追い焚き機能があるとNG?入浴剤を使う時に知っておくべき注意点
普段から入浴剤やバスソルトを入れて、入浴の時間を愉しんでいる方も多いでしょう。1日頑張ったご褒美に、雑貨屋さんなどで普段から入浴剤やバスソルトを買いためている方もいるのでは?
また、泡が出てきたり、中からおもちゃが出てきたりする子供向けのものもあります。子どもがいる家庭では、お風呂時間を家族で愉しむためのアイテムとして積極的に活用しているかもしれません。
でも、ちょっと待った!
その入浴剤やバスソルトの成分、ご家庭の風呂釜の材質によっては、風呂釜や浴槽を傷めてしまうことがあるかもしれません……!
「うちは大丈夫かな?」そんな風にちょっとでも気になった方は、ぜひ今回の記事を参考に対策をとってみてくださいね。
大理石と木製は要注意
一般的に使用されている浴槽は、洋式で深さがあまりない、ガラス繊維強化プラスチックというものです。保温性や耐久性に優れていて、価格も手ごろなため、賃貸住宅や一軒家などでよく使用されています。
こちらのタイプはそれほど影響はないですが、注意したいのが「人工大理石」や「木製(ひのきなど)」の材質を使用した浴槽。
こういった材質の浴槽は、硫黄分や塩分、鉄分を多く含む入浴剤を使うと、浴槽自体を傷めてしまう恐れがあります。また、浸透性がある材質のため、入浴剤の色素で浴槽が着色されてしまうことも。
木製のバスタブは、肌触りが良く、保温性に優れているという利点はあります。しかし、白濁成分が含まれた入浴剤は付着しやすいので、お湯がにごるタイプの入浴剤は避けたほうがベターです。
目に見えない風呂釜も危ない?
風呂釜とは、一般には、いわゆる 「追い焚き」を行ってくれる装置のことを指します。 浴槽にはっている水を沸かしてお湯にしたり、ぬるくなってしまった残り湯を再加熱することができます。お風呂に入る時間がバラバラな二人暮らしやファミリーなどに重宝されていますね。
そんな風呂釜は、浴槽とは違って目に見えない部分なので、汚れや色素沈着に気が付きにくい場所です。こちらも浴槽と同様に、入浴剤やバスソルトの成分によっては傷つけてしまうことも。
特に硫黄など温泉成分が入った入浴剤は、配管によく使われている「銅」を腐食させてしまう恐れがあります。長期間使用を続けると、配管そのものが錆びてダメになり、使用している最中に動作が停止してしまって、うまくお湯が循環しなくなってしまうことも。
ソルト(塩)が主成分の入浴剤も同様に錆の原因になる場合があり、配管のメンテナンス面から言えば使っても良い、とは言いづらいアイテムです。
風呂釜を傷めないためにできること
そもそも、入浴剤やバスソルトが風呂釜や浴槽を傷めてしまうのは、含まれている成分が中に付着してしまうことが原因です。そのため、定期的に風呂釜の掃除をすることは予防策になります。
毎日入浴剤を使用するご家庭の場合は、理想は毎月1回、風呂釜の洗浄剤を使った掃除をしたほうがよいでしょう。入浴剤を使う頻度が少ないご家庭でも、最低2~3か月に1回は清掃しましょう。
こうした洗浄剤はドラッグストアなどでも簡単に手に入れることができますよ。
極上のバスタイムのために定期的なチェックを!
1日の中で一番リラックスできるバスタイムがなくなってしまったらとても辛いですよね……。
そうならないためにも、定期的な掃除、お気に入りの入浴剤の成分確認など、できることから始めて、故障の原因を取り除いていくことが大切ですね。ぜひ参考にしてみてください!
photo/PIXTA
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