キッチンのお掃除は、汚れ別にやればこんなに簡単にできるらしい
お家の中でトイレ、お風呂についで汚れやすい場所と言えばキッチン。トイレやお風呂に比べてその汚れの種類が多岐に渡り、一筋縄でいかないのが面倒な場所でもあります。そのせいで、キッチン掃除に対してなかなか重い腰が上がらない……なんて人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、キッチンに発生しやすい汚れ別に、簡単にできるお掃除方法を紹介します。
キッチンの代表的な汚れは?
まずはキッチンにつきやすい汚れを確認してみましょう。
キッチンの汚れと聞いて一番イメージしやすいのは油汚れですよね。油汚れはコンロ周りのほか、油ハネなどで壁にもつきやすいもの。
同じくコンロ周りで厄介な汚れがコゲつき。一度ついてしまうと落としづらく厄介な汚れです。
また、シンクにつきやすい汚れはぬめりや水垢。とくにぬめりはしっかりと掃除しないと、すぐにまた繰り返してしまう上に、なんとなく触りたくない……という心理から放置してしまいがちです。
汚れの種類別!お掃除方法
それでは、それぞれの汚れ別にお掃除の方法を紹介します。特別なものを使わず家にあるお掃除アイテムだけで十分お掃除できますよ。
1: 油汚れ
酸性の汚れである油汚れには、重曹水が使えます。
まず、重曹小さじ1と水100ml程度をよく混ぜてスプレー容器に入れます。汚れが気になる部分にシュシュッと吹きかけて、メラミンスポンジで汚れをこすり落としていきましょう。
重曹でもなかなか落ちないという場合はセスキ炭酸ソーダを使うという手もあります。セスキ炭酸ソーダの場合は小さじ1に水を500ml程度使用しましょう。より強いアルカリ性になるので、手肌が荒れないようゴム手袋などをすると安心です。
また、油を融解させるため冷たい水を使わず、ぬるま湯を利用するのもポイントです。
2:コゲつき
コゲつきも油汚れと同じく酸性の汚れ。まずは油汚れの時と同じ要領で重曹水を作りましょう。
コゲつきが気になる部分にしっかりとスプレーし、その上からラップなどでパックをして数分置いておきます。こうすることで、油汚れよりもより厄介なコゲつきを落としやすくできるのです。そのあとはパックに使ったラップを丸めて、くるくると円を描くようにコゲの部分をこすっていきましょう。重曹が残っていると白くなってしまうので、最後にしっかりと水拭きをしてくださいね。
3: ぬめり
油や食材カス、洗剤の流し残しなどから雑菌やカビが発生することで、ぬめりを作り出します。キッチンではとくに排水口に多い汚れです。
カビや雑菌に効くのは市販のカビ取り剤。排水口やぬめりの気になる部分にしっかりスプレーし、10分程度放置します。ぬめりがひどい場合は30分程度放置してもOKです。その後は、スポンジなどでよくこすって水で流しましょう。
排水口の場合は、網目に挟まっている食材カスや油をかき落とすために、ブラシなどを使ってください。
カビ取り剤は成分が強いのでゴム手袋をしっかり着用して、換気しながら行なってくださいね。
4: 水垢
水垢の掃除の基本は“削り取る”こと。とはいえあまり硬いものや鋭利なもので削ってしまうとシンク自体を傷つけてしまいます。プラスチックのへらや、使わなくなったポイントカードやクレジットカードを利用して削っていきましょう。
それでもなかなか落ちない!という場合は水垢のアルカリ性の性質を利用して、酸性であるクエン酸水(クエン酸の粉末小さじ1に対し水100ml)やお酢を使って落としていきましょう。
水垢の気になる部分にクエン酸水やお酢を垂らし、ラップでパック。数分放置したのち、スポンジでこすり落とします。
普段からのちょこっと掃除で汚れを予防
キッチンの汚れは溜まってしまうと落とすのが厄介な汚れが多いですよね。キッチンの場合はやはり普段からのこまめなお掃除が重要になります。
お料理後のまだキッチンが温かい状態の時にしっかり油汚れを拭き取り、排水口に溜まった生ゴミも、すぐに捨てておきましょう。また、最後にお湯を排水口に流して、放置すると固まってしまい落とすのが大変になる油汚れをさっと洗い流しておくといいですよ。
汚れの正体を知ってスッキリお掃除!
キッチンの汚れと一言に言っても、その原因や成分は様々です。
一見ややこしいように思えますが、その汚れが何なのか?をしっかりと理解することで、面倒なキッチンのお掃除も短時間で楽に終わらせることができます。
美味しい食卓のためにも、普段からのこまめなお手入れを心がけましょう。
photo/PIXTA
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