エアコンの嫌なニオイの原因は? ニオイだけではない、体への怖い影響も!
夏の暑い時期や冬の寒さが厳しい時期、エアコンが大活躍してくれますよね。
しかし、久々にエアコンにスイッチを入れた瞬間に漂う嫌なニオイに悩まされている、なんて人も多いのではないでしょうか?
せっかく適温の室内でゴロゴロできると思ったら、ニオイのせいで結局換気をしなければならず、しばらくの間居心地の悪い気温のまま過ごすことになってしまうことも…。
そのエアコンから漂ういや〜なニオイの原因、一体何なのでしょうか?
今回は、エアコンの嫌なニオイの原因とその対策方法について紹介します。
Contents
エアコンの嫌なニオイの正体とは…!?
エアコンから漂う嫌なニオイの正体、それはズバリエアコン内部に発生した「カビ菌」!
実はエアコン内部はカビが繁殖しやすい環境にあるのです。
特にエアコンの冷房機能は、室内の暑い空気を吸って冷たい空気をはき出すため、内部が結露しやすく、カビが発生するには十分すぎる高い湿度になります。
さらには室内の空気を吸う際、ホコリや微粒子も一緒に吸い取ってしまうため、それらがカビが繁殖するための養分となってしまうのです。
エアコンが空気をはき出す時、一緒にはき出されるカビの胞子がこの嫌なニオイの原因だったのですね。
ニオイだけじゃない! エアコン内のカビが及ぼす影響は?
もちろん、エアコン内で繁殖したカビが及ぼす影響はニオイだけではありません。
人体にもよくない影響が起こることも少なくありません。
アレルギーの原因になることも
これまで特にアレルギーの症状がなかったという人でも、エアコンから空気中に放たれたカビの影響でアレルギーを発症してしまうことがあると言われています。
咳が出始めたり、花粉症のような鼻水やくしゃみ、目のかゆみが出たりと、いわゆるアレルギーの症状でよく聞く症状が出てしまうこともあります。
エアコンをつけた時だけ症状が出るようなら要注意!
一度発症してしまうと完治までに長い時間がかかってしまうことも!
アトピーなどの皮膚疾患の症状が悪化してしまうこともある!
もともとアレルギーを持っていたり、アトピーなどがあったりする場合は、その症状を悪化させてしまう原因にもなりかねません。
これまで皮膚疾患などがなかったのに、エアコンをつけると顔がかゆくなってしまい、皮膚科を受診したところカビの影響で顔に皮膚炎を発症したという経験がある人も。
皮膚が薄く弱い赤ちゃんのいる家庭では、特に気になりますよね。
エアコンのカビ、予防するには?
それでは、エアコン内のカビの繁殖を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか?
今回は家庭でもできる簡単な方法を含めて4つ紹介します。
1: 稼働させて最初の10分は換気も同時に行う
カビの胞子はエアコンの運転開始時に一気に空気中に排出されます。
そこで、エアコンを稼働させて最初の10分は、窓を開けるなどして換気も同時に行ないましょう。
また時間がある場合は、最初の一時間は換気をしながら暖房で30分ほど稼働させることでエアコン内部を乾燥させ、乾燥に弱いカビ菌を外に排出させることができます。
できれば30℃ほどの温度で稼働させると良いのだそう。
2: とりあえずニオイを予防するなら低い温度で!
暖かい空気の方が、ニオイの成分が空気中に蒸発しやすくなります。暖かい空間の方がなんとなく、料理のいい匂いなども鼻に届きやすい気がしますよね。
夏場などはエアコンをより低い温度に設定することでニオイを感じにくくなるのです。
27℃以下の低い温度に設定することでニオイを感じることを予防することができます。
3: 普段の掃除機がけの際にササッとフィルター掃除
エアコンの掃除が手間がかかるというイメージからか、なかなかエアコンの掃除に重い腰が上がらないという人も多いはず。
しかし、わざわざフィルターを外さずとも、前面のパネルを外して掃除機をかけるだけでもカビ繁殖の養分となるホコリや微粒子の掃除をすることができます。
柄の長い掃除機やコードレス掃除機などを使えば案外フィルターまでは手が届いてしまいます。
リビングの掃除機がけの際、週に一回はエアコンもササッと掃除機がけをするなど習慣化すると良いですね。
4: エアコン奥の掃除は業者に頼むのがおすすめ!
フィルターまでは自分で掃除ができても、エアコンの奥となると話は別。
エアコンは精密機器であるため、水気に弱い部分に水をかけてしまうなど、自分でやろうとするとエアコン故障の原因にもなりかねません。
シーズンの始まりと終わりなど、よくエアコンを使う時期の前後にハウスクリーニングなどを依頼すれば、ある程度長い期間清潔な状態でエアコンを使うことができます。
ニオイの元を取り去れば病気の予防にも!
エアコンから放たれるカビ胞子の嫌なニオイ。嗅覚的に不快になるだけではなく、人体にも良くない影響が及ぶとなると恐ろしいですよね。
小さな子どもやペットがいる家庭は特に不安になってしまいます。
しかし、普段からニオイを予防することを意識していれば、同時にカビ繁殖を抑制することができます。
温度もニオイも、快適な空間で過ごすことで自分や家族の健康も維持できるのですね。
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