えっ、自分で作れるの?おでかけが楽しくなる♪手作り虫よけスプレー
アウトドアで過ごすのがとても気持ちのいい季節になってきました。バーベキューや音楽フェスにビアガーデン、大きな公園で食事を愉しめるイベントも増えてきます。でも、そんな時に気になるのが虫。蚊などの虫に刺されると、今すぐ家に帰って薬を塗りたい……!と感じ、外で気持ちよく過ごすことに集中できなくなってしまうことはありませんか?
そんな時に手軽に持ち運べる虫よけスプレーは重宝します。しかも自作であれば、お気に入りの香りなどを調合できるので、気分も少しだけ上がりますね。子どもや、肌の弱い方にも安心して使える虫よけスプレーの作り方をご紹介します。
虫よけスプレーの作り方
普段はドラッグストアなどですでに売られている既製品をお使いの方も多いでしょう。今回は自分好みの香りにアレンジでき、さらに肌にも優しい、自宅でも簡単にできる虫よけスプレーの作り方をご紹介します。
<用意するもの>
- 50ml以上のスプレー容器
- 無水エタノール(薬局などで購入可能です)
- 精製水(市販のミネラルウォーターでもOK)
- 精油(ユーカリ・シトリオドラ、シトロネラ、レモングラス、ゼラニウム、ラベンダーなど)
<作り方>
- 無水エタノール10mlに精油5滴を混ぜる(お好みの香りをお使いください。例:ユーカリ3滴+シトロネラ2滴など)
- 1に精製水40mlを加え、よく混ぜてスプレー容器に移せば完成
完成したら、冷蔵庫で保管するようにして、1週間~2週間程度で使い切るようにしましょう。また、お部屋の中や網戸など、室内の防虫効果を上げるためにも役立ちますよ。
また、無水エタノールがなかなか調達できない時は、ホホバオイルなども使用することができます。ホホバオイルは比較的粘着性が弱く、またご家庭ですでに使用している方も多いでしょう。簡単に混ぜるだけであっという間にオリジナルの虫よけスプレーの完成です。
精油の選び方
虫よけスプレーの作り方の中に記載している『精油』。精油は虫が苦手な香りを選ぶことだけではなく、ご自身が「いい香り」と思うものを使うといいでしょう。精油の効能についてご紹介します。
①虫よけ効果を高めたい時
■シロトネラ
苦味のあるレモンのような香りが特徴的なシロトネラは、虫が嫌がる精油として有名です。デオドラント効果もあるので、虫よけスプレーだけで使いきれなかった場合には足湯に使うのもオススメです。
■レモングラス
レモングラスは、どなたも一度は香りをかいだことがあるのでは?気分を晴れやかにしてくれる、甘いレモンのような香りが特徴。虫除け効果以外にも、心を刺激してやる気を取り戻す効果があると言われています。
②リラックス効果を高めたい時
■ラベンダー
ラベンダーの香りには鎮静作用があり、ストレスで緊張した心と体をほぐしてくれると言われており、リラックスしたい時にオススメの香りです。①の虫よけ効果を高める精油と合わせてお使いいただいてもいいでしょう。
■ゼラニウム
甘いローズのような香りが特徴です。女性ホルモンの乱れによる、不安定な気持ちや気分の落ち込みを和らげてくれます。精神的にも明るくしてくれる香りです。
③気分をリフレッシュしたい時
■ペパーミント
気分を引き締めてくれる爽快な香りが特徴のペパーミントは、リフレッシュ作用があり、ストレスを和らげてくれます。仕事中に眠気を抑えたい時や、乗り物酔いの防止にもオススメ。車の中でシュッとひと吹きすれば、一石二鳥以上の役割を果たしてくれるはずです。ただし、ペパーミントは虫よけ効果は弱いので、虫よけ効果の高い精油とブレンドして使うのがいいでしょう。
自作のスプレーで気持ちを上げて、夏を乗り切ろう!
今回ご紹介した虫よけスプレー。意外と家にあるもので簡単に作ることができるということがわかりましたね。
これから夏になり、虫の活動もどんどん活性化してきます。虫刺されが怖くて室内に閉じこもってしまうくらいなら、ちょっとひと手間かけて自分が心地よくいられるような虫除けスプレーを作ってしまいましょう。そうすれば、もっとおでかけも楽しくなりますよ。ぜひ、試してみてくださいね。
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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