コスパよし！ナチュラルお掃除でよくある悩み 4つと解決方法

市販の洗剤よりもナチュラルお掃除が良い点は、環境に優しく、お財布にも優しい所。ナチュラルお掃除でよく使われる洗剤は、重曹、クエン酸、セスキ、石鹸、酸素系漂白剤、エタノールなどですね。

上にあげたうちの 3～4種類の洗剤があれば家中掃除ができてしまいます。
共働きや子育てで忙しい方も、一度ナチュラルお掃除を覚えてしまえば、ずっと効率的でエコな家事ができると思います。ストックする道具も少なくて管理も簡単です。

ですが市販の便利な洗剤から、ナチュラルお掃除を始めると今までと使い方が違うためにすぐに挫折してしまう方が多いようです。「なかなか汚れが落ちない」「使い方がわかりにくい」など不満をこぼしている方が多いです。
少しでもそのような方が悩みを解決できるよう、よくある悩みと解決方法を紹介します。

1.洗剤の使い方が覚えられない

酸性の湯垢・油汚れにはアルカリ性の洗剤（重曹・セスキ）
アルカリ性の水垢・カルキ汚れには酸性の洗剤（クエン酸）が基本です。

またアルカリ性の洗剤は,鉄やアルミに使用すると変色したり、重曹では細かい傷がつく恐れがあったり、クエン酸は塩素系の物と混ぜてはいけないことになっています。
このようにそれぞれの洗剤には使用上の注意が細かく書かれており、１度に複数の洗剤を使い始めると混乱してしまうことがあります。

「いちいち確認するのが面倒」「覚えられない」と言う方が多いです。

【解決策！】

1度に複数の洗剤を作らず、まずは1つスプレーを作ってみましょう。1度に複数の洗剤を使い始めると、覚えられません。まずは１種類の洗剤でスプレーボトルを作り、注意書きを見ながらお掃除してみましょう。
どうしても覚えられない場合は、ボトルにマスキングテープなどで使用禁止の素材や用途を書いておくと良いですね。
1本使い切る頃には使い方を覚えられていると思いますよ。

2.ボトルに詰め替えるのが面倒

ナチュラル洗剤の基本は、ボトルに水と洗剤を溶かして使用します。
例えばセスキですと「水500ｍｌに対して小さじ1のセスキを溶かす」などと書かれています。
ですが、スプレーボトルの口は小さいため「計量スプーン」や「計量カップ」、「ろうと」を使用しての洗剤作りが必要になり毎回行うのは結構面倒なものです。

【解決策！】

1度計量したら、次回からは目分量で大丈夫

一度は大体の濃度を覚えるために、正確に計量しましょう。
次回からは自分好みの量に変えます。基本の量を参考にして、少し薄くしたり、少し濃くしたりします。
二回目からは、「ろうと」と「スプーン」で十分です。水の量は前回作った時の量を参考にします。

3.洗剤がなかなか減らない

重曹・セスキ・クエン酸は基本 水に溶かして使用します。作る量にもよりますが、一回の使用量は小さじ1～大さじ2ほどです。作ったスプレーもすぐにはなくならないので、洗剤は何年も眠っている事があります。

【解決策！】

100均などで小さなサイズ（100～500ｇ）で購入することがお勧め

100均では少量ずつ売られています。初めて挑戦する方は特に少量から始めましょう。
なかなか減らないクエン酸は給湯ポットのカルキ取りに使うとすぐになくなります。
重曹は残り湯に溶かして洗濯液として使用するとすぐになくなります。（洗剤は半分の量ですみます）

4.汚れがなかなか落ちない

ナチュラルお掃除は環境や手肌に優しい分、汚れ落ちも穏やかです。なので「重曹で汚れが落ちなかった」という声も良く聞きます。
重曹水は温めてつけ置きしてからこすり洗いすると焦げがよく落ちることがあります。

【解決策！】

汚れ落ちを良くする3つ（温度・時間・濃度）の技があるので併用しましょう。

温度・・・溶かす水の温度を高くして、温かいうちに掃除をするとよく汚れが落ちます。

時間・・・スプレーしてすぐに拭き取らず、ペーパーにしみこませてラップをすると効果が上がります。つけ置き時間を長くとりましょう。

濃度・・・水をぬるま湯にして、溶かす量を少し増やすと効果があがります。

どうでしたか？挫折してしまった方や、これから始めようとしている方に少しでも参考にしていただけると嬉しいです。
少しでもナチュラルお掃除への誤解がとけて、楽しいお掃除ライフを送る方が増えますように。