ほんの一手間で大きな違いが!冷めても美味しい定番メニューの料理法
パパ、ママは仕事や様々な用事、子どもも塾や部活に習い事と、家族皆が忙しく動き回っているご家庭は多いですよね。そうなると、家族全員揃っての食事が難しいという場合も。そんな時、おかずはどうしていますか?ラップをかけて置いておくから、あとはレンジでチンして食べてねというパターンは、よくあると思います。
また、ひとり暮らしの場合でも週末にまとめて作りおきをしたおかずを、平日はレンチンして食べるという方も多いのではないかと思います。
でも、発想をちょっと変えて、冷めてもそのままで美味しく食べられるおかずを最初から作ってしまうというのはどうでしょう?これらはお弁当のおかずにも応用できるので、覚えておくと便利ですよ!
ゼラチンで冷めてもジューシーハンバーグ
でも、ここでひと工夫!
ゼラチンを入れることで、冷めてもジューシーなハンバーグを作ることができるんです。それは、美味しさのキモとなる肉汁をゼラチンがしっかりとコーティングしてくれるから。時間が経ってもその効果は消えません。
作り方はとっても簡単。
【作り方】
- ひき肉と炒めたたまねぎのみじん切りなどのハンバーグの材料をボウルでこねる
- そこにゼラチンを足して、さらにこねる
- 中火で焦げ目をつけたら、弱火にして中まで火が通るようにじっくり焼く
お弁当屋さんでも使われているアイディアなので、美味しさキープは間違いなしです。
マヨネーズで冷めてもふわふわ卵焼き
固くなるのは、加熱時のたんぱく質の結合が原因。卵にマヨネーズを加えてから焼くと、乳化された植物油と酢が加熱によるタンパク質の結合をソフトにしてくれるんです。冷めてもその効果が持続するので、時間が経ってもふわふわの卵焼きを味わえるというわけです。
【作り方】
- ボウルに卵4個を割り入れてマヨネーズ大さじ1を入れてよく混ぜる
- みりん大さじ2、しょうゆ大さじ1/2を加えてさらに混ぜる
- 卵液を少しずつ加えて、卵焼き器で巻きながら焼く
卵にマヨネーズを混ぜる時は、ダマになりやすいですが熱すると溶けるので気にしなくても大丈夫。
冷水で冷めてもサクサク天ぷら
でも、少しのコツで冷めても美味しいサクサク天ぷらにできるんです。
【サクサク衣のコツ】
- 天ぷらの衣は氷水で!……天ぷら粉に含まれるグルテンという粘り成分が冷水の効果で抑えられます
- マヨネーズ活用!……天ぷら粉に冷水を加えたら、さらにマヨネーズも少量混ぜてみましょう。衣の水分が蒸発しやすくなりカラっとした揚げ上がりに
- 衣を混ぜすぎない!……ベトベトの原因は小麦粉の粘り成分グルテン。混ぜるほどに粘りが出るので、粉っぽさが残るぐらいの混ぜ具合でも問題ないのです
え!?たったこれだけのことで衣がサクサクに!?簡単すぎるコツで驚きですよね。
下茹でで冷めても白くならないそぼろ
ひき肉は、牛でも豚でも鶏肉でも何でもOK。お好みのものをお使いください。脂肪が少な目で赤身80%以上のものが、常備菜のひき肉おかずにはおすすめです。
作り方はとっても簡単!
沸騰したお湯でひき肉をサッと茹でて、それから通常通り味付けするだけで、しっとり感がありながらもパラパラした冷めても美味しい肉そぼろになります。
いかがでしたか?どれもお家にあるものを使ったり、一手間を加えるだけのとっても簡単な方法ですよね。でも、この一手間が大きな違いを生みます。
どれも家庭の人気メニューですから、ぜひお試しください!
監修:福田信厳(家事代行サービスCaSy・お料理研修講師)
photo/PIXTA
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