そのまま捨てちゃダメ!明細書を捨てる時の注意点
カードの支払い明細や、電気料金などの光熱費、年金や保険料の明細……。私たちの周りには、お金を支払った際に発生する「明細書」であふれています。レシートなどの類まで合わせれば、本当に様々な明細書で財布もファイルの中もいっぱいになってしまいますよね。
でも冷静になって考えると、カードや光熱費の利用明細などは、今やネットで簡単に閲覧することができます。またレシートなども、家計簿管理アプリなどを使えば、レシートを撮影しておけばそのまま数字を読み取って、支出を管理してくれるサービスなどもあります。そのため、不要な明細書は保管の必要がない場合がほとんどです。
ですが、いざ処分しようと思っても、記載されている内容によっては、処分の仕方に気を付けたほうがいいことも。今回は、そんな明細書の処分方法について、ご紹介します。
明細書を処分するときに気を付けるべきことは?
単に「捨てる」といっても、その前に確認しておきたいことがあります。それは、個人情報記載の有無です。
電話番号、住所、同居している家族などから、クレジットカードの番号や銀行口座まで。書類の内容によっては重要な情報が記載されているものもあります。日常のゴミと一緒に袋に入れた場合には、ごみ収集車の前に何者かによって収集されることがないとも限りません。
近年、アメリカや韓国ではクレジットカードなどの個人情報を不正利用・悪用されるケースが増えています。クレジットカードを利用した店でカード情報を奪われるだけでなく、家庭ごみを漁られて個人情報を奪われるケースが多いようです。
捨てる前には、一度中身を確認してからにしましょう。
明細書の処分の仕方
①スタンプ
最近では特殊なインクと文字列パターンが印字されたものをスタンプするだけで、個人情報が簡単に隠れる優れた文房具も出ています。こちらの商品は、スタンプタイプだけではなく、ローラー式のものもあるので、長さのある書類を処分する場合にも適しています。
また、こうした商品は耐水性にも優れているので、外に置きっぱなしになっていても安全に個人情報を守ってくれるんですね。
明細書以外にも、宅配で使った段ボールを処分する際に、宛名が書かれたシールを貼りっぱなしにした状態で、そのまま資源ごみ回収に出してしまうことってありませんか?
ここにも注意が必要。宅配の宛名には、名前や住所、電話番号などが記載されている場合があるからです。そんなときも、こうしたスタンプを使えば、はがす手間なく捨てることができます。とても便利ですね。
②シュレッダー
スタンプでは不安だ……という方には、シュレッダーがおすすめです。とはいえ、職場と違って、なかなかシュレッダーの機械を家庭で持つことは不便です。
でも、簡易なものであれば100円ショップでも手に入れることができるので、おすすめです。ほかにも、シュレッダー型のはさみなども販売されています。一つ一つ手で切っていく作業が発生するため、手間はかかりますが、シュレッダーをわざわざ持つのが面倒、という方にとってはいいですね。
不要な書類が出たタイミングですぐに作業をして、できるだけ明細書を溜めないように工夫をすれば、それほど苦にならないかもしれません。
個人情報の流出には気をつけて!
意外とかさばる明細書問題。できるだけ不要なダイレクトメールや明細書は、郵送を停止する手続きをすることもおすすめですよ。
明細書ひとつで、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうこともあるかもしれません。個人情報が記載された書類は、捨てる前のひと手間を惜しまないようにしてくださいね。
photo/PIXTA
この記事を読んでいる人は
こんな記事も読んでいます