台風対策は何をしたら良い?自分の身を守るために備えておくこと
夏の暑さも少しずつやわらぎ、あっという間に秋への移ろいを感じる季節になりました。
夏から秋にかけては台風が多い時期でもあります。日本の台風は年間で26個程度が発生し、月ごとに見ると発生数と上陸数はどちらも8~9月あたりが多いです。皆さんは、台風が来た時の対策はできていますか?
日ごろの備えや、いざ台風が来た時にしなければいけないこと、などをまとめました。
Contents
台風に備えて普段からできることは?
地震が多い日本では、日ごろから防災に関する意識が高い方も多いでしょう。台風がやってくると、外に出られなかったり、建物が破損したりする可能性も十分にあります。
では普段からできる台風の対策には、どのようなものがあるでしょうか。台風は予報などを見ていれば、事前に備えができる災害ですが、台風が接近してからでは間に合わないこともあります。今から出来る準備はして、危険から身を守りましょう。
家の外で行うこと
- 一軒家の方は水害に備え、側溝や排水溝の掃除を行い、水はけをよくしておきましょう。飛ばされてきた落ち葉などで排水溝が詰まり、水があふれる可能性があるためです。
- 屋根、塀、壁などは、薄くなっていたり取れかかっていたりすると、強い風で破損する可能性があります。点検、補強も台風が来る前にしておきましょう。
非常用品を備蓄する
ライフラインが途絶えたときの事を想定して、非常用品を備えましょう。非常用の食料や水、懐中電灯やライター・マッチなどの明かりも重要です。
避難場所を確認しておく
市区町村が作成している「ハザードマップ」で、普段から危険箇所はチェックしておきましょう。また、自分が実際に避難する際に集まる場所や、その経路の確認も忘れずに行いましょう。
台風がきたら何をすればよい?
台風が実際にきたら、被害をできるだけ少なくするためにも、最新の台風情報をこまめにチェックして、早めの対策を行いましょう。
家の外の台風対策
- 窓や雨戸はしっかり締めること。場合によっては外から板を打ち付けて補強をすることも大切です。
- 鉢植えやごみ箱、バケツなど、飛ばされやすいものは家の中にしまってください。地面に固定できるものがあれば随時固定しておきましょう。
- 庭に草木が植えられている場合には、枝などが折れやすいため、紐などで補強をするようにしましょう。
家の中の台風対策
- 外から物が飛んでくることも考えられるため、カーテンやブラインドは閉めておくように。より甚大な被害が予想される場合には、室内側から窓ガラスの飛散を防ぐための防護シートを貼っておくことも対策の一つです。
- 停電時に備えて、携帯ラジオや懐中電灯、非常用食品、着替えなどの防災グッズをまとめておきましょう。台風は停電が起こりやすい災害のひとつです。十分な備えを行っておきましょう。
- 水道管の破裂が原因で、一時的に水道が使えなくなる可能性もあります。お風呂に水をはっておき、万が一の場合には飲料やトイレで使用しましょう。
避難時の注意
住んでいる地域や場所によって、避難が必要になった際には、上記でまとめておいた防災グッズを持って移動しましょう。その際には、エレベーターなどの設備は使用しないように。暴風などによって送電線が切れて、停電が発生し、中に閉じ込められてしまう可能性があるためです。
また、できるだけ複数人で移動はするようにして、はぐれないように注意しましょう。近くの河川や用水路の水があふれ、洪水状態になっている可能性もあるので、様子を見に行くといった危険な行為は絶対にやめましょう。
日ごろからできることをして万が一に備えよう
なかなか台風が自分の住んでいる地域を直撃する体験というものは少ないですが、大切なのは常に「自分ごと」ができる状態になっているかどうかです。
「他人ごと」ではなく、万が一のために身の安全を守れるのは自分だけです。日ごろから準備をして、実際に起こった場合には慌てず行動できるようにしましょう。
photo/PIXTA
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