子育て&共働き家庭必見!家事分担で揉めない為に大切な2つのこと
共働き家庭で起こりやすい揉め事の一つに、家事分担が挙げられます。
実は家事分担をうまく行うコツは、両者の公平感とちょっとした気配りを行うことにあります。今回は共働き家庭で揉めない為に大切な2つのポイントについてご紹介します。
■家事と育児の分担を公平化しようとしない
共働き家庭にかかわらず、家事分担に問題が出やすい原因の一つに、公平感を感じられないという気持ちの問題が挙げられます。
しかし、お互い働き人である以上、家事を完全に公平に分けることは難しいものです。家事や子育ての公平化を求め過ぎると、かえってお互いへの不信感を募らせてしまうこともありますので、家事分担を公平化しようという意識は、あまりしないことをおすすめします。
子育てや家事分担がうまく行っていない共働き家庭でよく聞かれるのが、「お互い働いているんだから、家事や子育てだって公平に分担してもらわないと困る」「こちらのほうが働いている時間が長いんだから、相手が家事をするのは当たり前」といった声です。
確かにお互い働き人である以上、どちらかに家事や子育ての負担が過度にのしかかると、一方の体調や精神衛生にも悪影響をおよぼす可能性がありますし、何より生活が成り立たなくなる可能性があります。
しかし、家事や子育てを完全に公平化できないことも、おそらく皆さんは気づいているはずです。なぜなら、お互いに公正だと感じる基準が異なるからです。
不公平感は、実際の負担よりもむしろ気持ちの問題によって生まれることが多いもの。
無理に家事や子育てを公平化しようとせず、気づいたほうが先に行う、手が空いているときは一緒に行うなど、相手の状況を見ながら臨機応変に対応しようとする気持ちを持っていたほうが、お互いに気持ちよく家事や子育てができるのではないでしょうか。
■お互いに対する感謝の気持ちを持つ
家事をしてくれない相手に対し、「皿洗いしかしてくれない」「子供と一緒に遊ぶことしかしない」と否定から入っていませんか。
人間は一度相手に不満を感じると、どうしても悪いところばかりが見えてしまうもの。しかし、少しだけ気持ちを丸くして、相手のちょっとした行動に「ありがたい」という気持ちを持つと、いいところが見え、自然と不満感が小さくなっていきます。
相手の家事や子育ての関わり方に不満が生まれた時は、見方を変えて「ありがとう」と口にする習慣をつけると、気持ちが楽になります。
例えば皿洗いしかしてくれない旦那様に対しては、まず「皿洗いだけはしてくれる」と考えてみましょう。
それを繰り返すと、「皿洗いをしてくれるということは、こちらに対しての気遣いがあるのかな」とプラスに捉えられるようになります。少しでもプラスに捉えられるようになったら、次は「いつも皿洗いありがとう」と言葉で感謝の気持ちを伝えます。
感謝されて嫌な気持ちになる人はいないはず。感謝の気持ちを述べられた旦那様は、「それなら奥さんや子供の分も」と思うかもしれません。
こうして「ありがとう」と声をかける回数を意識的に増やしていくと、自分の中の不満だけでなく、相手があなたに感じている不満も、不思議と小さくなります。相手を否定することはとても簡単ですが、太陽と北風のように、否定されると人は歩み寄ることをやめてしまいます。
相手に変わってほしいところがある場合は、まず自分の見方を変えて、相手に歩み寄ることが大切です。そのための糸口として、まずは憎らしい気持ちをちょっと端において、相手に感謝の気持ちを持つことが、家事や子育て分担への不満を減らす第一歩になるのではないでしょうか。
【おわりに】
共働き家庭にとって、家事や育児分担をきっちり行えることは理想ですが、現実はなかなかそうもいかないもの。
だからこそ、お互いを思いやる気持ちや、完全に家事や子育てを分担しようとしない意識が大切なのかもしれません。もちろんこの2つは、両者が行うべきことですが、その第一歩はまずあなたから踏み出してみてはいかがでしょうか。
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