育児バトルだけは避けたい!祖父母との意見の食い違い対処法
育児をめぐり、祖父母との意見の食い違いに対して、「何かよい対処法はないかしら?」とお悩みの方は、たくさんいらっしゃることでしょう。ほぼ全員といっても過言ではないくらい、子育て世代にこの手の悩みはつきません。というわけで、今回は、すぐに実践できる対処法についてお届けしたいと思います。
■まずはその前に原因を把握しておきましょう
そもそも育児に関して祖父母と意見が食い違ってしまうのは、今と昔では育児に対する捉え方が大幅に変わってきているということが大きな原因の一つになっているようです。
昔なら、常識とされていた意見が、今ではまったくの非常識とされていたり、逆に、今は常識だと考えられていることが、昔なら理解に苦しむくらい非常識になっている場合も少なくありません。
例えば、その顕著な例が「抱き癖」です。昔は、赤ちゃんが泣いても「抱き癖」がつくからと放っておくのが常識とされていました。これは「必要以上に子供を甘やかすと子供のためにならない」という意見から来ているようです。
しかし、今は、赤ちゃんとのスキンシップを最優先し、「なるべくたくさん抱っこして親子のコミュニケーションをとるべき」という意見が浸透しています。
こんなにも開きがあるのですから、まともにとりあっていては、育児バトルは避けられませんよね。「食い違って当たり前」ということを大前提にした上で、これからご紹介する対処法をぜひお試しになってみてください。
【1】ひとまず受け入れる
祖父母の物言いに、たとえ、カチンと来てしまった場合でも、ひとまず祖父母の意見を受け入れる(あるいは受け入れたふりをする)という方法も、要らぬ波風を立てないための対処法となります。ずいぶんと消極的な対処法に思えるかもしれませんが、意外と効果が実感できる対処法として、これまでに多くの先輩パパママも実践されてきたようです。(その場で受け入れるだけで実践するかどうかはまた別の話だと考えてくださいね。)
【2】伝え方を工夫してみる
とはいえ、どうしても譲れないってことも確かにありますよね。その場合は、無理に我慢せずに伝えた方がすっきりします。ただし、伝え方には注意が必要で、反論にならないように。自分の思っていることをそのままストレートに伝えると、往々にして反論になってしまう心配も。「育児のスペシャリストが云ったことにする」という方法が効果的です。
例えば、小児科の先生や育児教育の評論家などの意見ということにして伝えると、摩擦も生じず、祖父母の方々にも納得してもらいやすいですよ。
【3】ジャッジせずに考え方に柔軟性を持たせる
元はといえば、「自分の育児の意見の方が正しい」 という固執した考えを持っているから、祖父母の意見と食い違ってしまうわけですよね。「確かにそういう意見も一理あるかも」そんなふうに柔軟な考え方に変えてみると、案外、すんなりと受け入れられることも増えてくるものです。
【おしまいに】
時代とともに育児に対する意見は移り変わっていくものです。しかし、いつの時代も変わらないのは、我が子への親の愛情です。祖父母の方々も、我が子と我が孫への愛あればこそ、ついつい口を挟みたくなってしまうのでしょう。そのへんの気持ちも理解してあげて、歩み寄れるところは歩みよって、互いに協力し合い、お子さんにとって最善の育児を目指してくださいね。
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