとその時点で固まってしまう人もいますね。ただやはり研修を経て慣れることでその緊張の原因を取り除いていくことも私たち講師の仕事ですね」
2: 前のめりで現場に出ることができる
–今“慣れ”という言葉が出ましたが、やはり実際に利用者のお宅に伺い経験を積むことが慣れることにつながりそうですよね。
下郷「そうなんです。どんどん現場に足を運ぶ人の成長が著しいというのはあると思います。
やはり知らない人のお宅に伺うって怖いですよね? そこに不安を感じて、研修が終わってもなかなか現場に行けないという人も中にはいますね。
研修が終わった後すぐに現場に行かないとどんどん怖くなっちゃうんですよ。その気持ちは、私は今でもすごく理解できます。
でも実は、研修の後すぐに一度利用者のお宅に伺うだけですごく気分が楽になるんですよ」
–不安で先延ばしにしてしまうと、行動するのが怖くなるのは誰しもがあることですよね。
下郷「なので、とりあえず5件ほど早めに現場に出ることをおすすめしています。不安があっても『とりあえず行ってみよう』と行ける人は、家事代行の仕事においては強いと思います」
3: 汚れを見るとワクワクする
下郷「これはお掃除代行に関して言えることなのですが、汚れを見たときに『汚い…いやだなぁ』と思うか『汚れてる! この汚れをどうにかしたい』と思うか、という部分も重要です」
–普通の人であれば、できるだけ汚れている部分は見ないふりをしたいものですよね。
下郷「やはりお掃除代行であれば掃除が好き、お料理代行であれば料理する頃が好き、という大前提がないと、ということですよね。
私も、特に汚れたお宅などを見ると『なんとかこの汚れに勝ってやりたい!』とワクワクしてしまうんですよ(笑)
部屋がキレイになるのは利用者の方にとっても嬉しいことだと思うのですが、キャストにとっても掃除の際のビフォーアフターが激しいと爽快感があります。
それを喜びと感じられる人は向いていると思います」
4: 直接の評価にストレスを感じない
–そのほかに、家事代行に向いているタイプの人、というのはありますか?
下郷「そうですね。精神的に強い人、でしょうか。
CaSyもそうですが、家事代行の仕事は利用者の方から直接『ありがとう』を言ってもらえる反面、代行後のの評価がダイレクトにスタッフに届くことが多いんですよね。
クレームもそうですし、CaSyであれば仕事が終わった後に利用者の方が、代行したキャストがどうだったかということを星の数で評価するのです」
–たしかに、万が一自分に良くない評価がつくと……落ち込んでしまいますよね。
下郷「そうですね、少なからず誰でも落ち込むことはあると思います。ただ、利用者の方と直接顔を合わせて仕事をするので、そこで踏ん張れるかどうかがカギです。
CaSyのキャストでMVPを取った方は、星の数が少なかった利用者のお宅に星5が取れるまで何度も伺って、自分に足りない部分を探っていましたね。
その話を聞いたときは、やはりそういった方が伸びるんだなとあたらめて感じました」
5: 家事代行は体力勝負!
下郷「あとは体力がある人は、家事代行で活躍できる可能性が存分にありますね。
というのも、家事代行の仕事は掃除にしても料理にしても一日に2〜3軒のお宅に伺うという場合もあるんです」
–なるほど、ただ体を動かして働くから体力が必要ということなのですね。
下郷「3軒目ともなるともちろん疲れはあるものですが、利用者の方からしたらお金を払って家事代行を利用している以上、そんなことは関係ないですよね。
1軒目であろうが、3軒目であろうがしっかりと同じクオリティで仕事をすることが求められます。
しかし逆にいえばそれができる人はより多くのお宅に伺えるため、収入も増えていきます。
かくいう私はわりと一球入魂タイプなので、1日のうちに多くのお宅に伺うということはあまりないのですが(笑)」
好きを仕事にすればできることは増えていく!
「家事代行に向いている人の要素は色々とあるのですが、基本は当たり前のことが当たり前にできる、ということですね」
と語る下郷さん。
家事代行だけではなく、どの仕事にも言えることですが、やはりCaSyのキャストみんなに共通することは、掃除や料理好き! ということなのだとか。
好きなことを仕事にすることで、自分を成長させる意欲も増すことができます。
掃除や料理が好き、これが実は一番向いている要素なのかもしれませんね。
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