冷蔵庫にもカビがはえるって知ってた?その予防法&対処法はコレだ!
現代人にとって必須の家電である冷蔵庫。一人暮らしであればテレビを持っていないという人はいても、冷蔵庫が家にないという人はそうそういないでしょう。
しかし、本来は食材の新鮮さを保つための冷蔵庫ですが、実はカビが発生しやすい場所であるって知っていましたか?今回は、冷蔵庫の中に発生するカビの原因と、その予防方法などについて紹介します。毎日の食事をより美味しく食べるため、冷蔵庫のカビはしっかりチェックし、対処していきましょう!
Contents
冷蔵庫にカビが発生する理由
一般的にカビは高温多湿の条件下で発生するものなので、温度の低い冷蔵庫でカビが発生することはない、とイメージしている人は多いはず。けれど、冷蔵庫の中には食材の他、外との温度差によって発生する結露など、カビの養分になるものが豊富にあるのです。さらに、頻繁にドアの開け閉めを行ったり、開けっ放しにしたりしてしまうことで冷蔵庫内の温度が上がり、カビが発生することも!
他にも調味料などが冷蔵庫の中でこぼれたものを放置してしまうと、そこからカビが発生し、冷蔵庫内に嫌なニオイが漂ってしまう原因になりかねません。
カビを放置するとどうなる?
カビを放置することで嫌なニオイの原因になるのはもちろんですが、一番心配なのはやはり衛生面。発生してしまったカビが他の食材についてしまい、冷蔵庫の中の多くの食材をダメにしてしまうこともあります。
また、カビを放置することで冷蔵庫の中に漂うカビ菌が増えてしまい、一見問題がなさそうな食材などにも多くのカビ菌が付着してしまいます。小さな子どもがいる家庭などではより注意が必要ですね。
冷蔵庫のカビの対処方法
それでは実際に冷蔵庫の中にカビを見つけてしまったら、どのようにお掃除をすればいいのでしょうか?あるものを使えば、冷蔵庫のカビをスッキリお掃除できますよ!
1: 何を準備すればいい?
まずは、冷蔵庫のお掃除に必要なものを揃えましょう。必要なものは、
- エタノールスプレー
- キッチンハイター
- 雑巾
- マスク
- ゴム手袋
この5つ!
カビの胞子を吸い込んでしまわぬよう、マスクはしっかり着用してお掃除を行いましょう。ゴム手袋は必須アイテムではありませんが、エタノールが手についた際に荒れてしまうこともあるので、着用してお掃除するのが無難です。
2: 冷蔵庫の中身をすべて出そう
お掃除の準備を整えたら、冷蔵庫の中に入っている調味料や食材をすべて外に出します。そして冷蔵庫の電源は切っておきましょう。
すべての電源を切ってしまうと、冷凍室の食材がダメになってしまうこともあるので、掃除する場所のスイッチを切るだけでOKです。
3: 棚やトレーはキッチンハイターでお掃除
電源を切ったら、冷蔵庫に付属しているトレーや棚を外します。洗い桶などにキッチンハイターを水で薄めたものを張り、そこにトレーや棚を入れてつけ置きしましょう。数十分つけ置きしたら、水で洗い流し、乾拭きします。
ここで水分を残してしまうと、それがカビの養分になってしまうのでしっかりと行ってくださいね。
4: 冷蔵庫内はエタノールスプレーで!
冷蔵庫の内部に塩素系漂白剤を使ってしまうと、故障の原因になる場合もあるので、エタノールスプレーを使ってお掃除をしていきます。カビや汚れが気になる部分に数回スプレーし、雑巾で汚れを拭き取っていきましょう。
その後、一旦ドアを開けっ放しにして冷蔵庫の中を乾燥させます。
5: 最後にもエタノールスプレーを利用
最後にトレーや棚を戻したら、全体にエタノールスプレーを吹きかけます。その後、3分ほど密閉し、冷蔵庫内に殺菌効果をとどめましょう。
こうすることで、のちのちまで冷蔵庫にカビが発生するのを防ぐことができます。
冷蔵庫のカビを予防するには?
お掃除の最後にエタノールスプレーをすることで冷蔵庫のカビを防ぐことはもちろんですが、日々の心がけで冷蔵庫のカビを予防することもできます。
まずは、冷蔵庫の中身をこまめにチェックし、古い食材を入れておかないようにすること。しっかりとチェックすることで、調味料の液だれなどを発見することにもつながります。見つけた場合はすぐにキッチンペーパーなどで拭き取るようにしましょう。
また、冷蔵庫の温度上昇を防ぐため、できるだけ開け閉めは最小限に、開けっ放しは避けるようにしてくださいね。
冷蔵庫の整理整頓も大切
冷蔵庫の中身をこまめにチェックすることはカビの予防に大切なことですが、そのためにはまず冷蔵庫の中を整理整頓しておくことも重要です。冷蔵庫の中をスッキリと見やすくしておくことで、ちょっとした汚れもすぐに発見することができます。
人の口に入る食材が保存される冷蔵庫ですから、常に清潔な状態を保てるように心がけましょう。
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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