「そこにお絵かきしないでー!」子供が汚した壁紙やクロスの掃除にも重曹が使える!?
気がつくと、手アカやお料理の油ハネなどで汚れが溜まってしまっている壁紙やクロス。豪快に汚れがついてしまったらその場で拭き取り掃除をすることが多いと思いますが、日常のお掃除ではなかなか目に付きづらい場所です。大掃除の際にしかタッチしない、という人も多いかもしれません。
今回は、重曹を使って壁紙やクロスのお掃除をする方法を紹介します。
重曹が壁紙やクロスのお掃除に効果的な理由
料理などにも使用されることから、手に触れても安全な重曹はお掃除でも大活躍。しかし、重曹がこれほどお掃除で重宝される理由をご存知ですか?
家庭の中で出る汚れの多くは、酸性かアルカリ性の汚れです。例えばトイレにこびりつく尿石や水アカ汚れはアルカリ性、それに対して手アカなどの皮脂の汚れは酸性になります。これらを落とすには、汚れとは反対の性質を持った洗剤を使うことが重要。汚れの成分を分解し、スッキリと落としてくれるのです。
重曹はアルカリ性の性質を持っているため、手アカなどの酸性の汚れがつきやすい壁紙やクロスの汚れに効果てきめん!安全に使えることから汚れ落ちを懸念してしまいますが、酸性の汚れに対しては洗浄力が非常に高い優れものです。
重曹を使ったお掃除方法
それでは実際に、重曹を使用したお掃除はどのような方法があるのでしょうか?汚れの種類別にそれぞれのお掃除方法を紹介します。
1: 手アカの汚れ
手アカ汚れは重曹スプレーでお掃除しましょう。
①水100mlに対して重曹小さじ1を入れ、よく混ぜる。
②この重曹水をスプレーに入れたら準備完了!
③スプレーを汚れに吹きかけ、数分放置する。
④その後は水拭きをして、乾拭きをすればOK!
壁紙やクロスは水分に弱いので、乾拭きは忘れずに行いましょう。
2: クレヨンなどの汚れ
子どものいる家庭などでは、クロスにお絵かきされてしまった!なんてことは日常茶飯事。クレヨンやボールペンなどがついてしまった汚れは、重曹スプレーでお掃除する前の一工夫が重要。
①消しゴムで汚れを擦りとる。この時、あまり強くこすってしまうと壁紙やクロスを傷めてしまうので注意が必要です。
②手アカの汚れと同じステップで作った重曹スプレーを吹きかけ、優しく水拭き・乾拭きをして完了。
3: 油汚れには湿布法がおすすめ
キッチンの油汚れは、スプレーで拭きとっただけではなかなか落ちないしつこい汚れになってしまうこともしばしば。そんな時はキッチンペーパーを使った湿布法がおすすめです。
①重曹スプレーで重曹水を染み込ませたキッチンペーパーを油汚れが気になる部分に貼り付け、その上からラップでフタをする。
②10分程度おいたら、しっかりと水拭きして、乾拭きを行う。
③これでもなかなか落ちない!という場合は、重曹に水を加えてペースト状にしたものを油汚れの上に薄く塗りこみ、ラップでフタをする。
④その後は水拭き、乾拭きをする。
しつこい油汚れもこれでスッキリ!
重曹があれば、家中のお掃除に対応できちゃう!
家の中のあらゆる場所を安全にお掃除できる重曹。傷みやすい壁紙やクロスにも安心して使えるのが嬉しいですね。
お掃除の必需品である重曹を常備しておけば、キッチンやリビングの汚れに気が付いた時にササッと拭き掃除ができちゃいます。重曹水は100mlずつ作って、できるだけ使い切るようにするのがおすすめですよ。
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