里帰り出産をうまくいかせるコツは? 帰る期間やパパへのフォローも重要?

妊娠して、多くの人が考えるのが「里帰り出産をするか?しないか?」ということ。

特に初めての妊娠の場合は、出産後の勝手がわからないため、母親に手伝ってもらいながら子育てした方が安心と考えている人も多いでしょう。

今回は、里帰り出産のメリットやデメリット、また里帰り後の育児をスムーズに行えるコツを紹介します。

里帰り出産のメリットは?

まずは里帰り出産のメリットから。

慣れない出産直後の育児が楽になる、とは言っても、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

1: ママの負担が減り、育児に専念できる

「産後の肥立ち」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

産後1ヶ月ほど体を休めるか休めないかで、女性のその後の健康状態や更年期障害の症状の重さが変わってくると言われています。

しかし、現代の核家族化により、なかなかママが出産直後に体を休めるということは難しくなっていますよね。

そんな中、里帰り出産をすることで、日常の家事などを親に任せることができるため、ママは赤ちゃんのお世話に専念することができ、しっかりと体を休める期間を作ることができます。

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2: 親のアドバイスなどで精神的な安定を得ることができる

初めての妊娠出産はわからないことだらけ。

本当にこのやり方で合ってるのかな……なんて不安になることありますよね。

そんな時に里帰り出産をすることで、すでに子供を産み育てた経験のある母親から日常的にアドバイスや励ましの言葉をもらえることで、安心を得ることができます。

また、1人で自宅に閉じこもり赤ちゃんと2人っきりの状態で育児をしていると、精神的に滅入ってしまうことも少なくありません。

「話し相手がいる」という環境があることで、ママの精神も安定した状態で育児に臨むことができます。

3: 上の子の面倒を見てくれる

すでに子どもを1人以上産んでいる、という人にとっても里帰り出産は大きなメリットがあります。それは、上の子の面倒を親に見てもらえるということ。

赤ちゃんのお世話に加えて、上の子の相手をするのがかなりの重労働。

遊びたい盛りの子どもの相手をしていると、なかなか体を休めることはできませんよね。

四六時中でなくとも、ご飯を食べる時など家族が揃う場面だけでも、面倒を見てもらえることで体の負担がだいぶ変わってきます。

里帰り出産のデメリットはあるの?

メリットだらけに見える里帰り出産ですが、やはり同じようにデメリットもあるものです。

里帰り出産で起こりがちな弊害とは何でしょうか?

1: 母親との意見の食い違いがストレスに

これはまさにメリットと表裏一体のデメリット。

慣れない育児に対してアドバイスをもらえる反面、育児に対する考え方の違いがストレスになってしまうこともあります。

育児に対する考え方や”正しい”と言われる方法というものは日々どんどん変化していっています。

母親の時代に”正しい”と言われていたやり方が、最近になって否定されていたり、特に必要がないと言われることも多くなっているのです。

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2: パパの父性が育ちづらくなる?

自宅から実家の距離にもよりますが、やはり自宅で子どもを育てるより、パパは格段に生まれたばかりの子どもに会える機会が少なくなります。

赤ちゃんが生まれたばかりの大変な時期をともにできないことで、パパの父親としての意識が芽生えづらくなる、という場合もあるようです。

里帰り出産を終えて帰ってきた後、ママとパパの間で子どもに対する意識のズレが生じてしまい、夫婦関係に亀裂が入ってしまうことも少なくありません。

また、それによってママと子どもの輪の中にパパがなかなか入ることができず、家庭内で疎外感を感じてしまう原因にもなります。

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3: 自宅での育児準備が不十分な場合も

里帰り出産をすると、実際に産んだ病院が離れた場所にあるため、帰ってきた後は近くのかかりつけの病院を新たに探す必要が出てきます。

また、長い期間里帰りして育児することで、赤ちゃんを育てるための備品などが自宅にしっかりと揃えられておらず、帰ってきてからバタバタしてしまうというパターンも。

まずは必要な情報を、妊娠中に調べておいたり、最低限の育児グッズは自宅用に買い揃えておくという準備が必要です。

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里帰り出産の期間や、自宅に戻るタイミングは?

里帰り出産の期間は多くの場合、妊娠34週〜産後1ヶ月、約2〜3ヶ月という人が多いようです。

その理由は、転院するのであれば妊娠34週までに、としている病院が多いため、出産前にそのタイミングで里帰りする人が多いためです。

また、出産後も1ヶ月は、まだ赤ちゃんの免疫がしっかり出来上がっていないので多く外出することは控えるように言う病院が多いためでしょう。

赤ちゃんのお世話に専念でき、居心地が良いためできるだけ長くいたい……と思ってしまいがちですが、あまり里帰りの期間が長いと、パパの子育てに対する意識を低下させてしまうことにもつながってしまいます。

産後1ヶ月をめどに、自宅へ帰る、というのが良さそうですね。

里帰り中、パパへのフォローはどうする?

いざ自宅へ帰った時に、なかなかパパが子育てに積極的になってくれない……などを防ぐためには、里帰り中にパパへのフォローもしっかりと行っておくことが大切です。

具体的には、子どもの様子を細かく伝える、写真や動画を送るなどして、生まれたばかりの大事な時期を共有する機会を多くしましょう。

パパが現在家の中で困っていることを聞き出して解決してあげるなど、相手の話も聞いてあげるようにするのも良いですね。

もちろん、パパが子どもに会いに来る日をしっかりと調整するなど、実際に子どもと触れ合う機会を積極的に持たせることも重要です。

しっかり準備して、里帰り出産をより良いものに

パパに対するフォローは必要なものの、やはりママにとってはメリットの大きい里帰り出産。

もちろん、里帰りする前の準備も大切です。

子どもが生まれた後のプランをしっかりパパと話し合っておいたり、実家に対して「元々は自分の家だから」と過度に甘えが出ないよう、事前にパパと一緒に「お世話になります」の挨拶をしに行ったり、ということを事前にしておくことで、より快適に、不安なく里帰り出産ができそうですね。

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