知らなかった!美肌になれる“重曹バスボム”の超簡単な作り方
さまざまな使い方ができて、体にも環境にも優しい天然の洗剤ともいわれている重曹。私も自宅に常備しています。そんな重曹を掃除に使っている方は多いですが、実は入浴剤としても優秀だって知っていますか?
天然温泉と同じような効果が期待できる重曹入浴剤。簡単で効果抜群のバスボムを手作りして、癒しのバスタイムを過ごしましょう。
家事の味方『重曹』に、こんな使い方が!
料理や掃除、洗濯などの家事に欠かせない『重曹』。うがい薬や料理のあく抜き、消火剤、医薬品など、実は重曹はさまざまな用途に使われています。
そんな重曹で入浴剤を作ると、新陳代謝のアップ、肌を柔らかくする、消臭効果、皮脂や毛穴の汚れを取り除くなどの効果が期待できます。もちろん洗剤としての用途も期待できるので、残り湯を使ってそのまま湯船の掃除ができるのもオススメのポイント。お風呂掃除用のスポンジでジャブジャブ洗えば、それだけで浴槽がキレイになってしまいます。
自宅のお風呂が『美人の湯』に!?
重曹と同じ成分を含む重曹泉などのアルカリ性天然温泉は、『美人の湯』と呼ばれるほど美肌効果があります。そもそも弱酸性の要素を持つ人間の皮膚ですが、汗をかいたり汚れがたまると酸性の濃度が強まります。一方の重曹は弱アルカリ性の要素を持ち、酸性の汚れに効果があるもの。ですから、重曹入浴剤を使うと毛穴に詰まった皮脂を溶かすピーリング効果が生じ、これが天然温泉と同じような効果につながるのです。
また、一般的なボディソープに比べてアルカリ性が弱いので肌への刺激をおさえながらケアができ、ニキビの原因となる皮脂を取り除く効果もあるのでニキビ予防にもオススメ。
ただし、肌の状態によっては乾燥したり、ヒリヒリすることもあるので、重曹入浴剤は少量から試して自分の肌に合うかを確認してから使いましょう。また、お肌に合う場合でも、重曹入浴剤は、週に1回~2回のスペシャルケアに。入浴後の保湿をしっかりして、つるつる美肌を手にいれてくださいね。
重曹バスボムの作り方
重曹を使って作る『バスボム』は、お湯に入れるとシュワッと泡がはじける入浴剤。少ない材料でとっても簡単に作れます。小さな子どもにお手伝いしてもらうこともできるので、ぜひ試してみて。
材料 (バスボム1個)
- 重曹 100g
- クエン酸 30g
- 水 霧吹きで5回ほど
- ビニール袋 破れにくいものを1枚
この他に荒塩や香りづけのアロマオイルをお好みで入れることもできます。子ども用に小さなおもちゃを入れても楽しいですね。
作り方
- クエン酸をビニール袋に入れる
- 霧吹きで5回ほど水を吹き入れ、袋の上から揉む
- 全体がしっとりと湿った荒塩のような感じになったら重曹を入れる
- 全体が混ざるようにビニール袋を振り混ぜながら揉む
- 塩やアロマオイルなどを入れてよく混ぜる
- しっとりとしてきたら手でぎゅぎゅっと握り、形を整える
- 半日以上しっかり乾かして完成!
※作ったバスボムは乾燥材を入れて保存し、2週間を目安に使いきるようにしましょう
重曹バスボムの注意点
気軽に楽しむことができる重曹バスボム。基本的に重曹は肌に優しいものですが、肌質によって相性が悪い場合があります。皮膚の炎症など、肌にトラブルが生じている場合は使用を控えましょう。
また、敏感肌の方は重曹の分量を減らして、様子を見ながら使用してくださいね。市販されている重曹は純度の低い順に、掃除用・食用・薬用の3つに分けられています。掃除用は重曹以外の不純物が多いので、入浴剤には食用か薬用を使いましょう。
我が家の3人の子どもたちはアトピーで肌が弱く、夏や冬はかゆみで夜も眠れないことがあるほどでした。しかし、重曹入浴剤を使うようになってからは、肌のトラブルが少なくなったように感じます。私も実際に相談しましたが、ご自身や家族に肌トラブルがある場合は、主治医に相談してから試してみることをオススメします。
今まで市販のバスボムを使うと、兄弟で取り合いになってお風呂でケンカになることもしばしば……。何より、100均で購入したとしても毎回市販品を使うとなると、気になるのはそのコスト。しかし、手作りバスボムならば好みのサイズで作れるので、小さめに作ってひとり1個ずつ持って入浴できます。さらにお家にあるもので作れるので、コストもググッと抑えられますね。最後はそのままお風呂掃除までできちゃうので、時短にもつながる、我が家には欠かせないアイテムのひとつです。
photo/PIXTA
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