働くママの悩み第3位は「会社で肩身が狭い」では1位は?
働くママは育児と家庭と仕事の3つを毎日両立しなければなりません。独身時代は将来の人生設計を頭の中でイメージしていても、いざ結婚、出産を経て、仕事に復職したら、こんなはずじゃなかったのに……と現実問題を突きつけられて戸惑う方も多いはず。今回は、働くママの育児の悩みベスト5を一緒にみてみましょう。
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■(1)夫の協力が得られない■
「うちの夫の会社はフレックス制で、出勤が遅い日や帰宅時間が早い時があるのに、子どもの保育園の送り迎えは今までしてくれた試しがない。子どもが風邪をひいて、仕方なく仕事を休むはめになっても、特に心配する様子もなく、いつも通りに食事の催促。もう私ひとりで子どもを育てている感覚です。」(30才・金融関係)
仕事を持っていると1分1秒でも時間が惜しいのが働くママの心情です。こんな時、パートナーである夫の協力が得られればよいのですが、育児はすべて妻任せにしているという男性が、日本では今だ少なくありません。夫としっかり話し合い、家事分担をして協力しあうことが大切です。両親などにサポートしてもらえる場合は、素直にお願いすることもひとつの手です。
■(2)子どもに罪悪感を持ってしまう■
「仕事が不規則で忙しいため、近くに住む母に子どもの幼稚園の送り迎えをお願いしています。毎日、子どもの顔を見るのは朝と帰宅してからの数時間。一緒にいてあげられないのが心苦しく、何のために働いているんだろうと時々考えてしまいます。」(33才・看護師)
働くママは子どもの成長を見られず、つらいと感じる方も多くいらっしゃいます。
自分ひとりだけで悩んでいては何の解決にもなりません。家族に相談するのはもちろん、思い切って会社の上司や同僚に家庭の話をしてはいかがでしょうか。第三者からの意見を聞くことで、今まで気づかなかった解決口が見つかるかもしれません。
■(3)会社で肩身がせまい■
「子どもの学校の行事やPTAの集まりで会社を早退しなければいけない時、周りに申し訳なく感じます。私ひとりが、迷惑をかけているんじゃないかと思って……」(31才・事務職)
結婚、出産前は仕事を完璧にこなしていたけれど、復職後は子どものことで早退や欠勤が多くなってしまうこともあり得ます。周囲に迷惑をかけているのでは?と思い悩んでしまっていませんか。
日ごろから会社に家庭の状態を伝えていると、周りに理解してもらえることもあります。もちろん、自分の仕事もすぐに引継ぎできるよう、分かりやすく整理しておきましょう。
■(4)どうしても孤独を感じてしまう■
「毎朝、起きてから主人と子ども、自分のお弁当をつくって、朝食の準備と後片付け、子どもを幼稚園に送り出してから出勤、帰ってきてまた家事……。今の生活自体に不満はないはずなのに自分だけが毎日、同じ生活をしていると孤独に思えてしまう時があります。家族に相談しようにも、どう説明していいか分からない。」(28才・パート勤務)
あまりの忙しさから急に孤独感にさいなまれることがあります。一生懸命だからこそ精神的に不安定になってしまい、最悪の場合日常生活が困難になるケースも。
夫や家族に愚痴を聞いてもらうこともよい方法ですが、たまには家事をさぼって自分に休息をあげることも必要。今日は掃除機はかけないなど、手抜きする家事をひとつ決めて実行してみることをオススメします。
■(5)働きたいけど思うように働けない■
「子どもがある程度大きくなったので復職活動しましたが、保育園は待機待ちで全然入れず、子持ちだと採用の枠が限られてしまい、自分の希望の職種にはつけません。今は近所のスーパーでパートタイマーとして働いています。」(28才・パート勤務)
子どもがいるとどうしても勤務時間が制限されてしまうものです。今までの仕事に復職しても昇進や昇給からはずされたなんて声も聞こえます。
育児短時間勤務制度などを上手に利用したり、働く主婦を優遇している会社を探したり、自分で情報を集めて賢く動きましょう。
【おわりに】
仕事をしながら育児と家事の両立は本当に大変です。解決のコツは決して自分ひとりで抱え込まないこと。夫にしてもらいたいことを相談、お願いする。家事は便利な家電を利用する、仕事が忙しい時は周囲にサポートしてもらうなど、工夫しながら毎日を明るくハッピーに過ごしましょう。
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