これだけでいいの!?お料理ライフを楽しくシンプルにする3つのコツ
食事は毎日のことですよね。朝食は決まったメニュー、昼食は外食だったとしても、夕食は手作りという方が多いのではないかと思います。「今日の献立は何にしよう」というのは日々の悩みです。
洗濯は全自動洗濯機ならばボタンを押すだけで乾燥までやってくれますし、お掃除はルンバなどのロボット掃除機に任せることができますが、お料理だけは別。ボタンを押しただけでは食事は出来上がりません。その点で料理は、家事の中でも他のものとは異なりますね。
しかし、食事は言わずもがなとても大切なもの。何も考えずに好きなものを好きなだけ食べるような食事をしていると、生活習慣病などに繋がる恐れもあります。だからといって多くの品数を作ったり、手の込んだものを作るのも大変です。そこで今回は、毎日の料理の負担を減らす方法をご紹介しちゃいます!
1.食材を増やしすぎない
例えばカレー。基本はニンジン、玉ねぎ、じゃがいもという3つの野菜に肉かシーフードを入れるのが一般的です。しかし、栄養を考えてあれもこれも入れようとすると、味が決まらなかったり、香りが強すぎたりすることがあるので、材料を増やさないのは料理の手間をシンプルにするコツ。切ったり下ゆでしたりの下処理をする時間も短縮できます。
また、汎用性の高い食材を冷蔵庫にストックするようにすると、買い物も楽になりますし、使い切れずに食材をムダにすることもなくなります。例えば、野菜ならニンジン、玉ねぎ、じゃがいもは常備しておくとカレーだけではなく、シチューやハヤシライス、炒め物やお味噌汁にも使えます。お肉は鶏肉を一口大に切った状態で冷凍保存がオススメ。カレー、シチューに入れてもOKですし、そのまま味付けをして焼いたり、親子丼にすることも可能です。
2.調理道具は必要な分だけを持つ
煮物にはこのお鍋、オシャレと話題のスキレットに、炊飯用の土鍋……知らないうちにどんどん増えてしまう調理道具。しかし、キッチンにも少し隙間があったほうが、必要なものが探しやすくなります。物を探すことに時間をとられて疲れてしまうのなら、いっそのこと物を減らしましょう。4人家族でもフライパン1つ、お鍋大、小がそれぞれ1つずつあれば事足ります。
時短を考えるなら圧力鍋、フライヤーをプラスするのがオススメです。
調理器具も同じく、便利そうという理由で目新しいものを購入しても、あまり使わないというのはよくありますよね。様々な食材別のカッターなども売られていますが、実は調理バサミを2本持っていればOK。1本は袋などを切る専用に、もう1本は食材を切る専用にと使い分けができるので、包丁の代わりにもなって便利ですよ。
3.シンプルな調味料を充実させる
冷蔵庫を開けると、ドレッシングやソースなどの調味料がかなりの場所を占めている……ということはありませんか?和風、フレンチ、シーザーに新作が出るたびに買ってしまうドレッシングは本当に必要でしょうか?また、ラー油や味噌など、外出先で目新しい調味料を見つけると買ってしまうという方も多いことでしょう。でも結局、最初だけ使ってそのまま冷蔵庫に入れっぱなしになってはいませんか?
本当に必要なのは、シンプルな調味料。オーリブオイル、塩、コショウ、しょう油、ごま油、マヨネーズ、酢などがあれば、自家製ドレッシングが作れてしまいます。
ラー油や味噌も同じ。シンプルな調味料を混ぜ合わせれば、素材に合わせた調味料を必要な分だけ作ることができてしまいます。
たくさんの調味料を購入せずにシンプルな調味料を揃える方が、身体にもお財布にも優しいですよね。さらにこの基本の調味料を使う頻度が高くなるので、新鮮な状態で使いきることもできます。
いかがでしたか?お料理は毎日のことですから、ストレスを感じずにいたいですよね。献立が思い浮かばない日はテイクアウトやデパ地下に頼る日があってもいいですし、外食を楽しみのひとつに取り入れることももちろんアリです。
しかし、お家でお料理をする時は、できるだけシンプルに、時間をかけず、楽にできることが重要です。そのためにご紹介した3つのコツを是非とも実践してみてください。食事の準備に時間がかからなくなり、食卓を囲む時間を増やすことができますよ。
監修:福田信厳(家事代行サービスCaSy・お料理研修講師)
photo/PIXTA
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