カシミアを洗う時の注意点!手触り感を無くさずに洗うコツを紹介
寒い季節に活躍するカシミヤの衣類。
カシミヤはカシミヤ山羊の毛が原料です。カシミヤ山羊はインドのカシミール地方、中国、チベット、モンゴルで飼育されています。ウールと比較しても取れる量が少ないため希少で、滑らかな手触りと独特のぬめりは高級感があります。
そのためカシミヤは「衣類の宝石」とも呼ばれています。
そんな繊細でデリケートな素材だけに、洗濯には気を遣うものです。どんなところに気を配れてよいのでしょうか?
洗濯前にチェックすること
チェックしたいのは、衣類につけられている洗濯表示です。表示に従うのが基本ですが、自宅で洗えるかどうかをまず確認しましょう。
また、色落ちしないかシミや汚れがついている箇所はないかをチェックして適切な洗い方を選んでいきましょう。
洗濯洗剤の選び方
おしゃれ着洗剤と呼ばれている洗剤を選ぶのがオススメです。普通の洗剤との違いは、洗浄力の強さ。一般的な洗濯洗剤は、漂白剤や油汚れを落とす界面活性剤を多く含むなど、強力な洗浄成分が配合されています。
一方のおしゃれ着洗剤は、繊維に優しいのが特徴。摩擦を防ぐためのシリコンが含まれていて、中性が多いです。海外製品は、オーガニックな素材にこだわって作られているものも。繊維だけでなく、肌への負担まで配慮した選び方もあります。
用意するもの
洗濯機で洗うか手洗いで洗うかによって、用意するものが変わってきます。もし、シミがついている場合にはその部分に洗剤の原液を染み込ませておきましょう。
洗濯方法①洗濯機
洗濯機を利用する場合に必ず用意したいのが、洗濯ネットです。型崩れを防ぐために、衣類を裏返して畳んで入れ、手洗い(ドライ)コースを選んで洗います。
汚れが落ちにくくなるので、ネットには衣類を詰め込み過ぎないことも大事です。この時、お風呂の残り湯を使うのは縮む原因になるのでNG! 30℃以下の水道水を使います。
脱水時間は30秒ほどの最小限で。
洗濯方法②手洗い
カシミヤの衣類を洗う時は、少し手間がかかるものの手洗いがおすすめ。
洗面器を用意して水道水を張り、その中におしゃれ着洗剤を溶かします。型崩れしないように畳んで洗濯水の中に浸します。その後は、上から優しく手のひらで押さえるようにして20~30回ほど押し洗い。
洗濯機で30秒ほど脱水したら、洗面器の水を変えて軽く押しながらすすぐのを2回ほど繰り返します。
最後は柔軟剤を溶かした水に3分間ほど漬けて、洗濯機で30秒ほど脱水します。
干すときは「平干し」で!
ハンガーにつるすと伸びたりして、型崩れしたりしてしまいます。平干しネットを利用するのがベストですが、ないときはお風呂の蓋で代用も可能。パイプに胴の部分をかけて二つ折りの状態で干す方法もあります。
まとめ
カシミヤは着ると肌触りが良くて防寒性にも優れている上に、軽くて高級感もあり、冬のおしゃれに是非とも取り入れたい衣類ですよね。デリケートな素材だけに洗濯は気を遣いますし、手間もかかります。でも、そうして優しく大切に扱うことで、長持ち度はグンとアップ!
価格も安くはないだけに、大事に手入れして出来るだけ長く着たいものです。
セーターだけでなく、マフラーや帽子、手袋などのアイテムがカシミヤだという方もいるでしょう。大きさや形は変わりますが、基本の洗い方はご紹介した通りです。
まずは、表示を見逃さずにチェックすることが大事。その上で「優しく、丁寧に」を心がけてお洗濯しましょう。
photo/PIXTA
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