カメムシ対策には『ミント』がオススメ!誰でも簡単にできる5つの対策
「不快害虫」として嫌われるカメムシ。どこからともなくやってきてくさいニオイを撒き散らす迷惑な虫です。洗濯物にくっついてきたり、窓や網戸の隙間から室内に侵入してくるので厄介ですね。秋は、越冬場所を求めて集団で大量発生することも!
今回は、カメムシを寄せ付けないための対策とオススメの駆除方法をご紹介します。
Contents
カメムシってどんな虫?
カメムシは、真冬の越冬時期を除き、ほぼ一年中活動します。秋になると越冬場所を求めて集団で移動します。暖かい場所を好むカメムシにとって、家屋はとても過ごしやすい場所と言えます。
また、カメムシは洗濯物にくっついて嫌なニオイをつけることがあります。白など明るい色を好む習性があるので、暖かく日当たりが良い場所に干されたシーツやバスタオルなどは、カメムシにとって魅力的な日向ぼっこの場所です。
見つけたら、不用意に刺激してニオイをつけられないように注意しましょう。また、洗濯物にカメムシが産卵していることがありますので、屋内に入れないようチェックしましょう。
カメムシはなぜクサイ?
カメムシは外敵から身を守るために、ニオイを高濃度で発散します。また、警戒を呼びかけるシグナルの役割も持ち合わせているので、一匹がニオイを発すると他のカメムシはたちまち逃げ出します。
ニオイの主成分はヘキサナールとトランス-2-ヘキセナールというもので、キュウリのような青臭さが特徴です。体液が手に付くとなかなかとれないので注意しましょう。
オススメの撃退方法
屋内でカメムシを発見した場合は、なるべく驚かせないようにするのがポイント。ティッシュペーパーなどでふんわり被せて捕獲して外に逃がしたり、チラシなどに乗せてそっと外に逃がすのが良いでしょう。大量発生してしまった時は、くん煙剤が効果的です。
絶対にやってはいけないのがカメムシを驚かしてしまう駆除方法。掃除機で吸い取ったり、叩いてつぶしたりすると、その周囲や使った道具に悪臭が残ります。
スプレーの殺虫剤も効果的ですが、駆除する前にニオイを発せられることがあるので注意しましょう。
オススメの対策方法は?
雑草を刈る
カメムシの隠れ家になってしまうことがあるので、雑草はしっかり処理をしておきましょう。刈った後の草もしっかりと片づけましょう。また、春は産卵期なので、産卵場所になる葉っぱを放置しないように注意してください。
入り込める隙間をなくす
カメムシは2mmの隙間があれば、侵入できると言われています。網戸などの隙間から簡単に侵入されないように、しっかり対策しましょう。ホームセンターなどで簡単に手に入る「隙間テープ」を貼って隙間をなくすのが、最も手軽で効果的な方法ですよ。
ミントの香りで寄せ付けない
カメムシはハーブのニオイが苦手です。ハーブの中でもミントの香りは、特に効果的といわれています。ハッカ油を使って簡単に作ることができるミントスプレーは、さまざまな虫にも防虫効果を発揮するのでオススメです。
ミントスプレーは、ハッカ油10~20滴と、水90ml、無水エタノール10mlをスプレーボトルに入れて混ぜるだけで出来上がり。
窓や網戸を開けているちょっとした時間でもカメムシが浸入する可能性があります。よく開閉するドアや窓、ベランダには吊り下げる忌避剤がオススメ。天然ハーブを使ったものを選べば、赤ちゃんやペットがいるお家でも安心して使えます。
殺虫剤を使う
カメムシが大量発生してしまった時は、くん煙剤を使って徹底的に駆除しましょう。窓のサッシやエアコンのドレンホース、換気扇周辺などにはスプレー式の殺虫剤を使ってください。
子どもやペットがいて殺虫剤を使いたくない場合は、凍結スプレーがオススメ。ニオイを発する前に凍結させて駆除します。
ニオイが付いてしまった時の対処法
手に付いてしまった時
カメムシのニオイが手に付いてしまった時は、オリーブオイルを使って手を洗いましょう。油と親和性が高いので、オリーブオイルやクレンジングオイルを使うとニオイが落ちやすくなります。
服や布類に付いてしまった時
柑橘系の香りの中性洗剤で、半日程度つけ置きします。その後はいつも通りに洗濯をすればOK。
また、熱で揮発する性質を使った方法もオススメ。スチームアイロンを当てたり、天気の良い晴れた日の日光に当てるのも効果的です。
部屋にニオイが充満した時
即効性のある方法は残念ながらありません。換気をしながら柑橘系の消臭スプレーを使って、ニオイが無くなるのを待ちましょう。
カメムシの種類は多く、完全に駆除することはできません。屋内に侵入させないことが、カメムシ対策の一番のポイントです。
我が家にもこの時期たくさんのカメムシがやってきます。虫が嫌いなので、洗濯物に付いていたり部屋の中で不意に出くわすと背中がゾワゾワっとして本当にビックリします。撃退するのも怖いので、アロマでカメムシを寄せ付けない対策をして、来たる秋の大量発生シーズンに備えようと思います。
photo/PIXTA
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