もう家事に時間を使わない!賢い人がやっている、時短掃除術
年末の大掃除ですっきりキレイになったお部屋、まだその状態を保てていますか?キープできているという方、素晴らしいですね!一方で、もうあちこちに汚れやホコリが目立つという方、またお掃除をしなくてはいけません……。
いずれにしても、日頃のお掃除は課題のひとつ。いくら大掃除を頑張っても、1年の大半が汚いようだと、気分も滅入ってしまいます。かと言って、毎日のお掃除に多くの時間をかけるのもナンセンス。だって、仕事をしたいし、本や新聞を読みたいし、友達と会っておしゃべりもしたい!趣味の時間も捻出したいし、家族と過ごす時間も確保したい!もちろん、睡眠時間もしっかりとりたい!そう、私たちはとっても欲張りなんです。
ですから、家事は手を抜くところは抜き、空き時間を上手に利用してこなしてしまいましょう!そのために、普段の家事にちょっとした工夫を取り入れると、家事時間を短縮できます。今日は、今すぐ始めたい時短掃除術をお教えしちゃいます。
洗面所には粘着テープを
洗面所の汚れの多くは、ホコリや髪の毛。これらを取り去るために、洗面所の脇に粘着テープを設置しましょう。洗面所のメイン掃除は、この粘着テープだけで済ませます。ドライヤーで乾かした際に落ちた髪の毛、洗濯物から出た糸くずやバスマットについた汚れ、ふわふわしたホコリもこの粘着テープをクルクルと転がすだけで、すべて取り去ってくれますよ。
ポイントは、粘着テープを置く場所。あえて洗面所内に置かず、脇に置いておくのには理由があります。ひとつは、洗面所の脇に置いておけば、洗面所から出る時に粘着テープが目に入るので、「あっ、やらなくちゃ!」と気がつけること。ふたつ目は、洗面所と玄関は近い場所に位置していることが多いので、出かける前に衣類に付いたホコリなどを取る際にも使えることです。
この他に、洗面所でのお掃除術として、もう一手間。それは、歯磨きタイムのティッシュ1枚分のお掃除です。洗面所は湿気が多く、とにかくホコリがたまりやすい場所。ですからティッシュ1枚と決め、洗面台や棚の上、引き出しの取手など、前日、前々日とは異なる所を拭き取るようにしましょう。こうすることで、大々的なお掃除の回数をグッと減らすことができますよ。
お風呂掃除は賢い道具を味方に
毎日のお風呂掃除は、楽に簡単にお掃除できる道具を使うのが賢い方法。柄が長く、ヘッド部分のスポンジが取り替えられるものを選びましょう。100均でも売られていますし、1000円程度払うと、ヘッド部分がポリプロピレンでできていて、洗剤なしで掃除できる優れ物もあります。これらは柄が長いので湯船の外からでも簡単に掃除ができる点、ヘッド部分の水切れがいいので掃除道具の清潔を保てる点がメリットです。
もうひとつ、お風呂場の気になる箇所である排水口の掃除は、ビニール袋と使用済みの歯ブラシを使ってササッと解決。汚れのメインは髪の毛なので、歯ブラシで髪の毛を絡め取り、ビニール袋へ。次に歯ブラシを使って、排水口全体の汚れをこすり取ります。最後に歯ブラシもビニール袋に入れ、ごみ箱へポイ!これで終了です。
キッチンは汚れを防ぐ対策を
キッチンの時短掃除術は、料理中にポイントが。必要なのは、いらなくなったビニール袋やジッパー付きの袋と、洗って乾かした牛乳などの紙パックを開いたものの2つだけ。これらを使って、そもそも汚れがつかないようにしてしまいましょう。
まずキッチンで作業を始める前にビニール袋をシンクの隅に置き、ゴミ袋にします。そこに野菜の切れ端などの生ゴミ、不要なものを次々と入れていきましょう。調理後と食事後にでる調味料や油のついた皿、フライパンなどは、いらなくなった衣類やタオルを切ったボロ布を使い、拭き取ってから洗剤を溶かした水につけます。ボロ布がない場合、キッチンペーパーやテーブルナプキンなどで拭き取ってもOKです。その際のボロ布やキッチンペーパーも、シンクに置いたビニール袋の中へ。汚れた食器をそのまま洗うと、シンクや排水口が汚れ、もうひと掃除が必要になります。しかし、この方法ならば、シンクや排水口のキレイを保ちやすくなり、掃除の回数を減らすことができます。最後に、ゴミの入ったビニール袋やジッパーをきちっと閉じて捨てれば、ゴミ箱内のニオイを防ぐこともでき、一石二鳥です。
牛乳などの紙パックは、肉や魚を切る時に使い、まな板を洗う作業を減らします。また、揚げ物をする際には、開いた紙パックの上にキッチンペーパーを敷き、油切りとして使用することも。こちらも使用後は捨てるだけ。後片付けがとっても楽になります。
どれもほんの少しの手間ですが、その積み重ねで汚れやすい場所のキレイを保つことができます。今年は時短掃除をして、家事の時間を上手に短縮!仕事に趣味に家族にと、あなたの大切なものに使える時間を作りだしましょう!
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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