「家事はしっかりやらなきゃ」と決別!外国人に学ぶシンプル家事
毎日、仕事に育児に家事に忙殺され、なかなか自分の時間が持てない……そんな人は多いはず。とくに日本人は「家事をしっかりやらなくちゃ」という意識が強いようです。これは女性にだけ言えることではなく、「家事分担をするからには」と意気込んでしまう男性も少なからず存在しています。
そんな日本人の考え、海外の人たちにとっては少々息苦しいものに感じられるよう。もちろん、家事をしっかりこなすのは素晴らしいこと。でも毎日その意識で暮らしていては精神的に疲労してしまいます。そこで今回は、外国人に学ぶシンプル家事を紹介します。
外国人の家事に対する意識は?
日本では「家事は女性がやるもの」というイメージがまだまだ根強いですが、外国では多くが家庭内で家事分担を行なっているパターンが多く、欧米ではその傾向が顕著。とくに、共働きの割合が8割を超えるフィンランドにおいては家庭内で家事分担をする意識が強いようです。
家事分担と一言で言っても、かっちりとその分担を決めるのではなく、『得意な方が、手が空いている時に行う』というもの。料理もごく簡単に、出来合いのものを買ってくるなどということも多いのだそう。そもそもの意識として「家事はきっちりやるべきもの」という意識が日本人に比べて低いのがその特徴です。
不必要だと思うことはしない!ラクラク洗濯術
洗濯物をしっかり畳んで、クローゼットにしまって……洗濯は洗濯そのものよりもその後の畳みの作業が地味に面倒なものです。しかし、下着などはシワになることも少なく畳まなくてもOKなものがほとんど。そんな時は、洗い終わった下着類はカゴなどに入れてそのまま部屋に置く、クローゼットに置いておくという方法も。こうするだけで洗濯の手間が省けます。実際にフィンランドではこの方法を実践している家庭も多いのだそう。
また、洗濯の回数を減らすため、Tシャツなどの衣服は多めに購入しておくというのも手ですね。
朝食は作らず並べるだけ!
いわゆる日本の朝ごはんのメニューといって多くの人がイメージするのが、ご飯、お味噌汁、納豆に焼き魚に……といったところではないでしょうか?しかし、朝の忙しい時間帯、お味噌汁ひとつ作るのもなかなかの労力ですよね。
ドイツなどでは、パン、バター、ジャムなどを冷蔵庫から取り出して並べるだけ。野菜をチャチャっと切って、あとはハムやバターをテーブルに並べ、家族各々がパンをトーストして野菜などを乗せてサンドイッチにして食べる、という国もあるようです。基本的に火を使わずに朝食を準備するのですね。『ただ食卓に並べるだけ』であれば、朝の時間帯もイライラせずに済みそうです。
でもやっぱり和食が食べたい!そんな人は、お味噌汁をインスタントにするなどの工夫をするだけで、朝食の準備がグッと楽になります。
掃除の回数を見直してみよう
毎日のように掃除機をかけている、という人は少なくないはず。とくにペットを飼っている家では掃除機がけの回数は多くなります。しかし、靴を脱いで家の中に上がる日本においては、室内の汚れはそこまで溜まらないもの。掃除機がけが負担になるようであれば、その回数を見直してみましょう。
日本と同じように家の中で靴を脱ぐ習慣のあるフィンランドなどでは、掃除は2週間に1回、ペットのいる家でも週に1回というパターンも多いようです。
電化製品に頼るのもアリ!
多くの家電メーカーがしのぎを削る日本において、それを享受しないなんてもったいない!今は乾燥機付き洗濯機、ロボット型掃除機、食洗機など日々の家事を楽にしてくれる家電が多く登場しています。購入の際には「思ったより高いな……」と思うことが多いですが、買って後悔したという人をほとんど聞いたことがありません。一度買ってしまえば、家族全員を助けてくれる存在になりますね。
とくにペットを飼っている家庭でのロボット型掃除機の購入はオススメです。ロボット型掃除機を動かすために床にものを置かなくなるので、毎日の片付けも楽になりますよ。
たまには家族で家事を休んでみよう
「家事はしっかりやらないと……」その気持ちを持っているだけで、きちんとできていない自分を責めてしまうなど、精神的に窮屈になってしまうものです。たまにはそんな考えを捨てて、家族全員で家事をお休みしてみましょう。もちろん、家事代行などのサービスを利用して、家事をアウトソースするのも手ですね。
外国人に学ぶシンプル家事術、早速、今日から実践してみませんか?
photo/PIXTA
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