家事代行に資格は必要? 持っていると役に立つ資格とは
ライフスタイルに合わせたフレキシブルな働き方ができる家事代行。
近年幅広い世代から注目されている話題の仕事ですが、「興味はあるけれど、資格や特別なスキルって必要?」「普段家でしている家事とは違うの?」といったことを気にされている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、家事代行で働く際に資格が必要なのかどうか、どんな資格を持っていると仕事に役立つのかについて、詳しくご説明したいと思います。
家事代行の仕事が気になる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
家事代行の仕事に資格は必要?
結論から言うと、家事代行の仕事に特別な資格は必要ありません。
家事代行というのは、片付けや掃除、洗濯、料理など家庭内の家事全般をお客様の代わりに行うサービスのため、基本的には家事全般に自信がある方であれば大丈夫。
これまでの家事経験を通じて身につけてきた「家事スキル」を活かして、即戦力として活躍できる仕事です。
ただし、家事に関連した資格を持っていれば、スキルの高さの証明をすることができるため、プロフェッショナルとしてお客様からの指名をいただきやすくなる可能性があります。
家事代行の会社によっては、お客様からの指名や評価数に合わせて時給がアップする「指名制度」や「昇給制度」を設けているところもありますので、資格が評価につながり、モチベーションのアップとなることも期待できそうです。
家事代行の仕事をする上で必須の資格はありませんが、持っていると役立つ資格があるということは押さえておきたいポイントのひとつでしょう。
家事代行の仕事で持っていると役に立つ資格
では、どのような資格を持っていると家事代行の仕事に役に立つのでしょうか。
ここからは、キャリアアップやより良い待遇につながるような資格をいくつかご紹介しましょう。
調理師・栄養士免許
家事代行の業務の中でもお料理に関わるときに役立つのが、調理師や栄養士などの資格です。
調理師は国家資格で、厚生労働省指定の調理師養成施設を卒業した人や2年以上の実務経験を経て調理師試験に合格した人が取得できます。調理師の免許があれば、レストランをはじめ、学校や会社の食堂、保育園や病院など幅広い場所で活躍できます。
一方、栄養士は都道府県知事が認定する免許で、健康な人に対しての専門的な栄養指導や栄養管理を行うことができる資格です。栄養士の資格を取得するためには、厚生労働省から指定認可された栄養士養成学校で必要単位を取得・卒業しなくてはなりません。
なお、栄養士の上位資格である管理栄養士の国家資格を取得すれば、病気を患っている方を含むすべての人に対して、より専門的で広い範囲の栄養指導や栄養管理を行うことができます。
いずれの資格も、家事代行サービスを利用されるお客様に美味しい料理を提供するのに役立ちます。
栄養バランスに気を配った美味しい料理はお客様の満足度も高く、「また、〇〇さんの料理が食べたい!」と、指名に繋がる可能性も期待できそうです。
ハウスクリーニング関連の資格
ハウスクリーニング関連の資格は、家事代行の業務の中でも掃除をする際に役立つ資格です。掃除に関する専門的な知識は現場で活かせるだけでなく、掃除のプロフェッショナルとして自己PRできる大きな強みにもなります。
では、家事代行の掃除に関して役立つ主な資格をいくつか見てみましょう。
まずは日本生活環境支援協会が試験を実施している「ハウスクリーニングアドバイザー」。エアコンやレンジフード、ワックスがけなどお客様からのニーズの高い場所の掃除について、道具の使い方や掃除のコツなどを身につけられる資格です。
また、日本インストラクター技術協会が試験を実施・認定している「クリーニングインストラクター」も、お風呂場、トイレ、玄関周りなど家の中のさまざまな場所の掃除に役立つ専門的な知識を身につけられます。なかなか落とせないような頑固な汚れの落とし方のコツなども学ぶことができます。
さらに、厚生労働省が認定する技能検定「ハウスクリーニング技能検定」は国家認定資格のため、掃除のプロとしてお客様からの信頼を得ることができます。資格取得には一定の実務経験が必要ですが、スキルアップとして取得を目標にしてみるのもおすすめです。
整理収納アドバイザー
家事代行では、お客様のお宅の掃除だけでなく、整理整頓をリクエストされることもあります。
そんな整理整頓に関する資格が、整理収納アドバイザーの資格です。
ハウスキーピング協会による認定資格で、1級・準1級・2級があり、このうち2級は、講座を1日受講すれば取得が可能です。2級取得後、準1級、1級とステップアップしていき、整理収納アドバイザーとして、アドバイスができるようになるという資格です。
未経験から家事代行でスキルアップする方法
「家事代行の仕事に興味はあるが、資格や経験がないので不安」という方もいらっしゃることでしょう。
先ほどの説明の通り、家事代行の仕事を始めるうえで、資格が必須条件になることはありません。
いままでの経験を通じて身につけてきた家事全般のスキルがあれば、プロフェッショナルとして活躍することができるだけでなく、キャリアを積んでいくことも可能です。
ただし、家事代行業者によっては、経験者を優遇して採用する会社もありますので、ホームページや資料をよく読み、未経験でも歓迎しているところや、サポート体制が充実しているところを選んでみるのもポイントです。
研修や講習会など、スタッフ育成に熱心な家事代行業者を選ぶことで、未経験からのスタートでも安心してスキルアップしていけるでしょう。
未経験で家事代行の仕事の探し方
未経験で家事代行の仕事がしてみたいと思ったとき、どのように探せばいいのでしょうか。
インターネットの求人サイトを見てみる
まずはインターネットで「家事代行」の求人を探してみましょう。
さまざまな求人サイトの求人を見比べて、勤務時間や勤務地、福利厚生など、希望の条件に合う仕事を探してみるのがよいでしょう。
家事代行デビューなら「CaSy(カジー)」
未経験だけれど「働きながらステップアップしていきたい!」という気持ちをお持ちでしたら、家事代行デビューをしっかりサポートするCaSy(カジー)がおすすめです。
CaSyでは、家事代行の実務未経験者の方でもスキルアップできるよう、講習やオンラインセミナー(勉強会)を実施しています。マニュアルも完備しているほか、先輩キャストのお家に訪問して実際のお客様のお家で業務を行うように研修や相談ができる「おうち研修」の制度もあります。
また、キャスト専用コミュニティ(CaSyキャスト限定SNS)では悩み相談も気軽にできるため安心です。
多くの方が実務未経験からスキルアップして活躍しています。
家事代行の仕事をするにあたり、持っていると役に立つ資格はありますが、必ず必要になる資格があるわけではありません。
資格や実務経験がなくても働くことができ、今までの経験を活かしてお客様に喜んでいただける仕事、それが家事代行の仕事です。
働きながらスキルを身につけることもできますし、これまで身につけてきた家事スキルがそのまま家事代行での財産となります。ぜひ、チャレンジしてみてください!
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