和室の“ふすま”の汚れをお掃除できる、意外なアイテムとは!?
和室のお手入れ、どうしていますか?畳や障子など、フローリングのリビングなどよりもちょっと気を遣ったお手入れが必要になる部分が多く、面倒……なんて思っている人も多いですよね。
中でも、特にお掃除の仕方がわからない場所といえば“ふすま”。実は一度もきちんとお掃除したことがない、なんて場合も……。今回は、そんな“ふすま”のお掃除方法を紹介します。
Contents
ふすまの汚れの原因は?
ふすまは、実は思った以上に汚れが溜まりやすい場所。その汚れの原因は何なのでしょうか?
1: 手垢
洋室のドアの引き手部分が、いつの間にか手垢で汚れていた!なんて経験はありませんか?
手垢で引き手が汚れてしまうのはふすまも一緒。特にふすまは紙製であることが多く、ちょっと汚れた手で触ってしまうだけでもなかなか落としづらい汚れになってしまいます。
2: ホコリ
フローリングの部屋とは違い、和室の扉はふすまをはめるための溝があるのでホコリが溜まりやすく、放っておくと湿気などを含んでこびりついてしまうこともあります。
なんとなくふすまの開け閉めがしづらくなった、なんてことは多いですが、ホコリが溜まって開け閉めの邪魔をしていることが原因になっていることも。
3: カビ
和室を構成する畳やふすまなどは本来、吸湿性に優れている一方、放湿性も高い素材であるため、過度な湿気にさらされるということはあまりありません。しかし、近年の住宅は気密性に優れていて、保温性が高いなどのメリットがある一方で湿気を逃しづらい構造になっています。そこで、湿気を含んだふすまにカビが生えてしまうなんてことも……。
カビが広がってしまうと、ふすまの張り替えしか方法がなくなってしまうこともあるため、早めに対処しておきたいところですね。
ふすまの掃除方法は?
それでは、汚れてしまったふすまはどのようにお掃除すればいいのでしょうか?紙製であることが多くデリケートなふすまですが、身近にあるものでもお掃除できてしまいます!
1: 手垢汚れには消しゴムが効果的!
手垢の汚れは酸性であるため、他の場所だと重曹などのアルカリ性の洗剤を使ってのお掃除が効果的。しかし、紙製のふすまに水気はできるだけ避けたいところです。
そんな時に役立つのが消しゴム。白くて柔らかい消しゴムを使って、優しくこすって手垢を落としていきましょう。強くこすりすぎると、ふすまが破損する原因になってしまうので注意してくださいね。
2: ふすまのホコリ取りには輪ゴム!?
ふすまの溝に入り込んだホコリはこまめに掃除機の細いヘッドなどで吸い取ることも大切ですが、それだけでは取りきれないことも。そんな時は、ふすまの下に輪ゴムを入れて何度か開け閉めをし、輪ゴムを滑らせます。これで、ふすまの下の細かいホコリや髪の毛を輪ゴムが絡め取ってくれるのです。
それでも開け閉めがしづらい場合は、溝の部分にロウを塗り込んでおきましょう。
3: カビなどの汚れに効果的な方法は?
カビやシミなどがふすまに付着してしまった場合、紙製のふすまの場合には手垢と同じく消しゴムで優しくこすり取ります。最後に防水スプレーなどを吹きかけておくと、再度カビや汚れがついてしまうのを防ぐことができます。
ビニールクロス製などのふすまの場合は、エタノールをカビや汚れの部分に吹きかけてしっかりと乾拭きをします。この場合も最後に防水スプレーをかけることで汚れを防止できます。
こまめなお手入れでキレイなふすまに!
除湿剤を置いておくことで和室の湿気を吸い取り、カビなどの発生をできるだけ防ぐことができます。重曹は除湿もできて消臭もできる優れもの。和室のお掃除にはなかなか使いがたくとも、毎日の和室のお手入れにも活用できますね。
また、どうしても落とせない汚れが出てしまった時のために、ふすま紙を購入しておくのも手です。花型などもたくさん販売されているので、汚れが落ちない部分にペタッと貼ってしまうことで逆におしゃれで味のあるふすまに変身することも!
お掃除がしづらい場所だからこそ、日々ついてしまう汚れに気をつけて早めに対処していきましょうね。
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