また食べてる…だからこそ、雑菌だらけ!?子どものオモチャの洗い方
「あぁ!また口に入れてる……」
赤ちゃんはもちろん、まだ小さな子どもはオモチャをなめたりかじったりすることも多いですよね。そんな湿ったままのオモチャをお手入れせずに使い続けると、雑菌が繁殖して菌の温床になってしまいます。
定期的に洗って清潔に保てるよう、素材ごとに安心して洗える方法をご紹介しましょう。
Contents
1.ぬいぐるみ
ぬいぐるみは、ホコリやダニの温床になりやすく、喘息やアレルギーの原因になることも。しかし、雑に洗ってしまうと、型崩れや色落ちすることもあるので丁寧に洗いましょう。
洗えるぬいぐるみ
- 洗濯洗剤を溶かしたお湯で優しく押し洗いをする。
- 洗剤が残っているとカビやニオイの原因になるので、洗った後は洗剤をよくすすぐ。
- 手で優しく押して水を絞ったら、タオルで水気を拭きとる。洗濯機を使って脱水する場合は1分を目安に。脱水しすぎると型崩れの原因になります。
- 色落ちの原因になるので風通しのよい日陰で、しっかり乾くまで陰干しする。
大きなものや電池の入ったぬいぐるみ
- 固く絞ったタオルで汚れを拭きとる。
- ダニが気になる場合は、黒いゴミ袋に入れて日の当たる場所に数時間置いた後、掃除機でぬいぐるみ全体を吸う。
除菌スプレーなどを使用しても簡単にお手入れができます。
2.プラスチックのオモチャ
赤ちゃんが使うガラガラやブロックなど、子どものオモチャに多いプラスチック製。ひとつひとつ除菌シートで拭くのは大変なので、まとめて洗ってしまいましょう。
おままごとセット
食べ物を模しているものもあるので、口に入れがちなオモチャの筆頭。中でも汚れのひどいものは、食器用洗剤とスポンジを使って洗いましょう。
食器を洗うように洗い、洗剤が残らないようきちんと洗い流したら、しっかりと乾かすのがポイント。
ガラガラやラッパ
乳児が使うことの多いガラガラは汚れが気になりますよね。普段はざっと除菌シートで拭きとればいいのですが、それでもとれない細かい部分の汚れは、洗って落としましょう。この場合、哺乳瓶を除菌する洗浄剤を使えば、すすぐ必要がないので簡単です。指定量の洗浄液に浸して除菌し、乾燥させれば完了。
ブロック
レゴやソフトブロックは、洗濯機を活用して簡単に洗えちゃうのです!
まず、ブロックとタオルを洗濯ネットに入れ、洗剤とともに洗濯機に入れます。この時、ブロック同士がぶつかって「ガラガラ」と音がするのが気になる場合は、バスタオルなどを一緒に洗うといいでしょう。洗濯機の弱モードで洗い、風通しのいい場所で乾かします。
洗濯機を使いたくない場合は、重曹を溶かしたぬるま湯で手洗いしてもOKです。
3.木のオモチャ
使うほどにぬくもりが増し、愛着がもてるところが魅力の木のオモチャ。しかし、素材が素材だけに湿気が天敵なので、普段からしっかり乾燥させることを心がけて、大切に使いましょう。
無垢材など加工されていない木のオモチャ
布で乾拭きすれば十分汚れはとれますが、汚れがひどい時は酢を入れたお湯を使って拭きましょう。
カビてしまった時は、粗目の紙やすりでカビを削った後、細目のもので仕上げれば安全です。
塗装済の木のオモチャ
塗装してあるとカビが生えにくいので、乾いた布で汚れを拭きとればOK。それでも汚れが目立つ時は、酢を薄めたものや糖分が入っていない炭酸水を使ってみましょう。炭酸水は、炭酸が抜けても殺菌効果はそのまま残るので、飲み残しを使っても効果が期待できるのでオススメです。
濡らした布で拭く場合は、直射日光を避けた日陰でよく乾燥させてください。
オモチャを洗う時に注意したいこと
除菌スプレーや除菌シートは手軽で便利ですが、赤ちゃんがいるご家庭ではノンアルコールのものを選びましょう。アルコールがアレルゲンの原因になる場合があるので気を付けて。
食器用洗剤や住宅用洗剤には界面活性剤などの化学薬品が含まれています。洗剤を使用する場合は、必ずしっかりと洗剤を洗い流すか拭きとるようにしましょう。
どのオモチャをお手入れする場合も、洗剤はよくすすいでしっかりと乾燥させることがポイントです。
おすすめグッズ
- 重曹
洗剤の代わりに使える、万能なお掃除アイテム。重曹を水で薄めてオモチャを拭いたり、布製のオモチャの洗濯洗剤としても使えます。
- 除菌スプレー
いろいろな種類の除菌スプレーが市販されていますが、成分表示をきちんと確認して、安全性の高い除菌スプレーを選びましょう。
子どもは、ある程度の細菌や雑菌を体内に入れることで免疫をつけているそう。ですから、完璧に除菌する必要はないので、あまり神経質になりすぎず、楽しくお手入れをしてくださいね。
簡単なオモチャのお手入れなら、子どもと一緒にやってみるのもオススメ。兄弟がいる場合は、下の子のオモチャのお手入れを頼むと、張り切ってお手伝いしてくれますよ。そうして一緒にお手入れをすることで、オモチャを大切にする心も育てましょう。
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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