キッチンの換気扇の油汚れ、自分で落とせる? なぜみんなプロにお願いする?
油のこびりついたキッチンの換気扇。普段見て見ぬ振りをしてしまっている、なんて人も多いはずです。
家の中でも掃除の難易度が高く、キッチンの換気扇に関してはハウスクリーニングなどを利用してプロにお願いするという人も多いはずです。
しかし、そんなキッチンの換気扇、自分で掃除する方法はないのでしょうか?
今回は、油がこびりついてしまったキッチンの換気扇の掃除方法について紹介します。
Contents
キッチンの換気扇、寿命はあるの?
一般的に換気扇の寿命は10〜15年と言われています。
10年を経過するあたりになると、うまく換気扇が作動しなくなったり、異音がしたりなど、わかりやすい不調が表れることが多くなります。
修理に数万円かかってしまうことも多いため、もしその時点で油汚れが気になっている場合は、換気扇を交換するという方法をとったほうが無難かもしれません。
交換する場合はもちろん、プロにお願いしたほうが安心です。
キッチンの換気扇掃除、なぜみんなプロにお願いするの?
一般的にキッチンの換気扇に関してはプロにお願いして掃除してもらう、という人が多いのではないでしょうか?
その理由は、キッチンの換気扇は他の箇所に比べて掃除の難易度が高いということが挙げられます。
まず高い場所から自分で換気扇を取り外さねばならず、背の高い男性であっても自分で行うのはなかなか難しいでしょう。妊娠中の女性などは特に体に負担がかかります。
また、最近はプロペラファンの換気扇ではなく、ダクトから排気するシロッコファンの換気扇が多くなっており、より自分自身で掃除する難易度が高くなります。
自分で掃除したい! そんな時は?
でも換気扇の油汚れが気になる! 自分で掃除したい! そんな時はどうしたら良いのでしょうか?
今回はそのポイントについて紹介します。
1: 換気扇掃除は夏場に行うのが◎!
自分でキッチンの換気扇を掃除するのであれば、夏場に行うのがおすすめです。
というのも、キッチンの換気扇は油がこびりついてしまっていることが多いため、少しでも効果的に掃除するには、気温が高く油汚れがゆるむタイミングでの掃除が◎。
冬場はどうしても気温が低く、油が固まってしまうため掃除の労力が倍になってしまいます。
2: 一度に行わず数回に分けて掃除する
換気扇の外側、フィルター、ファンなど、多くの箇所があるキッチンの換気扇。
一度に完璧に行おうとするとかなりの労力になります。そんな時はまず換気扇の外側から、などその時々に掃除する箇所を決めて数回に分けて掃除を行うと良いでしょう。
ファンやフィルターの取り外しの際は、必ず電源を抜いておくようにしましょう。
3: レンジフード外側は重曹や中性洗剤を使おう
まず手軽にできるのが換気扇のレンジフードの外側の掃除です。普段使っている中性洗剤などを使って油汚れを拭き取っていきましょう。
また、油汚れは酸性であるため、酸性の汚れを溶解してくれるアルカリ性の重曹や苛性ソーダも効果的です。
100mlの水に小さじ1杯程度を溶かし入れて、雑巾に染み込ませて油汚れを優しく拭き取っていきましょう。
4: フィルターは重曹のつけ置き洗い!
特に油の汚れが気になるフィルターは重曹でのつけ置き洗いがおすすめです。
まず、フィルターを水などに濡らさず必ず乾いた状態で作業します。フィルターを平らな場所に置き、上から重曹を粉のままたっぷり振りかけます。
このまま、2〜3時間放置します。
そのあと、歯ブラシなどで擦り洗いすると、黄色い油汚れがどんどん出てくるのです。
最後にぬるま湯で洗い流し、しっかりと乾燥させて完了です。
5: ファン掃除にはポリ袋を使おう
ファンの掃除に関してもつけ置き洗いが効果的ですが、どうしても形が複雑であるため、なかなか重曹を振りかけて放置、ということが難しいですよね。
そんな時はポリ袋を利用しましょう。
二重にしたポリ袋にファンを入れ、それが浸かるくらいの45〜50℃程度のお湯を入れます。
その中に、重曹であれば計量カップに半分程度、油汚れ用洗剤であれば20回程度プッシュして口を固く縛ります。
そのまま20分程度放置したあと、スポンジなどで汚れを優しく擦り落とします。そのあとはしっかりとお湯で軽く絞った雑巾で拭き取り乾燥させます。
この方法はシロッコファン、プロペラファン、どちらのタイプにも使えます。また、フィルターが複雑な形をしている場合にも使える方法です。
難易度の高い箇所はプロに任せてもOK
自分でキッチンの油汚れがこびりついて換気扇を掃除できたら、達成感はかなりのもの。
しかし、やはり高い場所にあるため、素人が行うには危険が伴いますし、時間もかかります。
手早くスッキリさせたい! と思うのであれば、やはりプロの手を借りるのも手です。
普段なかなか掃除の頻度が高い場所ではないため、プロの手で掃除されたピカピカの換気扇に感激できるはずですよ。
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