【検証】窓拭きに新聞紙が使えるって本当?家にある物で簡単窓掃除
今の部屋に引っ越しをして、早8ヵ月。とてもいい部屋に巡り合えたのですが、ひとつだけ残念なポイントがありました。それは、「窓が汚い!」ということ。リノベーション直後で室内はばっちりキレイだったのですが、清掃の方もさすがに窓拭きまではやってくれていなかったみたい。
そこで、できるだけ『家にあるもの』を使って、しかも『窓掃除には何が一番効果的か』を検証してみることに。
Contents
なぜ窓は汚れるのか?
窓の外側につく汚れは、風に乗って飛んでくる花粉や砂、泥や雨などで、それが窓に付着して汚れになって残ります。外だけではなく室内も、手垢やホコリ、キッチンのそばであれば油やタバコのヤニなどが汚れの原因です。目に見えない小さな汚れだからこそ、溜まって目に見えた時に初めて気づく、という方も多いでしょう(私のように……)。でも、長年溜まった汚れは、落とすのになかなか苦労します。年末の大掃除だけではなく、数ヵ月に1回のペースで窓拭き掃除をしたほうがいいのかもしれません。
窓拭きに向いている天気は、曇りか雨の日
窓拭きは、晴れの日に風を感じながらやるほうがいいのでは?と勝手に思い込んでいたのですが、実は曇りか雨の日が最適な天気なんです。湿度が高くなっているため、窓についた汚れも落ちやすくなるためです。
窓拭き掃除はセットで3ヵ所やりきる
photo/PIXTA
窓拭きをやるときは、基本的に以下の3ヵ所を掃除しましょう。
- 窓ガラス
- 網戸
- サッシ
窓拭きは意外と体力を使います。なので、「今日はこの窓、来週はこっちの窓」と、作業する日を分けて無理せず少しずつキレイにしていくと、メリハリができてよいでしょう。
窓ガラスには濡れた新聞紙がおすすめ
左が濡らした新聞紙。右が乾いた新聞紙。どちらもぐちゃぐちゃに丸めて使いましょう。
1.新聞紙で全体の汚れを落とす
さあ、それでは早速始めます。何度拭いても汚れが残ってしまうイメージのある窓拭きですが、意外にも新聞紙が役立つと聞き、使ってみることに。まずは濡れた新聞紙で窓をごしごしとこすり、全体の汚れを落としていきます。
新聞紙の繊維は強く、布よりもほつれにくいため、余計な繊維でさらに窓を汚すことがありません。さらに、新聞のインク油の成分が油分を分解して“ツヤ出し効果”を発揮し、処分も簡単。半信半疑だったのですが、予想以上に汚れは落ち、さらにまったく破れないので驚きました。
2.次は乾いた新聞紙、それから市販のスプレーを
わたしは風が適度に吹く、晴れの日に窓掃除をしてしまったためか、水跡が乾いてしまい、落とした汚れがそのまま残ってしまいました。気を取り直してもう一度濡れた新聞紙で水拭き、その後、乾いた新聞紙でこすります。汚れは思った以上に落ちたのですが、もう一歩、というところが気になったので、家にあった窓拭き用の洗剤も使いました。
3.最後に、乾いたぞうきんでピカピカに
スプレーを吹きつけた雑巾で再度磨き、乾拭きをして完成です。ベースの汚れを新聞紙でとっておいたので、仕上げもとても楽にできました。もし雑巾での窓拭きが気になる方は、マイクロファイバータオルで仕上げをすると、もっとキレイになりますよ。
網戸はこれ一択!クイックルワイパー最強説
網戸の網目にも、窓と同様の汚れがたくさんついています。網を傷つけてはいけないので、こすったりすることを躊躇する方もいるでしょう。そこでオススメなのが、クイックルワイパー。わたしは自宅にあった『立体吸着ウェットシート』を使いました。
床を掃除するのと同じ要領でシートを装着し、上下左右に動かします。それだけでこんなに汚れがとれました。
簡単でしかも、汚れが落ちる。網戸掃除の強い味方です。
最後はサッシ。激落ちくんと、100均の小ボウキで簡単に汚れが落ちる!
窓拭き3点セット。最後はサッシの掃除です。
サッシには、砂やホコリ、髪の毛などがたくさん詰まっていました。細かい箇所なので、雑巾などを入れてもなかなか取りきれません。
そこでぜひ一家にひとつ用意しておいてほしいのが、激落ちくんと、小ボウキ。
激落ちくんはいわずもがな、洗面台やキッチンなど、様々な場所の汚れ落としに役立ちますよね。小ボウキは、ひとつ家にあるだけで、玄関の砂ぼこりなどもささっととることができるため、今回も利用することに。砂ぼこりもキレイに落ち、最後は濡らした激落ちくんでフィニッシュ。使い古した歯ブラシなどがないときは、使えますよ。
最後にはこんなにキレイになりました。
簡単にできる窓拭き掃除のポイントは……
今回、初めて様々なものを活用して窓拭き掃除を行いました。わたしが導き出した窓拭きのポイントはこちらです。
- 曇りか、雨あがりの日にやること
- 新聞紙の後には、適度に窓掃除用洗剤の力を借りること
- マイクロファイバーでしっかり乾拭き
とくに風が強い日は、濡れた新聞紙で落とした汚れが乾くのが早く、てこずってしまいました。断然、晴れの日よりも曇りか雨上がりの後などがいいでしょう。また、個人的な感想としては、新聞紙だけだと心もとない印象が。磨き上げる意味でも、市販のスプレー洗剤の力を借りたほうがいいように感じました。
そして、しっかり乾拭きすること。これを怠ると、せっかくここまでやってきたことが水の泡となってしまうので、最後まで手を抜かずに、しっかり拭き上げましょう。
「どうせ雑巾で磨いて終わりでしょ?」と思われる窓掃除ですが、できるだけ皆さんにとって、効率的でより結果がいいものになるよう、色々と試してみました。新聞紙でこする作業などは、お子様と一緒にやっても楽しいかもしれませんね。
ぜひ、試してみてください!
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/CaSyジャーナル
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