プロ激推し！どの家にもあるアレを掃除グッズに大変身させる方法

ホームセンターなどに行くと、様々なお掃除グッズが売られていますよね。見ていると、「あれも欲しい！これも必要かも！」と目移りするほどです。実際、家にあるお掃除グッズだけではしっかりとお掃除しきれなかったり、汚れが落ちきらないこともあり、色々なお掃除グッズを試している人も多いのではないでしょうか？

しかし、特別なグッズを購入しなくても、どこの家にもあるものでよりキレイに、上手にお掃除をできることも！そこで今回は、家事代行サービスを運営しているCaSyのお掃除キャストとして活躍し、新人研修の講師なども務める松本麻美さんに、お掃除に使える意外なアイテムをお聞きしました。どれも一見お掃除とは関係のなさそうなものばかり！一体どのように使うのでしょうか？

１: アルミホイル

アルミホイルといえば一般的にお料理の際に使用するもの、ですよね。しかし、松本さんはアルミホイルを魚焼きのグリルなどのお掃除に使用するのだそう。

「アルミホイルをくしゃくしゃっと丸めて、スポンジ代わりにしてグリルを掃除しています。魚焼きのグリルには金たわしを使う人も多いですが、金たわしよりもアルミホイルの方が柔らかく、傷がつきにくいのでオススメです」

アルミホイルを丸めることでたわし代わりになるとは驚き！掃除が終わったら、そのままゴミ箱に捨てられるのも嬉しいですね。また、魚焼きグリルを簡単にキレイにするために、事前に一手間加えるのもアリ。

「お湯に重曹を入れて、しばらくそこに魚焼きグリルをつけ置きすることで、より油汚れの落ちがよくなります。この方法は私も家でやっていますよ」

口に運ぶ食材を調理する魚焼きグリル。体に優しく油汚れに強い重曹でお掃除をし、アルミホイルでキレイにすれば安心ですね。

２: 割り箸＆キッチンペーパー

排水口掃除のために、細長いブラシを使っているという人も多いのではないでしょうか？しかし、ブラシの硬さやサイズ、持ち手の長さによってはどうも使いづらく、「失敗した〜！」なんてこともしばしば。

松本さん曰く、入口や面積の狭い排水口などの掃除には、割り箸とキッチンペーパーを使用するといいのだとか。

「キッチンペーパーを割り箸の先などにくくり付けて、それで汚れをこそげ落とす要領でお掃除すると、排水口の細かい部分までキレイになりますよ。これもアルミホイルと同じく、お掃除が終わったらそのままポイっとゴミ箱に捨てればOKです」

使い古した菜箸などであればある程度の長さがあるので、それを使うことでより奥までお掃除できるのでおすすめ！

３: 歯磨き粉

頑固な汚れにはクレンザーを使用する場合が多いですよね。しかし、登場回数がそこまで多くないため、家にクレンザーがないということも。

「ちょっとした黒ずみなどには、クレンザーの要領で歯磨き粉が使えます。クレンザーと同じく研磨剤が入っているので、水を含ませて絞った雑巾などに歯磨き粉を適量つけて汚れた箇所を優しくこするとキレイに汚れが落ちますよ。ただ、研磨剤なので、素材によっては傷がついてしまうこともあるので、あくまで優しく、様子を見ながら使うといいですね」

そう松本さんが言うように、ちょっとした汚れの場合はわざわざクレンザーを買わなくても歯磨き粉で十分対応できそうですね。どんな洗剤でもなかなか落とせなかった汚れには試してみる価値あり！ただし、くれぐれも優しく！傷がつかないようにご注意くださいね。

４: ラップ

ラップと言えば、アルミホイル以上にどこの家にでもあるキッチンアイテム。松本さんはこのラップを、より汚れをキレイに落とすためのお役立ちアイテムとして使用しているのだとか！

「カビが目立つ場所を掃除する時に、みなさん『カビキラー』などを使用すると思うのですが、スプレーした後に上からラップを貼り付ける形でフタをするんです。そのまま数分放置してからお掃除をすると、液が乾くことなく浸透してくれるので、普通にお掃除するよりもずっと汚れ落ちがよくなります」

液だれが起こらないようにキッチンペーパーやティッシュペーパーを使う方法もありますが、ラップをしっかりと貼り付けられる場所であれば、この方法の方がより効果が高そう！しかも壁などにも貼り付けられるのがメリットですね。

同じ要領で、油汚れがひどい場所に重曹水やセスキ炭酸ソーダ水とラップを使用してお掃除するのもおすすめだそう。

家の中って“お掃除アイテム”だらけ！

やっぱりプロは目の付け所が違う！一見お掃除とはまったく関係のないアイテムまでお掃除に活用してしまうのは驚きでした。

お店で見かけるちょっと変わったお掃除グッズに、便利そうなお掃除アイテム。ついつい興味を引かれますが、お掃除箇所や用途に合っているか店頭ではなかなか判断しづらいものです。興味本位で買ってみる前に、一度家の中を見渡して、お掃除に使えそうなアイテムを探してみるのも楽しいかもしれませんね。

監修：松本麻美（家事代行サービスCaSyキャスト・お掃除研修講師）

photo/PIXTA