子育て中のパパ・ママ必見!離乳食は4段階で進めよう
子育てを始めたばかりのパパさん、ママさん。お子さんが日々成長していく様子をめまぐるしく感じている方も多いでしょう。
お子さんが5〜6ヶ月くらいになると、そろそろ離乳食を始める準備が出来てきます。初めての子育てでは、離乳食開始のタイミングが難しいと思っていらっしゃる親御さんは多いですよね。
【1】始めるタイミングは?食べ物を見てよだれが出てきたら開始OK!
まずは、赤ちゃんが離乳食を始めるタイミングについて。
月齢で言うと大体5〜6ヶ月くらいからが妥当とされていますが、これには個人差があります。
例えば、今まで母乳やミルクのみで栄養を摂ってきた赤ちゃんが、パパやママのご飯などを見てよだれを流したり、目で追うなどの様子が見られたら、そろそろ開始しても良いという合図になります。
要するに、食べ物に興味を示すようになれば、その時がタイミングとしてふさわしいということです。
【2】いきなり固形はNG!離乳食は4段階に分けられる
当たり前ですが、歯も生えていないうちに固形のものは与えられませんし、味付けも大人とは違います。
離乳食は、4つの段階に分けて進めていくものなのです。
1.ゴックン期
月齢で言えば5〜6ヶ月頃。口を閉じて「ゴックン」と飲みこめるように練習する離乳食の第1段階です。
先述したとおり、食べ物に興味を示すようになったら、ここから始めていきます。
この頃の離乳食は1日1回食で、授乳は通常通りでOK。10倍粥や、軟らかく煮た野菜やイモ類を滑らかになるまですりつぶしたものが適しています。
味付けはなしで、素材そのものの味を教えましょう。
1品ずつ、まずは一匙から始めます。
食事を与えるタイミングは、朝か昼の授乳前です。食品によってはアレルギー反応が現れる可能性もあるので、なるべく平日など、病院が開いている日の日中が望ましいでしょう。
2.モグモグ期
離乳食第2段階は、口を「モグモグ」と動かし、食べ物を舌でつぶして飲みこめるように練習する時期です。7〜8ヶ月頃が平均的な始め時とされていますが、ゴックン期の進み具合を見ながら、そのお子さんに合ったタイミングで進めていきましょう。
食事を嫌がらずに食べることができ、上手にゴックンと飲みこめるようであれば問題ないでしょう。
この頃から1日2回食にしていきます。10倍粥から7倍粥に変え、食材もすべてすりつぶさず、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)に柔らかく煮、細かく刻んで与えてみましょう。
味付けは出汁を生かし、調味料を使うなら風味程度に抑えます。
授乳も通常通りか、食事の量が増えてくれば徐々に回数を減らしていきましょう。1日5〜6回で様子を見てみてください。
3.カミカミ期
第3段階期は、奥の歯茎を使って食べ物を噛む練習をする時期です。月齢9〜11ヶ月頃が適しています。
アレルギーの心配がなく、食べられる食材が増えてきたら、歯ごたえのある硬さへと移行していきます。
「歯ごたえのある硬さ」とは、たとえばバナナくらいの硬さのことを言います。全段階までは刻んでいた食材も大きめにカットする程度に変え、味付けはごく薄味に抑えましょう。
離乳食もここから1日3回食に変わり、生活リズムが整っていきます。授乳回数も1日5回程度に。食べる量が増えていれば、食後のミルクは量を減らしても良いでしょう。
母乳の場合は、量を気にしなくても大丈夫です。
4.パクパク期
パクパク期は「離乳食完了期」とも呼ばれてます。全段階でバナナの硬さ程度の食材を歯茎でつぶして食べられるようになったら、この段階へ移行します。
この頃になれば、大人の料理を味付け前に取り分けて与えてもOK。ただし、味付けは薄くしましょう。硬さの目安は肉だんごやゆで卵の白身くらいです。
主食はお粥を卒業し、軟かいご飯に変えていきましょう。耳を取り除いた食パンでも良いです。
1日3回食に加え、1〜2回のおやつ(補食)を取り入れても良いでしょう。おやつには、おにぎりやふかし芋などを選ぶとより健康的です。
食事から1日分の栄養を摂れるようになれば、授乳も徐々に減らしていきましょう。
【終わりに】
以上、離乳食の進め方について、いかがでしたか?
月齢についてはあくまでも目安であり、個人差があることを考慮して、お子さんの成長に合わせて進めていってください。
食事は生きることの基本です。お子さんが健やかな人生を送っていけるよう、パパさん・ママさんがお手本となって食べる楽しみや大切さを教えていきましょう。
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