手洗い&洗顔だけじゃない!?余りがちな固形石鹸の意外な使い道とは?
海外のお土産などでも人気の高い固形石鹸。香りがついていたり可愛らしい形になっていたりと、飾っておきたくなるようなものも多いですよね。しかし、洗面所での手洗いは泡や液体のハンドソープを使っているし、洗顔には洗顔料、体を洗うのにはボディソープと、専用のものを使っていることが多いですよね。
そうなると、固形石鹸って実際は使い道がなくて余りがちなアイテムになったりしませんか?中には、固形石鹸なんて、そもそもどう使ったらいいかわからない!という方もいるかもしれません。
今回は固形石鹸を上手に利用する方法を紹介します。実は、多くの場面で活躍してくれる優秀アイテムなのです!
Contents
固形石鹸で衣服の汚れ落とし
アルカリ成分の固形石鹸は、酸性の汚れである皮脂や油汚れに効果てきめん!シャツの首回りや、子どもの食べこぼし汚れの部分洗いに使えます。
使い方はとっても簡単!
まず、洗濯桶などに水を張り、洋服を浸します。
汚れが気になる部分に固形石鹸をこすり付けて、もみ洗いしましょう。この時、洗濯板などがあるとより楽に汚れ落としができますよ。100均ショップで手のひらサイズの洗濯板が売られていますので、そういうアイテムを上手く使えばさらに簡単に。
汚れが落ちたら洗濯桶の水でしっかりとすすぎ、あとは通常通りに洗濯機で洗うだけ!
同じ要領で靴の洗濯にも使うことができます。靴の場合は洗濯機にかけずとも固形石鹸とブラシでこすり洗いするだけでもOKです。その場合、すすぎはしっかりと行なってくださいね。
食器洗いには純石鹸を使おう
固形石鹸には純石鹸と化学石鹸の2種類があります。
化学石鹸は香料などが多く入っていることがあり、また、化学物質の含有量が多いことから、口に入るお料理を乗せる食器を洗うのにはあまりおすすめできません。
食器洗いにおすすめなのは、純石鹸。純石鹸は、脂肪酸ナトリウムと脂肪酸カリウムによってできているものです。洗剤に比べて手肌に優しいので、肌が弱かったり、手荒れが気になる方は、食器洗いに純石鹸を使ってみるのもアリかもしてません。
使い方は簡単。純石鹸をスポンジにこすりつけ、泡立てたらいつもと同じように食器洗いをするだけ。毎日使うものなので、手肌に優しいものに変えてみてはいかがでしょうか。
石鹸で香り袋や芳香剤も手作りできちゃう
固形石鹸は汚れ落としだけではなく、芳香剤や香り袋としても利用できます。これはとくに、お土産でいただいた固形石鹸の使い道として有効。成分表示などが明記されていなくてわからないものは、その香りだけ堪能しちゃいましょう。
1: ポンっと置いておくだけ
香りがよく形も可愛い石鹸は、封を開けてリビングなどに置いておくだけでふんわりと香る芳香剤になってくれます。強い香りが苦手、という人にはぴったり。
タンスやクローゼットに入れておくと、衣服にふわっと石鹸の香りをまとわせることもできます。その場合、衣服が石鹸で汚れないようガーゼなどに包んで入れるようにしましょう。
2: 香り袋はプレゼントにもぴったり
固形石鹸をカッターなどで細かく削り、お茶用のティーバッグや麻袋に入れるだけで、おしゃれな香り袋の出来上がりです。袋の口をレースなどのリボンで結べば、ちょっとしたギフトとしても喜ばれます。しっかりと香るよう、袋は目の細かすぎないものを選びましょう。
香り袋もそのまま固形石鹸を置いておくのと同じように、お部屋に置いておくだけで優しい香りが漂い、おしゃれなインテリアとして活躍してくれます。
小さくなった石鹸はレンジでチン?
お洗濯や食器洗い、手洗いなどで使って小さくなってしまった固形石鹸、どうにも使いづらいですよね。捨てるのももったいないし、かといって新しい石鹸にくっつけるのはちょっとカッコ悪い……。
そんな時は固形石鹸を耐熱皿に乗せて、500Wの電子レンジで30秒程度チンしてみましょう。モコモコと膨らんで体積が膨らむので、使いやすくなります。ただ、焦げてしまったり爆発してしまったりしないよう、加熱している際は電子レンジから目を離さないように注意してくださいね。
余らせたらもったいない!使い道は無限大
一見、使い道がわからず困ってしまいがちな固形石鹸。実は洗濯にも食器洗いにも、芳香剤としても使える万能アイテムなのです。
引き出しの中に眠っているお土産の石鹸はありませんか?この機会に、様々な場面でフル活用してみましょう。
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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