正月飾りは手作りしよう!あるアイテムで鏡餅も簡単に作れちゃう!?
様々な伝統行事が簡略化されてきている現代。しかし、お正月はやはり特別ですよね。一年の中でも、日本のよき文化を感じる時期。
すでに正月飾りの準備を整え、飾りつけを終えている方も多いと思いますが、もしもまだという方は今からでも大丈夫。身近にあるものや100円ショップで買える材料で、正月飾りを簡単に手作りできるんです。
正月飾りはいつまでに飾るもの?
そもそも正月飾りにはどんな意味があるのでしょうか?
もともと正月行事は、年神様というその年の神様を迎えて祀るために行われてきました。しめ縄は、神様を祀る神聖な場所に不浄なものを持ち込ませないため玄関に飾る習わしがあります。
門松は、「祀る」に通じる樹木ということでおめでたいものとされています。
餅は神様へのお供えとして欠かせないものとして、昔から用いられてきました。鏡餅は神事に使われる鏡と人間の魂を丸い形で表現したもので、2つ重ねるのは陰と陽を表しているとか。正月飾りには、それぞれ深い意味が込められているんですね。
飾る時期は、「正月事始め」である12月13日以降ならいつ出しても問題ないのですが、現代だとクリスマスが過ぎたあたりから飾るのが一般的になっています。中でも、28日は末広がりでおめでたいとされる8がつくことから人気。一方で、29日は「苦」を連想される数字であることから敬遠されています。31日も葬式と同じ一夜飾りということで縁起が悪いと避けられています。
ギリギリになってしまった!という方は、お正月の朝に飾ってもいいのではないでしょうか?「松の内」といわれる1月7日まで、十分に日がありますから大丈夫です!
しめ縄・しめ飾りの簡単リメイク
100円ショップでは、この時期様々なしめ縄が売られてます。ついている飾りを一度外して、アレンジ用の土台として使用しましょう。白のカラースプレーでほんのり色付けすると、おしゃれ度アップ。その上でフェイクグリーンや造花、和風の髪飾りなどをあしらってワイヤーで止めていきます。
南天やゆずり葉、松ぼっくりのようなナチュラルな素材をプラスすると豪華になります。もともとついていた水引の飾りもしっかり活用しましょう。
お正月の箸置き
牛乳パックを細長いストラップに切り、その上に和紙を貼って結び目をつけるだけで素敵な箸置きに大変身。他にもラップの芯に和紙を巻いて適度な長さにカットし、水引を合わせるというアレンジも。
和柄の折り紙で折り方を工夫して箸置きとして活用する方法もありますよ。
鏡餅
鏡餅は飾りたいけれどあまりお餅は食べないし……。そんな方は、毛糸を使ったふわふわ鏡餅はいかがでしょうか?
100円ショップでは「ポンポンメーカー」という、毛糸でポンポンを簡単に作れるキットが売られています。白・オレンジの毛糸を使って、大きさの異なる3つのポンポン作り、組み合わせます。最後のみかんの部分に緑の毛糸を巻いて結び、葉に見えるようにあしらえば、キュートなモコモコ鏡餅の出来上がり。
手作りのお飾りで新年を迎える・・・いいかも!
大掃除も終わり、あとはお正月を迎えるだけ!そんなふっと時間ができた今だからこそ、手作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
普段は忙しくてハンドメイドなんてとてもできないという方も多いと思いますが、手先を動かして何かに集中する時間は思いのほかストレス解消になるものです。
時間も材料費もかけずに作れるものばかりですし、お正月に飾るものとして時期も目的もハッキリしているだけに、やる気が出やすいのではないでしょうか?
モダンなデザインやシンプルさにこだわるなど、どこまでも自分好みにできるのも手作りのメリットですよね。
それでは、皆様よいお年をお迎えください!
photo/PIXTA
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